迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
またゆっくりと最新していくのでよろしくお願いします。
とりあえず一斗と一緒に葛城さんの研究所まで行く。生憎エニグマがオーバーフローしてしまい転移出来なくなっているからだ。
「父さん、ここがそうなの?」
「ああ、ここが研究所だ。」
着いたは着いたのだが、あるのは古びたビルのみ俺は一斗の手を引きながら奥へ進む。
「確かここら辺に.....有った!」
ビルに入って食堂の冷蔵庫を探し扉を開ける。すると地下の研究所に続く階段がその奥に有った。
「父さん、これって...」
「葛城さんのアイデアでな。ここに研究所を作ったんだよ。」
一斗を一人でこさせなくて正解だったな。ここはよく来ていた俺でもわかりづらい。
「一斗、先に階段を下りてくれ、後ろから着いていく。」
「うん。」
階段を下りていくと今にも爆発しそうな実験を行っているらしく、強い光を感じた。
「一斗、伏せろ!」
「うん!」
伏せるとすぐに大きな爆発が起こり煙が大量に発生する。
「ゲホゲホ...一斗大丈夫か?」
「な、何とか...ゲホっ」
煙を軽く吸ってしまい咳が出てしまう。すると
「おや、今日はお客さんがいるみたいだね。」
階段の下から声がきこえて誰かが階段を上ってくる。
「......葛城さん....」
「久しぶりだね、佐野君。どうだい、フルフルラビットタンクボトルの使い心地は?」
「あってすぐに発明品の話とか....変わらないですね。」
「人はそう簡単に変わることはないよ。それよりもこの子は?」
一斗のことが気になっているみたいだ。
「この子は一斗ですよ。」
「ん?今一斗と言ったね、ということは...」
「ええ、やりましたよ。時間はかかりましたけど。ほら一斗、自己紹介。」
一斗に挨拶をさせる。
「えっと、桐生一斗です。今は初等部二年生で、父さんと龍斗と暮らしています。」
「桐生...ああ、名前を変えたんだっけね?お父さん?」
「貴方が考えたんでしょうが....」
「何、よく行く床屋のバーバ『桐生』と最初に作ったフルボトル『ラビットタンク』を上手くつなげただけさ。」
今明かされる衝撃の事実!俺の名前って...
「あ」
「ああ、父さん、そんなに落ち込まないで!」
息子がいい子過ぎて...ううう....
「まあ、こんなところで長話をする訳には行かないな。下の研究所に案内しよう。」
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俺達は葛城さんに着いていき研究所の奥にやって来た。相変わらず何を作っているのやら....
「さて、戦兎君。君は何の為にこちらの世界へ戻ってきたのかな?」
「それが...」
俺はここに来るまでの経緯と一斗を狙うスタークについて話した。
「おや、トランスチームシステムはここにあるんだがな。」
「でも、プロトタイプですよね。」
「そのとうり、プロトタイプだからかハザードレベル関係なしに変身できるんだけど...」
「その分反動があると」
「ああ、その反動のせいで僕は変身できなくなったからね。」
「えっそうなんですか?」
一斗がそう聞くと葛城さんは
「うん、でも良いんだ。僕には物理学者が合っていると思っているからね。君の両親についても話そうか...」
葛城さんは猿渡夫婦の話を聞かせてくれた。
「一緒に飲みに行くとよく一海が話していたよ。『俺の子には教えたい言葉がある。『心火』だ。自分の決めた事をやり通せってな。』」
「父さんがそんなことを.....」
「........」
一斗はあの人の言葉を継いだ。俺はあの場でそう感じた。
リアルが忙しいんです。
もうすぐ一学期が終わるせいか...
何だか先生達の様子が以前と違うんですよね....