迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
葛城さんに頼まれた買い物を済ませて研究所に帰って来た。正直この世界に残っていたいがそうも言ってられない。龍斗達の事もあるがこっちには一斗もいるのだ。余り長い間学校に行かせない訳には行かないからな。
っと考えているのが母さんと10年ぶりに再会してから既に二日が経過している今日である。
葛城さん曰く今日中には新たなエニグマが完成するとか。
と、いうわけで....
「一斗にはベルトを返してもらうぞ。」
「まぁ、まだデバイスは持たせて貰えないよね。」
....気のせいだろうか?一斗に犬耳と尻尾が生えてまるで子犬が落ち込んでいるように見えるのだが....
「マスター、それは本物です。私がやりました。」
リインフォースサイズのミカがふよふよと飛びながら話してくる。
「あれ?俺声に出してたか?」
「いいえ、声には出てませんでしたよ?」
声にはですが
「ん?何か言ったか?」
「いいえ。」
取り合えず魔法を解除して一斗からスクラッシュドライバーとゼリーを回収する。
その代わりにとアタッシュケースの中身と入れ替えるようにある物を取り出す。
「一斗のハザードレベルは2.9。まだベルトは使えないからな。だから...」
既に飛んで行っちゃったか...
『♪~~~~~~~』
「えっ、これって...」
「さて、説明よろしく。俺は昼ご飯作ってくるから。」
「了解です。」
さて、今日は何にしようか...
_________
「それでは説明したいのですが大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ。」
父さんにベルトを返したら先輩のクルーズドラゴンみたいなのが飛んできたりしてる。
「彼らはマスターが一斗の為に開発した『キャッスル』と『フクロウ』です。名前は決まっていないのでお好きに決めて下さい。」
「へ~。」
僕の肩には『フクロウ』が止まっている。体に複数のスピーカーがあるみたいだね。
名前は『フク』かな。
『♪~』
この子が『キャッスル』かな。二つのシールドが前脚に付いていて四足歩行みたいだ。
背中には一つの固定砲台がある。フォートレスって言うのがあいそう...
「君は...フォレスで君はフクだね。これからよろしく。」
『♪~~~~』
二体とも気に入ってくれたみたいだ。
「名前は決まったようですね。彼らはこれから一斗がデバイスを持てるようになるまで身を守ってくれます。更に、簡易デバイスのように魔法が使用できます。ですが、彼らが魔法を使うには一斗の許可が必要です。」
「なるほど。まぁ、使わないけどね。」
「ええ、それが正解です。さて、これからよろしくお願いしますね。」
『♪~~~~』
ミカの言葉を完全に理解しているみたいだ。何だかホントに先輩みたいになってきた。
「昼ご飯できたぞ~、今日は炒飯だ。」
「はい!」
「おや、これはいい。少し休憩にするかな。」
「さ、フクもフォレスも。ご飯にしようか?」
『♪~~~~』
僕たちは父さんの待つダイニングルームへ向かった。
作者は決して三羽烏を忘れない。
だからこそこの物語に全員登場させました。
そろそろアンケートをしようと思っています。
それでは次回でお会いしましょう。