迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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今こそ審判の時...

『仮面ライダークロニクル!』

変身!

『バグルアップ!』




40.切り札は......

ビルドを誘導して宇宙まで運ぶ。それができなくても

地球に垂直にした状態でアルカンシェルを放てば地球への被害は少ない。

だけど戦兎くんは......

 

「それでも、やって下さい。それが唯一ハザードへの対抗策だから。」

 

一の犠牲と多の救い。それは、正義の味方のあり方だと彼は言っていた。

 

「間もなく3分経過します。!」

 

「アースラを予定位置に移動。そして、クロノ執務官とビルドを方針にロックしなさい!」

 

『了解!』

 

頼んだわよ、クロノ。

 

_____________

 

 

 

 

_____________

 

間もなく3分が経過する。どんどんと戦う高さを上げていき、

いよいよアースラがすっぽりと入る高さまで来た。

あの後から龍斗と連絡が取れなくなっている。

 

[クロノ、間もなく時間よ!]

 

「わかっています!」

 

龍斗、早くしろ!

すぐにアースラが転移してきた。いよいよ時間がない。

 

[クロノ執務官、今すぐそこから離れなさい。]

 

「くっ...了解。」

 

ビルドに氷結魔法を当てすぐに病院に戻る。

 

「クロノくん、どうにかならないの?」

 

なのは.....

 

「すまない、もうこれしかないんだ....」

 

「龍斗、龍斗は?」

 

「連絡が取れなくなっている....」

 

「そんな....」

 

[皆さん、衝撃がきます。防御魔法の準備を。]

 

「リンディさん.....」

 

[これは、戦兎くんからの指示よ。ビルドを倒せって。]

 

「なんで.....」

 

みんな、涙を飲んでいる。

そのなかでも八神はやては....

 

「はなして!シグナム!ヴィータ!ザフィーラ!

私は行かなあかん!巧にぃを止めにいかな!」

 

「ダメです主!」「ごめん、はやて!」

 

未だに震える足でビルドを、戦兎を助けに行こうとしていた。

 

「えっ....?」

 

八神はやてと闇の書のユニゾンが解除された。

 

「どうして?どうしてや、リインフォース! 私は、私、は、巧にぃを助けたいだけやのに!」

 

「わが主、以前佐野巧はこう言ってました。

【しばらくすると、俺は多分無茶をする。その時にははやてを守って欲しいんだ。】

と.....」

 

「........なんやねんそれ.....それじゃあ巧にぃが救われないやんけ!」

 

[発射するわ、みんな伏せて!]

 

世界は光に包まれて、ビルドは____________

 

 

______________

 

 

 

「光?ここは...」

 

思い出した。グリスを追って海の中に来たんだった!

 

「グリスは..っと」

 

すぐそこだ。俺は泳いで近づき、軽く刺激を加える。

 

「おい、しっかりしろ!おい!」

 

「.........せん、ぱい.....?」

 

目が覚めたみたいだ。

 

「切り札を貸せ!俺が使う!」

 

すると、グリスは2本のフルボトルを取り出した。

 

「これを.....ビルドに..見せて...下さい。」

 

「それだけでいいのか?」

 

「はい...」

 

グリスに潜水艦フルボトルを使い、海面に上がらせる。

さてと、

 

「いっちょ盛大にいくか!なあ、相棒?」

『♪~~~~~~~~~~』

 

準備よし!じゃあいくぜ!

 

『READY GO!』『レッツブレイク』

 

「おりゃああああ!!!!」

 

地面にツインブレイカーを叩き付けた。

 

______________

 

 

 

______________

 

 

光が晴れるとそこには傷ついたビルドが出てきた。

 

「なっ!」

 

ボロボロになった装甲からアルカンシェルの威力が分かる。それでもビルドは動こうとしていた。

 

「もうやめて!」

 

八神はやてが叫ぶが、聞こえていないのかアースラに攻撃しようとするが。

 

ゴゴゴゴゴゴゴ____

 

地面が鳴り響く。

 

「じ、地震!なんでこんな時に?」

 

揺れが続くなか、アースラの近くからマグマが噴き出る。その上に誰かが乗っていた。

 

「うおりゃあ!受け取れ戦兎!」

 

龍斗が出てきた。

 

『ええええええええええええええ⁉』

 

みんなが叫ぶ中、フルボトルを投げる龍斗。それを見たビルドの動きが止まった。

 

「があああアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

 

戦兎の声が響き渡る。すると、変身が解除され、海に落ちていった。

 

「巧にぃ!」

 

八神はやてが飛びだそうとするのを止めるシグナム。

 

「主、危ないです!」「戦兎おおおおおおおおおお!」

 

龍斗が追いかけて海に落ちていった。

 

[これにて、この作戦を終了、します。動ける人は2人の救出を!]

 

 

母さんの連絡により、闇の書事件の幕は閉じた。

 

だが............

 

 

____________

 

 

数日間、戦兎は目を覚まさなかった。

 

 






『天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!!!』

さあ、絶版タイムだ。光栄に思え。

『ポーズ』

『キメワザ!』『クリティカル・クルセイド!』

『終焉ノ一撃!』

ときめきクライシスは絶版だ。

『リスタート』

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