波導の勇者がゆゆゆいにINしました。   作:千点数

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 一話は、そこまで改訂しておりませんが、ここから大改訂しております。


波導の存在を忘れていたルカリオでも解るぱーふぇくと波導教室(実践編)

 「で、どうする?この得体の知れない生物を」

 「新しいバーテックスかもしれないし、切る事をオススメするわ、乃木さん」

 

 赤黒い服の死神ガールと、青(っぽい色)の服の侍ガールが猟奇的な事を言っていらっしゃる。ワーイ、敵として認められたぞー・・・・・・全然嬉しくない・・・・・・。

 

 ここは、だ。話かけて俺が敵でないことを・・・・・・

 

 「下手な動きをしたら頭が丸ごと無くなってると思いなさい謎生物」

 

 結論、こいつらと話なんて無理。だってさっきからスナイパーガールが銃で頭狙ってるもん・・・・・・恐ろしい。

 こりゃあ“しんそく“か何かで逃げるしか・・・・・・

 

 と、逃げる手立てを考えていると、

 

 何かお仲間のような人達が来たよ。死んだな(俺が)。

 

 十人は軽く超えている美少女集団。しかも全員何らかの武器を持っている。

 ・・・・・・うん、逃げられる自信が無いや!

 

 “しんそく“でもかなり怪しい。

 あの技は、技の名前の通り、めちゃくちゃ速く動いて攻撃する事が出来る技だが、動きが直線的になる。

 

 つまり、軌道が読まれると終わり。首スッパーンである。

 

 ちっくしょうどうすりゃあ良いんだ。

 

 と、俺がピンチに陥っていると、さっきの真っ白グミ集団がゴキブリみたいにワラワラと遠くの方から出てきた。

 さっきのが第一波だとすれば、これは第二波か。

 

 俺の周りにいる奴らもあの真っ白グミ集団に気がついたようで、遠距離武器を持っている奴が攻撃を仕掛け、近距離武器を持っている奴らが突貫していった。

 

 俺も突貫して手助けしてやりたいが、如何せん死神ガールに、刀を首筋に付き立てられているので動けない。

 “しんそく“を使っても逃げられる気がしない。というわけで美少女達、頑張れ。

 

 というかすげーなー。あの美少女達。女子力が全部戦闘力に置き換わっているんじゃあないか?

 

 あー、何か更に敵が増えはじめたな。

 めちゃくちゃピンチっぽいぞ。しかもところどころにあの雑魚だけじゃあなくて、魚っぽい奴やまんま魚な奴、盾みたいなカタチした奴に、何かでっかいボスみたいなのも混じっている。

 

 うん、ピンチどころじゃあない、絶対絶命だな。

 

 ・・・・・・やるか。

 

 俺は、“こうそくいどう“と“しんそく“を同時に発動し、化け物の群れに突貫した。

 鎌が俺の首周りの毛を数本切り払っていくが、そこは気にせず、“つるぎのまい“と“ふるいたてる“を積んでおく。

 

 そして、まず手始めに、一番近くにいたでっかい鐘のようなものを持っている強大な奴に、

 

 (“インファイト“)

 

 物理技をプレゼントした。

 

 (さあ、かかってこいや化け物共!まとめて吹き飛ばしてやっからよぉ!)

 

 *

 

 “ボーンラッシュ“を使い、飛んできたビームを弾きつつ“はどうだん“を十発ほど化け物に撃ち込む。

 

 潰しても潰しても数が減らない。

 盾のような奴らに隠れて弓のようなカタチをした青い化け物がビームを撃ってくる。

 

 それを避け、“ラスターカノン“で纏めて吹き飛ばすが、それでもゴキブリよりも数が多いこいつらは、直ぐに吹き飛ばされた奴らの穴を埋め、俺に攻撃を仕掛けてくる。

 

 俺を脅威と感じたのか、少女達にはそこそこに、俺の方に化け物の大群が群がってくる。

 気がつけば三百六十度囲まれ、集中攻撃を喰らっていた。

 

 すべてをいなし、弾き、時々他の化け物に当てて同士討ちなんかもさせる。

 

 (まず・・・・・・!?)

 

 化け物のビームを飛び上がって避けた時、前から超スピードで魚っぽい黒い化け物、後ろからも、“見えない筈なのに“前と同じ奴が飛んで来るのが見えた。

 

 避ける事が出来ず、俺は始めてダメージを受けた。

 

 「・・・・・・・・・っ!」(ガッ・・・・・・・・・!?)

 

 腹と背中、同時に攻撃を受け、更に追い打ちとばかりに青いビームが四方八方から飛んで来る。

 

 当たったらヤバい。ルカリオは、バランスが良いと言われているが、それでも、防御や特防は攻撃や特攻ほど高いという訳ではない。

 これだけの数のビーム、すべて当たれば瀕死は免れないだろう。

 

 (“みきり“!)

 

 相手の攻撃を避けるが、それでも何発か喰らってしまう。

 

 絶大なダメージを受け、意識が飛びそうになる。が、俺の中の何かが俺の体を支え、むしろパワーアップさせた。

 

 (ダメージが増えたのにむしろパワーアップ・・・・・・?そんなドMな能力、若しくは特性をルカリオ持ってたっけ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・あ、あったな。ありましたね確かに。しかもルカリオを語る上で最も大事なものをすっかりと見落とすとか俺は一体何をやってるんだ!)

 

 “波導“。

 

 ルカリオや、一部の人間が使いこなす、全ての人間が持っているオーラ等と呼ばれるものだ。

 

 それを使えば、映画ではテレパシーモドキで話したり、目を閉じていてもものが見えたりする。

 さっき見えない筈の背後の敵が見えたりしたのも、恐らく波導のお陰だろう。

 そして、俺が何となしに使っていた技“はどうだん“も、波導のカタマリである。何故俺はこんな大事なものを忘れていたのだろうか。

 

 そして、ルカリオは、ポケモンシリーズとは別のゲーム(大乱闘○マッシュブラ○ーズ)では、“波導システム“なるものが存在している。

 攻撃を受ければ受ける程、攻撃力が上がるという超ドM仕様のシステムだ。

 

 おいおい、ということは、今の俺はポケモンのアニメや映画、そしてゲーム全てのルカリオをぐっちゃにしたものだったりするのか!?

 ・・・・・・どんだけチートなんだよ。

 

 まあ、今は波導を忘れていた事は置いておこう。

 大乱闘と同じ事が出来るとすれば、メガストーン無しでメガシンカが出来て、波導を放出したりも出来る訳だ。

 

 (さて、さっきのようにはいかねぇぜ?)

 

 鏡を見ていないが解る。

 俺は今、人生(今のルカリオの状態で言っていいのか怪しいが)で一番の獰猛な笑みを浮かべている事だろう。




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