迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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いちかわいい(挨拶)
 
書くことよりも読むことが好きな作者です。

今回はとても短いです。

あ、普段から短いか…


64.10年ぶりの再会

「父さん!」

 

「マスター!」

 

「佐野君...彼女は?」

 

一斗と葛城さん、ミカ?が研究所から少し離れた先に待っていた。

 

「翼さんは未来へ行ってもらいました。」

 

変身を解除してラビットラビットアーマーが変形する。

 

「お前もお疲れ様。」

 

『♪~~~~~~』

 

どういたしまして。と言わんばかりに跳ねるラビットアーマー。

 

「乗ってもいいかな?」

 

『♪~』 

 

「へ〜、乗り安いんだね」

 

一斗に頷いて背中に乗せてくれるラビットアーマー。なんかいいな、これ。

 

「如何やら私の研究所はもう使えないようだね。」

 

「すいません、思ったよりも攻撃が部屋に当たってしまって...」

 

「ああ、かまわないよ。」

 

「マスター、よくご無事で。すいません、起動したばかりなのでお役に立てず申し訳ございません。」

 

飛んでおり空中で器用に頭を下げてくるミカ?。そういえばまだ聞いてなかったな。

 

「お前は、ミカなのか?」

 

「はい。説明すると長くなるので、簡単に話しましょう。」

 

「ん、了解。」

 

どうやら俺達が現代へ戻った後にデバイスを創り、そこに自分の意識を落としたらしい。全く無茶をする。

 

ラビットアーマーと一斗の戯れを横目で見ながら葛城さんとミカと話す。

 

「___余りゆっくりはしてられないな。すぐにエニグマの改良をしに戻ろう。あ、君たちは自宅に帰ってみてはどうかね?」

 

「いいですね...あ、まだ俺達って指名手配されてませんか?」

 

「ああ、忘れていた...」

 

魔法で俺だけ顔を変えて行くことになった。ついでに食料の調達も頼まれた。

 

「じゃあ、お前は待っていてくれ。」

 

『♪~~~』

 

ラビットアーマーに研究所で待ってもらい、俺と一斗、ミカは街に出た。

 

 

__________

 

「地球にそっくりだね、ここ。」

 

「まあ、地球だからな。」

 

「えっ?」

 

一斗にここが平行世界で、俺の出身世界だと説明する。ミカはビルドフォンに戻っていて俺のポケットの中だ。

 

「へ~、てことはおじいちゃんとおばあちゃんがこの世界に?」

 

「ああ、いるだろうな。」

 

「マスターのご両親ですか…一度位は挨拶して起きたいですね。」

 

10年前とそう変わらない住宅地を三人?で歩いていく。

 

「ここだ、俺の家だ。」

 

「ここが?」

 

「この世界の一般的な家ですね。」

 

俺達はそう長い時間歩く事なく家に到着する。

 

「行くか?」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

俺達は扉を開けた。

 

『ただいま~!』

 

「えっ?」

 

また会えるとは思わなかったな...

 

「巧?」

 

「....ただいま。母さん。」

 

10年ぶりに、母さんにあった。




遂に再会。

次回は両親との絡みと息子と義理娘

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