迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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アナザービルド・ハザード

その見た目は、ハザードフォームとアナザービルドを混ぜ合わせたもの。

自我は無く、オリジナルと同じ様に視界に入る全ての生物を破壊するまで止まらない。

大きな音などに敏感で、優先的に攻撃する。


9.DECIDE・ZIーO・2019 前編

「待たせたね、我が魔王」

 

「遅いよ、ウォズ。それよりアレ(・・)は完成した?」

 

本を持った青年は、ミッドチルダのビルの上で『我が魔王』と読んでいる青年にあるウオッチを渡す。

 

「うん、これで別世界のジオウには帰ってもらえそうだ。ありがとう」

 

「礼には及ばないよ。こちらも、歴史的瞬間に立ち会えたのだから」

 

本来の歴史とは異なるのだが、青年にその事実は関係ないのだ。

 

すぐに姿を消した青年の事を気にすることなく、少年はウォッチをしまい街を眺める。

 

「サッサと終わらせますか。戦兎さん達の為にも、ね」

 

 

________

 

 

 

 

「先輩に会っても、今の僕達じゃアイツには勝てない…」

 

「ですがこのままでは、被害は拡大していく一方です」

 

アインハルトと共にアナザービルドから逃走することに成功した一斗だったが、龍斗の力があっても勝てないのではと疑問を持っていた。

 

「龍斗さんと合流してから、これからの事を考えましょう」

 

「そうだね…」

 

一斗は変身を解除した。そこへ、突然男が現れた。

 

 

「よっ、お前が一斗か?」

 

「だ、誰ですか?」

 

「気を付けて下さい、一斗さん。この男、只者ではありません!!!」

 

アインハルトが警戒するのも無理はない。その男は魔法を使わずに突然現れたのだ。

 

「なぁに、何もしないさ。俺はお前にこいつを渡しに来ただけだ」

 

そう言って男は機械を投げ渡す。

 

「うわっと、これって...」

 

「あの黒い機械に似ていますね...貴方は何者ですか!?」

 

男は機械をしっかりと受けったのを確認するとその場に灰色のオーロラを出現させる。

 

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」

 

「仮面、ライダー?」

 

男はオーロラに吸い込まれて行き消えてしまった。アインハルトは直ぐに攻撃を仕掛けたが、当たらなかった。

 

「消えた...一斗さん!」

 

「だ、大丈夫だよ」

 

だが、直ぐに機械は何者かに奪われてしまった。長いマフラーによって。

 

「すまないね、コレ(・・)は貰っていくよ」

 

奪ったのは一斗を祝ったあの男だった。そしてその場に少年が現れた。

 

「どうしてもこれが必要だったんだ。こんな事をして悪いね」

 

一斗は不思議と、突然現れた彼らに警戒心を抱くことがなかった。その為アインハルトに声を掛け、その警戒を解く様に言う。

 

「ですが...」

 

「ならこの事件の後、一つ言う事聞くからさ」

 

「仕方がないですね!」

 

何でうれしそうなの?いえ、何でもないですよ?

そんな会話を聞いていた少年は、嬉しいのかその頬を緩めた。

 

「本当に、昔からああなんだなぁ」

 

「この本にもそうあるよ、だが事は一刻を争う。既に仮面ライダーローグの力が奪われてしまった」

 

ローグという名が出たことで、話を聞いていた一斗とアインハルトは現実に戻された。

 

「それって本当ですか!?」

 

「ああ、このままだとアナザービルドは一般人もを襲い、その力を増幅させていくだろう。その前に倒さなければ」

 

倒す。その言葉は言うだけなら簡単な事だが、それを実現することは難しい。それを理解していた一斗はその方法を考える。

 

「...貴方がアナザービルドと呼ぶあの怪物は、倒しても倒しても復活するんです。唯一ダメージを与えられたのは、ビルドの力だけで...」

 

「あ、それなら大丈夫だよ一斗。俺はアナザービルドを倒す力を持っているんだ。だから...」

 

その少年はウォッチを取り出し、それを見せる。

 

「俺に力を貸してほしい。アナザービルドを倒して、戦兎さんを助け出す為にも」

 




お待たせしました。

長らく投稿できなかった私に言い訳をさせて下さい。

【速報】作者、ようやく受験を終え進学する事に

しかも新作品を作ってしまい...そっちに時間を持っていかれまして...
まぁ、長々と語っても意味がないでしょう。

ジオウ本編はゲイツリバイヴの登場と黒ウォズ変身、再び登場する世界の破壊者...

楽しみですねぇ(遠い目)

...リアタイで見たかった(受験もろ被り)


次回予告はないですよ。次回がいつ頃の投稿になるのか分からないので。

それではまた!!!

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