迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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皆気付く、キードラゴンハザードはマジでヤベーイって事に。


38.キードラゴンハザード

「はやてちゃん、守護騎士達も無事戻ってこれたんだ。」

 

残るは戦兎さんただ一人。誰かのために戦う。そんな人が暴走しているのだ。

 

「どうすればいいの?」

 

「なのは、方法はあるぞ。」

 

「本当?クロノくん。」

 

「ああ。あいつが言っていた。『暴走したら、トリガーを外せ』と。」

 

「でも、どうやって....」

 

暴走する黒い2人。ぶつかり合うなか何かが飛んできた。

 

 

 

 

_____________

 

 

「遅かったか!」

『ツインブレイカー!』

 

間に合わなかった。キードラゴンハザードは今の俺じゃ勝てない。

切り札を使うしかないのか...!

 

「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

『シングル』

 

ツインブレイカーにロケットフルボトルをセットしてトリガーを押す

 

『シングルブレイク!』

 

攻撃が当たった。どうやら効いているようだ。

 

「もう一回!」

 

『ツイン』

 

今度はロボットゼリーを追加でセットする。

 

『ツインブレイク!!』

 

また当たる。これなら!

 

『時計』『ディスチャージボトル』『ディスチャージクラッシュ!』

 

時計フルボトルをセットしてレンチを押し下げる。

さらにツインブレイカーのボトルをセットし直す。

 

『ツイン』

 

「おりゃああああ!!!!」

 

『ツインブレイク!!』

 

攻撃が当たりビルドが止まる。

もう一体にも!

 

『ビームモード』

 

『ディスチャージクラッシュ!』

 

止まった。

 

「おい、おまえ。なにもんだ?」

 

先輩に声をかけられた。

 

_______________

 

「俺は仮面ライダーグリス。未来から来ました。この時計フルボトルの力で。」

 

なんだって!?未来からだと?そんなことが....。

 

「皆さん、ビルドを止めるのを手伝って下さい。」

 

「どうやって?ハザードトリガーを外す以外方法は...」

 

「大丈夫です。俺は切り札を持ってきたんです。」

 

「「「切り札?」」」

 

「せん、龍斗さん。」

 

「なんだ?」

 

俺に何かあるのか?

 

「一緒に戦兎を止めてくれますか?」

 

何聞いてんだ。

 

「俺はあの人達と約束したんだ。戦兎の力になるんだってな!」

 

士さん達との約束は絶対に守る!

 

「よかった。間もなく効果が消えます。皆さんで闇の書の暴走プログラムを破壊して下さい。俺と龍斗さんはビルドを止めます!」

 

「「「「了解!」」」」 「「「「分かった!」」」」

 

「3、2、1、きます!」

 

2つの黒が動き出した。

 

______________

 

 

______________

 

ビルドは蒼い炎に纏いブレイズアップモードになる。

ハザードのままになったので黒い靄もまとっていた。

 

「龍斗さん、離れて攻撃して下さい!」

 

「分かった!」

 

『ビームモード』

 

「「おら!」」

 

同時にビームを放ち、ビルドから離れる。

すると、ハザードトリガーを使おうとしてきた。

 

「不味い!」

 

『マックスハザード・オン』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

  『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『READY GO』『オーバーフロー』   『ヤベーイ!!!』

 

遅かった!早く離れないと...!そうだ!

 

「龍斗さん!このまま打ち続けて闇の書に誘導しましょう!」

 

「おう!」

 

オーバーフローモードのままあいつに当てれると、確実に暴走プログラムを破壊できるはず!

 

「皆さん!このままビルドを誘導して暴走プログラムを破壊してもらいます!」

 

「でも、そんなことをしたら...」

 

「暴走中のビルドはその間の記憶がありません。破壊できたらすぐに俺が切り札を使います!」

 

「うまくいくのか?」

 

「やらないと、この世界が全て破壊されてしまいます!」

 

「わかっているけど...」

 

「なら俺だけでも!」

 

背中のジェットを使い加速させ、ナハト・ヴァールに向かう。

 

「こっちだ!」

 

ビルドがこっちを見たのを確認し、タイミングよく離れる。

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

  『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『READY GO』『ハザード・フィニッシュ』

 

ロックの能力でナハト・ヴァールが動けなくなる。

そんな中で右拳で殴る。蒼と黒の靄が溢れ出し、たった一撃でバリアを全て破壊してしまう。

 

「なっ....!」

 

とんでもない威力だ。それでもビルドは止まらない。

もう一度ハンドルを回してキックの体制に入る。

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

  『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『READY GO』『ハザード・フィニッシュ』

 

「グアアアアアアアアアアアアア!」

 

轟音と共にナハト・ヴァールが消滅する。

 

「戦兎!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺はすぐに切り札を使用しようとしたが....

 

 

 

_________________

 

『マックスハザード・オン』『ラビットタンクスパークリング!』

 

『ビルドアップ』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

  『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ARE YOU READY?』『オーバーフロー』

 

『シュワッと弾ける! ラビットタンクスパークリング!』『イエイ!イエーイ!』『ヤベーイ!!!』

 

なに、あれ..........。

 

「戦兎.....さん.....?」

 

そこには白が混ざり合ったラビットタンクハザードが立っていた。




グリスの本名は番外編で明かします。
それまでお待ちください。

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