迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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ここからBAD ENDルートの始まりです。

79話の途中からの分岐となります。


BAD ENDルート
79.5.究極のドライバー


「戦兎、あれ!」

 

「なっ!?」

 

俺達がゆりかごへ向かう中、パンドラボックスが飛んできた。この期に及んで一体何を...

 

「そいつをよこせぇぇぇ!!!!」

 

「スターク!」

 

ローグが受け止めようとするも受け止めきれず、パンドラボックスがスタークによって回収される。

 

「遂に、最後のパーツが揃った!!!」

 

「待て!」

 

スタークはすぐさまガスに包まれた撤退していった。

 

「パンドラボックスが取られた...」

 

これが何を意味するのか、俺はわかっていなかった。

 

_____________

 

「遂に揃った。これで....」

 

スタークがパンドラボックスに触れることでオーラが発生する。それはどんどんビルドドライバーに似たベルトに吸収されていく。

 

「完成だ!」

 

『エボルドライバー!』

 

ここに究極のベルトが完成した。

 

「計画は最終段階に入った!これで俺の目的は達成される!」

 

高笑いがゆりかごの中に響いた。

 

 

___________

 

 

俺達は走り続けてゆりかごの内部に入ることに成功した。だが...

 

「ここから先は...」「行かせません。」

 

エンジンブロス、リモコンブロスに沢山のガジェット達により足止めを食らっていた。

 

「ここは俺達が食い止める。だから早くいけ!」

 

「父さん、早く!」

 

クローズ、グリス、ローグに道を開かれた俺は先に進んでいく。先に乗り込んだなのは達を追い付いた。

 

「戦兎さん!」

 

「なのは、ここまで魔力を温存しておけ。俺がガジェットの相手をする!」

 

ガジェット達にラビットラビットにより伸縮自在になった手足で攻撃をし破壊していく。

 

「ここだ、玉座の間!」

 

「ここに、ヴィヴィオが...」

 

扉の前に到着したのだが、内側から音がする。

 

「なぁ、何か聞こえないか?」

 

「いえ、なにも....!」

 

音は次第に大きくなっていき、ついには扉が破壊される。

 

「きゃあああああぁああああああああああああ!!!!!!」

 

「ヴィヴィオ!」

 

俺はとっさに反応しているヴィヴィオを受け止める。如何やら気を失ったようだ。

 

「.....随分と遅かったじゃないか、戦兎。」

 

「スターク、ヴィヴィオに何をした!!!」

 

「簡単な事だ。聖王を辞めて貰っただけだ。」

 

確かに彼女は今、オリヴィエにそっくりな姿をしている。でも....

 

「ゆりかごの設定は変更不可能のはずだ!」

 

「残念ながら可能だ。だから....」

 

スタークは話しながら玉座へと進んで行く。そして振り向きながら言った。

 

「俺が王だ。」

 

『エボルドライバー!』

 

装着したベルトからは異様な気配を感じる。

 

「なに、それ...」

 

「俺が開発した究極のドライバーだ。準備運動の相手にはなってくれよ?」

 

『コブラ』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』

 

スタークはベルトにフルボトルをセットしハンドルを回す。すると、3つの金色の環状のフレームが現れる。更にはビルドと同じ様なライドビルダーが展開される。

『ARE YOU READY?』

 

「変身」

 

両手を胸の前で交差させ前に向けながら前後から挟まれる。

 

『コブラ!』『コブラ!』『エボルコブラ!』

 

フレームが合体、天球儀の様に回転し変身完了と同時に吹き飛んでいく。

 

『フッハッハッハッハッハ!』

 

「エボル、フェイズ1」

 

最終兵器が今、起動した。




やりたいことをする為に犠牲になって貰おうか!

「やめ、やめろぉ!」

だが私は謝らない。

「キングのラウズカードを持っているからか!」

ああ。

「畜生めぇぇぇ!!!!!!!!!」

これにて終了。

次回もよろしゅうな~。

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