迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
スパークリングの頭部にボディにギザギザとした白いパーツが追加された。
「あんなの、俺は知らない...最悪の組み合わせだ!」
すぐに俺の前にきた。すぐに腹部に鋭い痛みを感じ、気を失った。
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「おい、グリス!おい!」
戦兎に殴られて海に落ちていくグリス。
俺以外は誰も動けなかった。理由は簡単だ。
ビルドから感じる闇と魔力が計り知れないのだ。
そのせいで守護騎士達とクロノ以外、震えが止まらなくなっている。
飛んでいるのがやっとのことだ。もうさがったほうが良いだろう。
「シャマル、震えている奴らを連れて病院に戻れ。」
「でも...そしたら...」
「早くしろ!グリスを回収してすぐ戻る!」
「僕たちは龍斗の援護となのは達の防衛だ。」
「私がはやてを守るから早くしろ!」
「わかってらあ、ヴィータ!」
サメフルボトルを取り出し、バットと交換する。
そしてレンチを押し下げる。
『チャージボトル!』 『チャージクラッシュ!』
背中と足にヒレを展開し、海に落下する。
「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
潜っていく。グリス、待ってろよ!
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「さて、そろそろ時間か....。」
「「えっ?」」
私達を守ってくれた人が離れて行く。
「待って!」
「.....なんだ?」
「貴方の名前を教えて。」
「......良いだろう。」
変わったボトルを取り出して振る。
更にどこからか取り出した銃のスロットにセットする。
『コブラ』
待機音が鳴り響きトリガーを引く。
「蒸血」
『ミストマッチ』
『コブラ…コッ・コブラ…ファイヤー!』
姿が変った!
「!」
「スターク......ブラッドスタークだ。」
ブラッドスターク?血まみれ?
「俺はもうここを離れる。戦兎に伝えてくれ。アルハザードで待つってな。」
「どこよそれ?」
「じゃあな、チャオ♪」
スタークは黒い煙の中に消えていった。
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龍斗から念話がきた。
[クロノ、戦兎は何を狙ってる?]
ふと、ビルドの目線を追った。不味い。
[龍斗、ビルドの狙いはアースラだ!]
[なんだと!]
狙われたのはアースラ本艦か!
[クロノ!]
「母さん!ビルドの狙いはアースラです!」
[なんですって!?しょうがないわね....]
「母さん?」
[クロノ、なのはさん達に伝えて。今からビルドにアルカンシェルを使用するって。]
「!そんなことをしたら戦兎が!」
[分かっているわ。でもこれは戦兎くんに頼まれたことなの。ビルドを倒せって。
あなたは知っていたのでしょう?戦兎くんの切り札のこと。]
「はい、黙っていてすいません。」
[いいのよ。なのはさん達の方に移動して。だれも飛び出してこれないように。]
「まだ龍斗が戻ってきていないんです!このままここを離れるわけには....」
[時間がないわ。後3分。それが過ぎたらもう打ち込むわ。]
「....わかり、ました...時間を稼いできます!」
[任せたわよ。]
ビルドの前に移動する。
「戦兎、俺が相手になる!」
早くしろ!龍斗!
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海の中、オイルの匂いを頼りに探すが見つからない。
【くそっ!】
海底に着いたが見当たらない。するとクローズドラゴンが出てきた。
そうだ!こいつとなら....
【ここにセットされてくれ。】
了解!と言うように頷きツインブレイカーにセットされる。
『READY GO!』『レッツフィニッシュ!』
蒼いドラゴンを海の中に打ち込み、海が明るくなる。
見つけた!グリスを見つけたが、動けなくなる....
【あれ....目が....】
次回、アルカンシェルがビルドを襲う!
果たしてビルドは止まるのだろうか?