迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
あれから何分たったんだろう....?
僕は今、ビルドに変身している。だけど、エボルトを止めることができたわけじゃない。
あっという間に吹き飛ばされて、動けなくなってしまう。
「............」
分かっていることは一つだけ。もう誰もエボルトを止めることは出来ない。僕以外には。
手はある。僕がこの体を差し出すことだ。そうすればエボルトに破壊する事をやめてもらえるはず....
『一斗、このままだとお前の大事な人が死ぬぞ?』
「!、辞めろ!!!!!」
考えている時間なんてなかった。エボルトが急に連絡をして来たと思ったら、はやてさんに止めを刺そうとしていたからだ。
「エボルト、取引だ.....」
『....なんだ?』
こうなったらやるしかない!
「約束だ!僕の体をあげるからこれ以上、父さんの体を使って僕たちの大切な物を破壊しないで!」
『.....ようやくその気になったか。いいだろう、俺はお前がこっちに来るまで待ってやるよ。』
通信はそこで途切れた。僕は背中を預けていた壁から離れ、足を引きずりながらゆりかごの動力源に向かった。父さんの残したマップを使って。
「...来たな。」
外に出るとはやてさんが赤いオーラで拘束されて浮いていた。バリアジャケットも解除されていて、リインさんが僕の足元で気絶している。
「その人を離せ。話はそれからだ!」
父さんがやった様に。これが最善だと信じて。
「いいだろう、ほれ。」
はやてさんが拘束を解除されて床に崩れ去る。僕は近づいてまだ生きている事を確認する。
「まだ破壊してねぇよ、安心しな。俺は約束を守った。さぁ、早く取引と行こうぜ?」
僕に出来る事はこれ以上何もない。
「ああ、父さんの体から出てけ!」
「いわれなくとも!」
ああ、僕の中に何かが入って来る。それが何か確認する前に僕は....
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「は、はははは!!!!!遂に、戻ってきたぞ!!!!!!!」
どんなにこの世界を次元世界を探しても見付からなかった俺の体を、ようやく取り返したんだ。これ以上に喜ばしい事はあるだろうか?
『♪~~~~!』
なんだ?変身を解除したら腕に付いていたユニットが外れて俺を攻撃してきやがった。確かこいつらのお陰でハザードレベルを上げていたんだったか。
「うるさい、邪魔だ。」
破壊しておこう。こいつらに頼らなくても俺にはこいつがある。
「さぁ、今度こそ完全復活の時だ!」
『マックスハザード・オン』
こいつが持っていたトリガーを起動させ、自分自身に刺す。
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!」
そうだ、これでいい。これで俺は!
「はぁ....はぁ....ハザードレベル5.0.......」
一気に上げ過ぎたか。身体が持たなく....!
「いいものが落ちてるじゃないか....」
俺はそこに落ちていたユニゾンデバイスを持ち上げる。ついでに機能を停止させたビルドフォンも。
それを俺は........
ライダーエボルボトルの成分として粒子化させて吸収した。
これで俺は仮面ライダーに変身出来る。
『エボルドライバー!』
ああ、本当に長かった。今まで数え切れないほど星を破壊してきたが、ここまで時間がかかったのはここが初めてだ。まぁ、これからなくなるんだがな。
『コブラ!』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』
装着したベルトのハンドルを回す。
『コブラ!』『コブラ!』『エボルコブラ!』
さぁ破壊を
『フッハッハッハッハッハ!』
始めようか?
次回、エピローグ。
残ったのは、破壊された・・のみ。
アイツの目的達成までの物語。