迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
ええ、書きますとも!
自身へと向かってくる異形に気が付いた一斗は一人考えていた。
この
...何者であれ、ハザード化してしまえばどうなってしまうかは分からない。
そのまま殴り掛かってくるであろうアナザービルドに対して、
黒い拳を交わし、そのまま頭部に向かいアッパーを繰り出す。そのままアナザービルドは上に殴り上げられる。
「あんたが何者であれ、俺はもう止まらねぇ!!!!!!!!!」
空高く突き上げた拳には、彼女のボトルが握られていた。
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ただ一人、この戦いを見ている事しか出来ないティーダは自身の不甲斐なさに考えさせられていた。
まだ中学生の一斗をこれまで何回も事件に巻き込んでしまっている。このままだと彼の日常はどうなってしまうのだろうか。
何もできない自分では彼を戦いから遠ざけることは出来ないのだろうか。
悔しさの中で、彼の前にウォズが現れた。
「ああ、話す必要はない。私はあなたにも目撃者になって頂く為にここに来たのだから」
変身を解除し、何時もと同じ様に本を広げ内容を確認すると一斗の方向へと視線を移動させる。ティーダには目撃者の意味を質問できるほどの体力は既に残されていない為、彼の戦いを眺めている。
「うぉおおおおお!!!!!」
ツインブレイカーとフォレス、スタッグを使い分けて反撃をさせない連撃を繰り出してアナザービルドを後退させてゆく。
切って、殴って、撃って。何度をそれを繰り返したか分からない。そんな中、アナザービルドの動きが鈍くなり始めた。
「!っあああああああああ!!!!!!」
それはアインハルトが放った拳が当たった胸部装甲が原因だった。一斗が懸命にダメージを与え続けた結果、装甲にヒビが入り、少しずつだがその大きさは胸部装甲を超え、背部にまで及び始めていた。
それを見逃さず、一斗はそのヒビの元へと攻撃を集中し始める。
「オラァ!!!」
ツインブレイカーが突き刺さり、ハンドルから手を離す。アナザービルドは、腹に刺さった為か全身をビクビクさせながらその行動が少しずつ遅くなっていく。それはまるで突然の遺物によってバグってしまった機械の様に。
すかさずレンチを倒し、ツインブレイカーに向かってオーラをまとった拳を叩き込む。
「ぐぅおおおおああああああああ!!!!!!」
一発、また一発、両腕を使い何度もツインブレイカーを押し込んでゆく。その度にアナザービルドは全身にその衝撃をくらいその体を震わせる。
『スクラップ・フィニッシュ!!!!』
「オラアアアアアッ!!!!!!!!!」
完全に装甲にめり込んだツインブレイカーと共に、アナザービルドは爆発する。すると爆発の中から複数のボトルと通常のアナザービルドが転がり落ちてくる。
「ハァ...ハァ...ッ」
まだ終わっていない。そのことに一斗は誰よりも早く気が付いていた。
「ナゼだ...ナゼ君はナンドモ私の邪魔をすルンだ!!!!!!!!!!」
そして同時に、異形が発した本来の声とその内容からアナザービルドの正体に気が付いたのだ。
「ワタシは王にならなけレバ、ならないのだ...必ず...オウニ...」
「あんたが作ろうとした世界は、俺が作り上げて見せる」
「エ」
「
「魔法が使える使えない、関係ない平等な世界じゃなかったのか?」
「あ、あああああ、あああああああアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼は自身の目的を忘れてしまっていたのだ。それは仕方がないことだが、それを引き継いだと考えている一斗はそれに怒っていた。
「あんた自身が自分の信念を忘れてどうする!!!!!」
「aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!」
既に狂っているのか、頭を抱えながら声を上げ続けるアナザービルド。それを一斗は見ていられなかった。
「いけるな、ソウゴ」
だからこそ、その苦しみから解放する為にジオウに声を掛けた。
「勿論、いつも通り頼むよウォズ」
アナザーライダーを倒すにはオリジナルの力が必要。それを行使できるのはジオウのみなのだから。
ジオウはベゼルを回転させビルドの顔を完成させると、上部のスイッチを押す。
『ビルド!』
起動音が鳴り響き、そのままジクウドライバーの空きスロットにセットする。
ベルトのロックを解除し、そのまま一回転させればベルトから『ビルド』の文字が飛び出し、その先でアーマーを形成する。
『アーマータイム!』
ジオウの全身にバラバラになったアーマーが自動的に装着されてゆく。最後はビルドクラッシャークラッシャーを右手に持つ。
『ベストマッチ!』『ビルド!!!!!!』
複眼にはでかでかと『ビルド』と描かれているが、気にしてはならない。
「祝え!」
声高らかにウォズは話し始める。
「全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしらしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウ・ビルドアーマー。また1つライダーの力を継承した瞬間である!」
あ、これかぁ...と思っているティーダをそのままに、グリスとジオウはそれぞれの取るべきポーズを取る。
「心火を燃やして、ぶっ潰す!!!」
「勝利の法則は、決まった!!!」
グリスが攻撃に向かっていく中、ジオウは右手のクラッシャーを持ち替えてベルトの横で手を回し始める。さながら、ハンドルを握って回転させているかのように。
「確かこうだったはず...」
だがしかし、流れてきた数式は、オリジナルのものとは異なりその殆どをソウゴが理解できていないことを物語っていた。
「なんだこれ!?」
「我が魔王...」
これはヒドイ。そう思わざるを得なかった。ティーダも遂に苦笑しか出なくなっていた。
「真面目にやれよ!!!!」
「無茶言わないでよ、これでも精いっぱいなんだからさ!!!」
『フィニッシュタイム!』『ビルド!』
両方のライドウォッチのスイッチを押し、そのままベルトのロックも外す。
「これが俺なりの
ベルトは一回転し、アナザービルドを挟み込むようにしてグラフが形成される。
「うぉおおおおおお!!!!!!」
そのグラフに乗り、滑走しながらアナザービルドをクラッシャーで貫く。
「今だ、一斗!!!」
「おう!!!」
アナザービルドは未だにグラフに挟まれたままの為、逃げだすことは出来ない。
『スクラップ・フィニッシュ!!!!!』
「おるぅああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
そこへ肩のパックからの噴射による加速を加えたキックを叩き込む。
「おりゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
そこへ戻ってきたジオウがキックとは反対側からもう一度クラッシャーで貫き通った。
『ボルッテック・タイムブレーク!!!!!』
そして、アナザービルドが倒されたことにより時間が元に戻り始めたのだった。
久々に長いものになりました!!
次回でジオウ編は最終回となります!!!
それで続く『仮面ライダークローズ』なのですが、今の所『グリス』のストーリーが判明するまでは余り続けて書き続けることが出来ないと考えています。
そこで、先にクロスオーバー編の最終章を書き上げたいと思います。
感想、欲しいです。お待ちしてます、ホントに。
それではまた!
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少年は一人、海を眺める。
「僕は_____」
男は一人、行くべき道を進む。
「待って、待ってくれ!!」
「何を今更」
本編、最終章。執筆開始。