迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
かなりのネタバレになります。
それでもよろしいのならこのまま読み進めて下さい。
戻るならここで。ですよ?
ブラウザバックしなかった方、本編をどうぞ!
「何故ここにある!?」
エボルトが何かをわめいている。そうだ、これは何でここに....
「パンドラボックスぅぅぅ!!!!!」
俺はその光輝きながら転移してきたこの禁断の箱に触れる。
『マスター、ようやくです。これでベルナージュの願いが叶います。』
「ミカ、その願いって.....!」
俺に流れ込んできたのは、ベルナージュの記憶。
彼女の兄にエボルトが憑依して、パンドラタワーを建てて火星を滅ぼした。そのすべてが今さっき体験したかの様に頭に流れ込んでくる。
ベルナージュがバングルに意識を込め息を引き取る前に、とある一族の生き残りに願いを託していた。
【もしエボルトが貴方の末裔達の星を滅ぼそうとするなら、この力を使いなさい。貴方達に全てを託します。】
誰だ?何故か顔が見えないベルナージュの話を跪きながら聞くこの男は....!
「俺?」
「ああ、ようやく分かったよ。俺が何で仮面ライダーになる運命だったのか。それすらも。」
『マスター、行きましょう。』
「ああ!」
俺は、あの日エボルトにばれないようにベルナージュが封印したアイテム二つの片割れの封印を解いた。
「俺にあいつを、エボルトを倒せてみんなを救える力を!」
ここに、もう一つの禁断のアイテムが動き出した。
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「何が起こっている!」
こんなはずじゃなかったんだろうな。エボルトにとってもこれは予想外なんだろう。俺が封印を解いたと同時に俺の身体の傷とベルトが修復されていく。
「!.....また、俺の邪魔をするのか....ベルナージュぅぅぅ!!!!!!!!!!!」
うるさいな、さっさと俺の息子の体を、返してもらおうか!!!
俺は封印から解除されたパンドラボトルをベルトにセットする。すると、近代的な見た目似へと変化した。
『ジーニアス!』
天才か....俺には勿体無い名前だ。でも!
『イェイ!』『イェイ!『イェイ!』
『イェイ!』『イェイ!『イェイ!』
ハンドルを回してビルドマーク型のライドビルダーを前後に展開させる。
『ARE YOU READY?』『覚悟はいいか?』
ああ、俺はもうできている!
前後からライドビルダーに挟み込まれ変身を完了する。
「なんだその姿は?ただ白いだけじゃないか!」
まだ変身を完全に完了したわけじゃない。
「!なんだ!?何が起きてっが!!!」
どこからかフルボトルが飛んできてエボルトに攻撃してから俺の身体の指定の位置にセットされていく。
成分がボトルから流れ出し真ん中のビルドマークにて混ざっていく。
『完全無欠のボトルヤロー!』『ビルドジーニアス!』
『スゲーイ!』『モノスゲーイ!』
行くぞエボルト。俺の、俺達の最強は、
「ちっとばかし響くぞ!」
対最終兵器、起動。
読んだ皆様、こちらにて登場したジーニアスはビルド本編と異なることでしょう。
ですが、それぞれを分けて見てください。
次回、『目的は衝突し合う』でお会いしましょう。
「チャオ♪」
ん、今何かk(粒子となって消滅する音)