迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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特別編第二話


機械の復活

午前6:00。それは基本的に昨夜に大きな作業をしていない限り、普段から変わらない戦兎の起床時間である。だがしかし、今朝は目が覚めなかったのだ。

 

『フフフ、ようやくです。ようやくここまできました』

 

戦兎のデバイスであるミカは戦兎を起こさないように静かに人型になると戦兎の睡眠を邪魔しないように小さな結界を展開する。結界展開は魔力を持つ者にはバレてしまうものなのだが、ここは戦兎の家、本人の部屋である。誰もがそのこと(結界展開)に疑問を持つことはないのだ。

 

「これで、マスター(先生)が私と同じ様に...」

 

展開した魔法陣に戦兎が吸い込まれてゆく。ミカの目的である『戦兎をデバイスにして、一生を添い遂げる』が達成したかに思われた。

 

ここまでして失敗した事に気が付かなければ。

 

 

『...ねぇ、何してるの?』

 

「っ!?、蘇ったとでも、言うのですか」

 

 

魔法陣を通り抜けデバイスと化した戦兎が現れるはずが、そこには何故か(・・・)幼女と真っ黒なビルドフォンが現れたのだ。更には、ミカにとっては聞き覚えのある声がそのデバイスから聞こえてきたのだ。

 

『戦兎は、私のモノだ。誰にも渡さない」

 

「っ」

 

ミカはデバイスから姿を変えていく彼女(・・)へと両手を構えた。勿論魔法陣を展開しながら。

 

剣をミカと幼女の間、ベッドに突き刺した少女は、ハイライトが消滅した目をミカへと向ける。

 

()は、戦兎だけ居ればそれだけでいい。邪魔するな」

 

 

 

「貴方が相手だろうと、今は唯のデバイス。マスター(先生)の弟子である私に勝てない訳じゃない」

 

 

「なら、やってみるか?」

 

今にも結界を破壊し、戦兎以外を破壊するまで止まらないという雰囲気を醸し出す少女とミカは互いに一歩も譲らない。

 

だが、その決着はあっけなく付いた。

 

 

「う、うぅうん...」

 

 

「...戦兎が目覚める。お前は気に食わないが、任せる」

 

少女はベッドから剣を引き抜くと魔法陣を展開し、その中へと吸い込まれてゆく。

 

 

「だが忘れるな。()は何時でもお前を消せる」

 

彼女の姿は消え、その場には黒いビルドフォンが残る。ミカはそれに触れることなくベッドに魔法をかけ修復し、目覚めるであろう戦兎の幼女化についてどう言い訳をしようか悩んでいた。

 

 

「な、なんじゃこりゃあぁああああああ!!!!!!!!!!!」

 

 

ミッドチルダの郊外に広がる住宅地に幼女の声が響いた。

 

 

この後、はやてにその姿を見られた戦兎は抵抗虚しく捕獲され、大変可愛いがられたのだった。




もうお分かりでしょうがこの世界、様々なIFの世界観が混ざり合っています。

結果、あの方がデバイスとして復活した上、主人公は以前女装時になった幼女へと変貌してしまいました。


ま、本編と関係ないから、良いか
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