迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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これが、一番やりたかった!!!


78.最終決戦前に

俺達は直ぐにアースラの中に転移し会議室に集められた。そこで艦長席に居るはやてちゃんから今後の方針についての話を受ける。

 

「理由はどうあれレジアス中将や最高評議会は、異形の天才犯罪者ジェイル・スカリエッティを利用しようとした。だけど、スタークによってスカリエッティは殺害された。どこからどこまでが誰の計画で何が誰の思惑なのか、それは分からへん」

 

最高評議会の3人は旧暦の時代、まだバラバラだった世界をまとめた者達であり、その役割を継いで現在も活動している時空管理局を見守るために評議会制を作ったはずだ。最高評議会の連中がどういう奴らなのかは知らない。だがスカリエッティなんて男を利用して平和を築こうとしたあたり、信用できる善人ではないだろう。俺からすれば、単なる偽善者にしか考えられない。だからこそ...

 

「だけど今、巨大船が飛んで街中にガシェットと戦闘機人が現れて市民の安全を脅かしてる。これは事実、私達は止めなあかん」

 

俺達がなすことは分かってるだからこそ、

 

「ゆりかごには本局の艦隊が向かっているし、地上の戦闘機人やガジェット達も各部隊が協力して対応に当たる」

 

「だけど高レベルのAMF戦をできる魔導師は多くない。私達は3グループに分かれて各部署に協力することになる」

 

それじゃあまだ、スタークを倒せない。

 

「はやて隊長、お願いがあります。」

 

「何ですか、戦兎さん。」

 

「俺達仮面ライダーに、ゆりかごの事は任せてくれませんか?」

 

『!』

 

「俺には、過去でゆりかごの製作に関わった為に内部の記憶があります。だから...!」

 

はやてちゃん、これは俺のわがままだ。自分が仮面ライダーでいるからこそ、ここでみんなの未来を守らなくちゃいけないんだ。

 

 

「....分かりました。戦兎さん、龍斗さん、ティーダさんはゆりかごへ、私達は地上のガジェット、戦闘機人の対処に当たります。...これでええ?」

 

「ああ、ありがとう。」

 

「貸やからね。」

 

他は原作と変わらず変更はない。俺達はアースラの転移ゲートまで移動する。

 

「準備はいいな?」

 

「おう!」

 

「はい!」

 

だがまだ一人足りない。

 

___________

 

僕は学校にいるはずなのに、スカリエッティっていう僕を狙った人が映るスクリーンを見詰める。クラスメートが先生の指示に従って移動する中、僕はフクとフォレスに話しかけた。

 

「僕も、戦える。行くべきなのかな?」

 

『♪~~~~』

 

何だか、自分で決めろって言っているみたいだ。なら...

 

「先生!」

 

「何ですか、一斗君。君も早く...」

 

「僕は、行かなくちゃならないんです。」

 

「.......分かりました。絶対に帰って来なさい!」

 

「、はい!!!」

 

僕は魔法陣を展開してアースラに転移した。

 

 

_____________

 

「っと、来たな。」

 

「父さん~先輩も。後、だれ?」

 

「僕も仮面ライダーさ。」

 

「成程、分かりました。よろしくお願いします!」

 

「ああ、ローグだ。」

 

「グリスです。」

 

ホントに全員揃ったな。

 

「今からミッドチルダの一番高い、タワーの頂点に転移する!」

 

『はい!「おう!」』

 

俺達はアースラから転移した。

 

___________

 

 

この日、管理局が管理する次元世界全てのありとあらゆるスクリーンに、4人の男が映し出された。

 

あるものはDSAAで語り継がれた者、あるものは死んだとされ悪者を演じた者、一見、どこにでもいるような小学生にしか見えない者、そして、ビルド式を創り上げた科学者。

 

彼らはそれぞれがベルトを装着して同じ言葉を叫んだ。

 

『変身!』

 

これが語り告げられるJ・S事件の、仮面ライダー達の戦いの記録の始まりである。

 

 




やりきったぞ!!!!!!

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