Fate/ School magics ~蒼銀の騎士~ 作:バルボロッサ
何番煎じかよ、という魔法科高校の劣等生とFateのクロスオーバー作品についに手をつけてしまいました。おまけに北山雫ヒロイン。すみません、やっぱり彼女が一番劣等生のキャラで好きなんです。二番手は七草泉美ちゃん。本作品の物語は魔法科高校の世界観とFate/grand order時空を基本にしていますが、FGOは1.5部までを基に発進しておりますので、2部のストーリーからは乖離・矛盾が生じることもあるかと思いますが、あしからず。
それではよろしくお願いします。
1話
某年某月。21世紀末においても日本の首都である東京、そこからほど近い地理的関係にある港にて―――
「ハッハッハァッ! まずまずの
集められた数多くの少女を見下ろす男が上機嫌に笑っていた。
白い顎髭の長い、老年に差し掛かっているといってもいい大柄の男は、しかしこの年代において些か時代に不似合いの装いをしている。
船の船長を思わせる帽子とマント。腰に帯びているのはサーベルだろうか、細長い刀身を収めた鞘が吊られている。ここが港であることを考えれば適切な装いととれるのかもしれないが、時代が違う。
中世ヨーロッパ、さらに言えば大航海時代の頃の船長が22世紀の日本に迷い込んできたかのような倒錯感があった。
だが彼を見る者たち、従う者たちには、そんな彼の装いはこれ以上なく一致しているとしか見えなかった。
まるでそうあるべきだと言うかのように。
どれほどの時代が下り、世界が縮められようとも、偉大なる海を制覇した者としての威がそこにはあり、であるからして彼が船長の装いをしているのには何の不思議もなかった。
「――――」
一方で、そんな彼に見下されているお宝 ―― 年若い少女たちは、皆一様に顔を伏せて光を失った瞳で顔を俯かせていた。
腕には鎖、足首には鉄球が繋がれ、首には人権を否定するかのような首輪が嵌められており、少女たちの顔には一様に生気が感じられなかった。
その様はまるで奴隷――人間性を認められず、輝かしい未来を奪われ、商品として、労働力として、そして犯され、孕まされ、弄ばれる運命にあるモノたちのよう。
――――なんで……私……――――
日本有数の大実業家、北山潮と元Aランク魔法師、鳴瀬 ―― 北山紅音の愛娘である北山雫もそんな奴隷のような少女たちの中にいた。
幼さの残る童顔。個人差によって不本意ながらも緩やかな成長期の肢体は凹凸に乏しい華奢なものだが、そんな彼女を男子と見紛うことは決してないだろう。
優れた魔法師の血を引く証であるかのように整って、長じれば美しくなるであろう容姿は、今は愛らしいと評することができるもので、好きモノならずとも倫理や人権など無視して彼女を自由にしていいとすれば劣情を抱かない者はいないだろう。
感情表現に乏しいとは周囲からよく言われるものの、その整った顔にはいつも以上に無表情となっている。拉致されたという現状を鑑みればありえないほどだ。
まだ魔法を本格的に修めていない、魔法科高校にも通っていない中学生の身ではあっても、少女は魔法師の卵として優秀だった。
魔法塾や中学校では幼馴染の少女と並んで敵などおらず、それが井の中の蛙であることを知ってはいても、同世代に彼女らに比肩する者などいるのかと疑うほどには優秀な血脈の魔法師の卵。
事実、鎖を着けられている少女たちの中で、こうして反抗的な思考を僅かでも行えていることすら、二、三人ほどしかいない。
「こいつとか、へっへっへ、魔法師ってやつは美人になるように遺伝子弄られてるんでしたかねぇ」
だが今、彼女には何の力もなかった。魔法塾では魔法科高校受験の為の知識や基礎理論の実践と簡単な実技程度しか学んでいない。勿論、優秀な母や、家人たちに倣って知識を取り入れてはいるが、“実戦”を経験したことなど無論ない。
船長姿の男とは別の、チンピラのような下卑た男の無遠慮な手で顎を掴まれ、舌なめずりするようなニヤついた視線を向けられてもなすがまま。
「納品前に味見で愉しむくらいはありですよねぇ、ボス」
「――っ」
顎を掴まれ無理やりに顔を向けさせられた雫は、嫌悪に顔を歪めるものの、それが彼女に出来る精一杯。
「まぁいいが。壊すなよ。クライアントはそいつらから魔法技能とやらの知識を搾り取った後に連中の優秀な種馬を宛てがって繁殖させるのがお望みだ。勝手にお前らの種をつけるなよ」
船長姿の男は商品である彼女への“やりすぎ”は咎めても、部下の行い自体は掣肘しない。それが彼にとって、使い勝手のいい駒である部下への報酬でもあるのだから。
かつて魔法師には優秀な血の交配によって優れた血統を開発するという目的から国際結婚が奨励されていたが、魔法が国力と強く結びつくにつれて各国政府は魔法師の海外流出を制限するために海外渡航そのものを厳しく制限するようになった。
この国――日本の魔法師の技能水準は世界的に見て高いとされている。
一方でアジアにおける近隣諸国、例えば大亜細亜連合などはその成立過程において著しく魔法力を損なっており、魔法後進国であるとの認識も否定することは難しい。
ゆえにこそ、かの国は日本の優秀な魔法師を本人の意志に無関係に誘致すること―― つまりは拉致することも辞さない。どころか積極的に行っている。
もっとも、優秀な魔法師であれば心底から無軌道にターゲットとするわけではない。
かつて大陸にあり、今はすでに崩壊して大亜細亜連合に併合された大漢は、日本の十師族の一角、四葉家に手を出したがために壊滅させられたと言っても過言ではない。
そのことから四葉はアンタッチャブルとして世界にその名を知らしめ、彼らはより秘密裏に、そして狡猾になった。
「へっへっへ。分かってますって」
彼女たちの無抵抗は、魔法の術式補助演算機―― CADを奪われているからではない。彼女たちの両手首を拘束している錆び付いた鎖。嵌められた首輪。それら奴隷の証が彼女から魔法を、抵抗する力を奪い取っているのだ。
――なんとかしないと。なのに、ッッ――
抵抗の意志を理性は訴えようとするはずなのに、少女の意志はまるで鎖で縛りつけられているかのように思考を麻痺させ、魔法演算領域を働かせない。それどころか泣き叫び悲鳴を上げることすらも叶わない。
彼女たちは征服された者―― 奴隷なのだ。
恐ろしくも頼りがいのあるボスの許可を得た男たちは、それぞれ手近な少女に手を伸ばした。雫に迫っていた男も許可がおりたことでその獣欲を露わにした。
鎖で縛られた雫の両腕を頭の上に片手で持ち上げ、顔を背ける雫の首筋に舌を這わせ、もう片方の手で嫌らしく雫の華奢な肢体を撫で回す。
「ひっ!」
「まったく魔法師サマサマ! まさに黄金の国、ジパングだぜ!」
略奪の開始を告げる錨。それを象徴する鎖につながれた彼女たちは、もはや魔法師ではなく、日本人でもなく、奴隷なのだ。
“文明国”において価値を生み出す黄金と同じく、売り買いされ、消費される物品。
肌を舐められるおぞましい感触に短く悲鳴を上げる雫。彼女だけではなく、部下たちの乱交を高みの見物しようとしている船長以外、全ての男がそれぞれに少女たちを食い物にしようとしていた。
ギュッと閉じられた瞼の端から涙が零れる。
――助けてッ!――
何者でもない何かに縋るように心の中で助けを求める雫。
輝かしい未来が開けるはずの年若い魔法師の少女たちに絶望の帳が降りようとする、その時―――― 風が吹いた。
「ぐげっ!」「ぎゃっ!」「な、ぼぁっ!」
その風は、少女たちにのしかかり乱暴しようとしていた獣の男たちを的確に殴打し、吹き飛ばした。
「アアン?」
起きた異変に船長姿の髭男が、戦利品に酔いしれていたニヤけ顔から醒めて身を起こした。
「そこまでだ、奴隷王」
雫の体にのしかかっていた男も周囲の男たち同様に吹き飛ばされており、いつの間にか彼女の前に何者かが立っていた。
「――――――」
囚われ、奴隷に封じられた少女は背を向けた立つ彼を見上げる。
その後ろ姿はまるで彼女を守る騎士のようであり、下ろされた手は何か見えない物を握っていた。
魔法と意志を封じられていても、
「魔法師……じゃねぇな。この気配。…………サーヴァント、でもねぇ。なんだテメェ?」
蒼の鎧下と銀の鎧を身に纏う騎士装束。その顔は黒のフードで隠されており、後ろからではその輪郭すらも知ることはできない。
「君を斬り伏せに来た者だ」
だが、凛としたその声は、紛れもなく彼女たちを救いに来た、彼女たちの守り手――騎士の声であった。
✡ ✡ ✡
それは絶望の中にあって希望に縋ろうという魔法師の少女たちが生み出した
船長姿の男――奴隷王と呼ばれた存在は人ではなかった。だからこそ未熟とはいえ魔法技能を有している少女たちが拉致された。
表向き魔法師は魔法師だからといって権力を持ってはいない。しかし魔法が国家の力を担いうることを権力者が知ってからは、力ある魔法師の家は権力とは無関係ではいられなくなった。世代を継いだ魔法師の家は裏から表に力を持つまでになっている。
父から溺愛されている雫をはじめ、他にも幾人かの少女はそんな力ある名家の子女であり、優秀な魔法師の護衛をつけられていた。
そんな護衛たちを、あの船長は軽々と打ち倒し、あるいは出し抜き、少女たちは奴隷へと堕とされつつあった。
ゆえにこそ、そんな超常者であるコンキスタドールを相手に、魔法師でもなく、見えない武器を振るって圧倒する騎士は幻想に違いあるまい。
大柄な船長姿の男に比べて騎士の体躯は小柄。矮躯といってもよく、未だ少年の身なのではと疑うほどだ。しかし、騎士の少年は超常の相手を遥かに凌駕している。
コンキスタドールがサーベルだけでなく、銃を使って時に騎士を狙うが、騎士の身体能力はまるで魔法による自己加速術式の恩恵を受けているかのように、いやそれ以上の加速力と確かな身体制御をもって銃撃を躱す。
「くっ! 諦めて、たまるかよぉおお!!!!」
効果がないと見るや奴隷の少女――狙いやすい位置にいた雫を狙って銃弾を放つ。
彼女の体には未だ奴隷の拘束具があり、その身に躱そうとする自由はなく、魔法も使えない今防ぐ術はない。例えあったとしてもこの銃撃は、ハイパワーライフルに匹敵あるいは凌駕する威力をもって、雫の護衛の魔法障壁をものともせずに打ち貫いた銃弾。今の彼女が万全であったとしても防ぐことはできないだろう。
だがその凶弾が少女を害することはなかった。
雫が自身に向かって銃弾が放たれたと認識するよりも早く、守り手である騎士が腕を振るうことによって旋風が吹き荒れ、風は不可視の盾となって少女を守る。
隙きを見出すための破れかぶれの行いすらも、僅かな動揺すら騎士には与えなかった。そこには明確なる格の違いがあった。
それは騎士が本来の形のサーヴァントではなく、もどきともいえる存在であったとしても覆すことのできない差であった。
だがサーヴァント同士の戦いはそれだけでは決まらない。
「クソが! テメェがどこサマの英霊もどきかは知らねぇが、俺の行く手は阻ませねぇ! 新たな時代! 新たな世界! 新たな財宝! 新たな奴隷! 目指すべきお宝が俺を待っている!」
人理に刻まれ座に在る英霊の象徴。
人々の幻想が織りなし編まれた伝説の具現。
「見やがれ! これが航海の終局にして到達の第一歩! ――
新大陸を“発見”し、数多の“財宝”を
サンタマリア号。
その幻想から射出されたアンカーは、かの航海者にして虐殺者にして奴隷商人による略奪開始の号令。
その幻想の一端によって魔法師たちの力を封じる征服者の鎖は――
「風王ッ!」
荒れ狂う風によって一瞬の遅滞を許し、そして風の加護による即時移動は疑似瞬間移動を発動させたかのごとき素早さをもって征服者の懐へと侵入。
振り抜かれた両腕の延長。見えざる斬撃が放たれ征服者の霊核に致命となる一撃を刻みつけた。
「がは……ク、ソが……あぁ、なんでだよ。俺のやってることと、テメェら英霊のやってきたことの、何が違う」
致命傷となる一撃を受けた征服者の体がよろめき、怨嗟の叫びの代わりとでも言うかのように呻いた。
「望まれてクズどもを従えた騎士王サマと、望まれて奴隷を狩った俺と、どこに違いがあるってんだよぉ!」
すでに血塗れのその体からは、加えて光の粒が漏れ出してきており、四肢の端は徐々に現実味を失いつつあった。
「あぁ、ああ! だが、俺は諦めねぇぞ! 俺を求める奴はどこにだって、いつの時代にだって必ずいる。それこそが“アイツ“の言う“主の御心”とやらだろうぜ。またぞろ喚ばれたときにゃあ、どんな金儲けを、どんなお宝の島を、探してやろうかねえ……。楽しみだ。あぁ、楽しみじゃねぇか……はは、は、ハッハッハー…………!」
それは如何なる法によってなのか。
見えざる斬撃に血飛沫を上げたかつてのコンキスタドールは光の粒子となって消えた。その死体も残さず。吹き散らした血の痕もない。雫たちの意志と自由を縛っていた首と手首の鎖も連鎖するようにして消えた。
残されたのは吹き飛ばされたまま倒れている配下の男たちと、足首に嵌められているただの鉄鎖の足枷のみだ。
鍵が見つかればいいが、見つからなければ壊すしかない。
ただ今はCADもどこにあるか分からないため壊すことはできない。そして助けられた少女たちがホッと安堵できたのは僅かな時間のみ。
あの恐ろしい征服者を惨殺したこの騎士が、果たして魔法師の、彼女たちの味方だとは限らないのだ。
そうでなくとも今しがた彼女たちは男に乱暴されそうになった直後だ。
暴力と獣欲とをまともに浴びせられた幼い少女たちが、力ある男に対して恐怖感を抱くのも仕方在るまい。
フードで顔を隠した蒼銀の鎧の騎士が、ツカツカと雫へと歩み寄り、床に座る雫の足元に膝をつく。その伸ばされた手に恐怖を覚えたとしても無理のないことだろう。
ギュッと身を縮ませた雫だが、騎士の手は雫にではなく、彼女の足首に嵌められている枷へと伸びて鉄製のそれを握りつぶした。
「え……?」
「大丈夫かい? 遅くなってすまない」
魔法が発動したようには感じられなかった。
だとすればこの騎士は握力のみで鉄の枷を握りつぶしたということだが、そんなはずはあるまい。
遅くなったことを、恐怖を抱かせてしまったことを謝しながらも枷を足首から外す騎士の手つきは事も無げだ。バキ、バキとまるで脆い素材でできているかのように強引に破壊して外していく。
すでにコンキスタドールの影響から外れ、自由意志と魔法力を取り戻してはいる雫は、間近にあるフードの中を恐々と覗き込んだ。
フードの中にあったその顔には、隠れてなお鮮やかな金紗の髪に、澄んだ碧眼。片膝をつき雫を気遣うその姿は騎士であると同時に王子様然としてさえ見えた。
「貴方は……?」
「私? 私の名前は……」
✡ ✡ ✡
――ピピピピピ・・・・・――――
「…………ん」
断続的に鳴ってその役目を果たそうとする機械的な音。目覚まし時計の音に雫は緩やかに意識を覚醒させた。
寝ぼけ眼をこすりこすり、上体を起こすとそこは見慣れた自分の部屋のベッドの上。
「…………ユメ……?」
まだ意識が覚醒しきっておらず、しかし目覚めてしまえば先程まで見ていた夢は淡く消えていく。
――――懐かしい夢を見ていた気がする。
2年ほど前、雫は誘拐されたことがある。
日本屈指の大実業家の娘であれば誘拐する理由としては十分ではあるのだが、あの時誘拐されたのは彼女が魔法の才を持っていたからだ。
実業家である父、潮は魔法師ではなく常人だ。だが大恋愛の末に母、紅音と結婚したのだという。魔法師としてトップクラスの――十師族を除けばだが――才能とAランクという実戦レベルの魔法師としても稀有な能力を持つ紅音の、魔法師としての才能を受け継いだ雫を父は殊の外溺愛している。
それを雫自身が実感しているし、だからといって魔法の才能を受け継がなかった弟が愛されていないというわけではない。雫としても自分を姉として慕ってくれる弟は可愛い。
しかしあの時は、その才がゆえに誘拐された。
誘拐の主犯は結局不明。だが目的――雫を始め、幾人かの魔法師の少女たちを売り払おうとしていた先は大陸にある隣国ではないか、というのは公然たる秘密だ。
かの国と日本とは3年前に起こった沖縄海戦により宣戦布告なしの戦争状態に突入しており、その戦後、未だに講和条約も休戦協定も結ばれていない状態だ。
誘拐犯たちは言ってみれば奴隷商人のような存在で、もしもあのまま雫が国外に連れ出されていれば、今頃無事には生活できていなかっただろう。
あの時、自分を救ってくれたのは事後的には警察と十文字家、そして雫と同じように娘を誘拐された七草家があの拠点を突き止め、あわやというところで突入、犯人一派を拿捕し、逃亡を図ろうとした主犯のみ殺害したということになっていた。
だがそれが真実でないことを雫は覚えている。
「……名前…………」
いや、覚えているというのは正しくはない。
靄のかかった記憶の断片の中で、自分は誰かに名前を尋ねた。
鮮やかな金の髪と碧眼の誰か。
だが確かに聞いたはずの名前が思いだせない。
記憶にかかる靄をかき分けていこうとすると、淡い花が開いて花粉が飛散するのに紛れるように、記憶が飛散してしまうのだ。
寝ぼけ眼のまま、コテンと首を傾げていた雫は、ふと目覚まし時計に目を向けて、そこに表示されている日付を見て今日がどういう日かを思い出した。
「あ……今日、入学式」
今日は4月3日。国立魔法大学付属第一高校の入学式だ。
北山雫はこの春、今日から魔法科高校の一科生になるのだ。同級生は今の時点では幼馴染の光井ほのかを知っているのみだが、果たしてどのような高校生活になるのか。
ほのかの言うところでは、入試の時に物凄く綺麗な魔法を編み上げる人と、段違いの成績を見せていた人がいたらしいが……
「よし」
とりあえず雫が今なすべきことは、ベッドから起きて、制服に着替えることだ。
これは未来を紡ぐための物語。
過去から未来へ、未来から過去へ、失われ行く人理を守る戦い。
登場予定サーヴァントと最終決戦までは決まっているのですが、そこに至るまでのストーリーがまだ構成中のところがあったりしてます。劣等生のキャラとFateのキャラのパワーバランスが偏っているかと思いますが、設定のすり合わせ上のものですので、ご容赦ください。