ストックが無くなっても週二で
投稿していくのが目的です(*´ー`*)
「フンフフンフフン~♪」
宣言どうり様々な的屋の景品を巻き上げていった穂織のお祭り男、写田大則は両手に戦利品を引っ提げ、取りすぎた景品を知り合いのチビや同級生にあげるという的屋にとってのテロ行為を白昼堂々と行いつつ神社の方に向かって悠々と歩いていく
すると前に、見覚えのある背を見つけた。
取った景品はもう片手の袋に収まるほどになっている。
「おーい、芦花姉さーん」
「お、やあやあヒロじゃない、あれ廉太郎と小春は?」
笑いかけてくる美人は
「一時別行動中だよそんなことより、芦花姉さんがこんな時間に歩いているなんて珍しいね」
「そんな人を引きこもりみたいに言わないでよ、それブーメランだからね」
そう言いながら芦花姉さんは手を口もとに当ててニヤニヤ笑う。
芦花姉さんは俺が姉さんと呼んでいる通り俺の従姉にあたる人だ、芦花姉さんが中学に上がる前は芦花姉さんを筆頭に俺、鞍馬兄妹、そして休みのたびにやってくる将臣の5人でよく遊んだものである。
俺たち4人は皆、姉と呼ぶが俺個人としては他の3人にとっては姐のイメージが強い気がする。なにせ小さい頃の芦花姉さんはなかなかアグレッシブだったし。
「ぐっ…ち、違うぞ芦花姉さん、俺は引きこもっているわけじゃない」
「ほう、その心は?」
「外出する必要を感じていないだけだ!!!」
胸を張りながら、そう言い切る。ついでにキメ顔も忘れない キリッ
「いやいや、それたいして変わってないから」
「くっ、働き者の芦花姉さんに言われたらなんもいえねぇ…」
「ふふっ、本当にヒロはいじり易いね、そしてその顔何? 変顔?」
「」
ひろのりは 30000のダメージをうけた めのまえが まっくらになった
「グハッ!!!」
「あはははは、ごめん、ごめん、冗談だよ、冗談、ヒロは中学の頃のことも含めてネタが多いからついついからかっちゃうんだよ」
「中学の頃のことは忘れて下さいお願いします。」
「うーん、ムリ」
「ガーン!!」
「その代わり末長くいじってあげるよ♪」
そう言って芦花姉さんはウインクをする。その姿に少しドキッとしてしまった。
普通こういう時は大抵、大なり小なりイラッ☆とするものだが美人がやると様になるなと思う。
本当、何で芦花姉さんはこんなに美人で性格も(俺の事をいじってくるのを除けば)良いのに彼氏の一人も出来たことがないんだろう。個人的には穂織七不思議のひとつだ、あと六つ知らないけど…
「そういえばずっと気になってたんだけど、その手の荷物はなんなの?」
「これ?」
俺は片手に持った戦利品をグッと持ち上げて見せる
「今日のお祭りで取ったんだ」
「へー、昔から器用だとは思ってたけどすごいね」
「俺の数少ない特技だからな」
素直に驚いてくれる芦花姉さんの姿を見ると悪い気はしない。気分が良くなった俺は
「そうだ、芦花姉さんにこれあげるよ」
そうして袋の中から某端に暮らす動物のミニぬいぐるみを取り出す。
「確か好きだったよね、このシリーズ」
「わっ、かわいい♪もらっていいの?」
「勢いで取っちゃってね、どうしようか考えていたから」
目をキラキラさせる芦花姉さんを見るともう二十歳を過ぎているとは思えない
ほんと、何でこんなに女の子らしいのに彼氏が居ないんだろう(二回目)
はっ、もしかしてウチのクラスでいう朝武さんみたいにクラスのマドンナになってしまったパターンか…考えれば考えるほどそうとしか思えない完璧な推理だ…美人なのにモテない…これはある種の哲学かもしれない(バカの発想)
あっ、穂織の個人的七不思議の一つ解決した
ふっ、この調子で後六つも解決してやるぜ!
じっちゃんの名に懸けて!!(なお、すべて未定)
「ありがとー、大事にするよ」
「ふっ、持たざるものに施すのは持つべきものの権利よ フハハハハ」
「…おーい、中二病が戻ってるぞー」
「あっ、み、見事な誘導尋問だ!!、これが孔明の罠か!」
「いやいや、自爆だよ…」
芦花姉さんが、あまりにも素直に喜んでくれるから、うっかり気分が良くなって封印していたものが出てきてしまった。
「ところでヒロは家の手伝いはしなくてもいいのぉー?」
「ふっふっふっ、いつも俺が怠惰だと思うなよ!昨日は神社の舞台の設営、今日はウチの店の手伝い、その証拠にお袋から1樋口さんという特別ボーナスも貰ったんだぜ!」
芦花姉さんがまた俺をからかうようにニヤニヤとした笑みを浮かべるが、今日の俺は一味違う、労働という枷から解き放たれた自由の身である。
なのできちんと働いてきた事をアピールするように胸のを張って主張する。誉めてもいいのよ?
「あら、サボって遊んでたわけじゃないんだ、意外。
明日は雪かな?」
「俺が、真面目に働くのってそんなに意外!?」
「うん。」
「ノータイムだなんて酷い!!」
いいのか俺泣くよ、皆の前で外聞も気にせず大泣きするよ!?俺皆が思っているほどメンタル強くないんだからねっ!!(ツンデレ風)
「ふふっ、ごめんごめん、じゃあお姉ちゃんが頑張りを誉めてあげよう」
そう言って芦花姉さんはおもむろに右手を俺の頭に置いたあまりに自然に俺の頭に手を置いたので俺は反応できなかった、
「よしよし、頑張ったね」
芦花姉さんがさっきより一歩近くで頭を撫でながら柔らかい笑みを向けてくる、もうこの歳になって撫でられるとは思っていなかった俺は思わず思考が停止した。近くなったからなのか心なしか甘い、いい匂いがした。どれくらいの時間が過ぎたのか分からないが、停止した思考を戻したのは
「…!?」ゾクッ
周りの的屋のおっちゃんズの殺気であった。
スゴいなおっちゃんズ!芦花姉さんには一切気づかれることなく俺にだけ殺気を当ててきやがる。
…あっ、判った!!芦花姉さんが彼氏出来ない理由、これだ!!!商店街のおっちゃんズが連携して芦花姉さんに近づく悪い虫を追っ払っていたんだ!!芦花姉さん不憫!!
「ちょ、芦花姉さん!?もう17なんだから恥ずい!」
「まあまあ照れなさんな、もう少しやってあげるよ」
「周りの人が見てるから!!」
「もう、ヒロは恥ずかしがりなんだから。」
芦花姉さんはカラカラと笑うが、俺は背中に嫌な汗をかいた。芦花姉さんに撫でられたのは一体何年ぶりだろう……
「で、今さらだけど芦花姉さんはなにしてたの?」
「買い出しだよ、買い出し」
「甘味処の?」
「ちがう、ちがう今日の晩御飯。お店が空いてきたタイミングを見計らって買い出しに行ってたの。」
甘味処の経営や接客もやって更に自炊をするなんて本当スゴいと思う、俺ならケツ捲って三日で逃げ出す自信がある
すると、だんだんと道に人が多くなってきた。
「なんだか混んできたね」
「あー、もうそろそろ神社で朝武さんの舞の奉納がある時間じゃないかな」
「せっかくだから見に行こうか?」
「そうだね、見に行こうか。何気に芦花姉さんと二人で春祭り回るなんて初めてじゃない?」
「考えてみると初めてかも、学生の頃は何だかんだで廉太郎や小春と一緒だったし、」
「あっ、ミニカステラ売ってる、ちょっと買ってくる~」
「あっ、私の分もお願い」
「りょ!!」
そうして俺は人混みに果敢に突っ込んで行った。
あっちょ…ぐへっ!!外国の人のフィジカルつよっ!!?
★
武夫さんの車を降りて10分ほど歩くとだいぶ人通りが多くなってきた、初めはパーカーを着て歩いていたが、五月の暖かな日差しと10分のウォーキングで暑くなったので、パーカーは腰に巻いている。
すれ違う人の服を見るたびあぁ…穂織に帰って来たんだなと改めて思う。
穂織の人々が着ている服はまるで洋服と着物を足して2で割ったみたいな民族衣装だ。この服は穂織が陸のガラパゴスと化していたことの象徴だと思う。それのお陰で今だに古い町並みが多く残り『小京都』なんて言う風に言われているのだが。まあ、今ではこうしたことを目当てに外国人観光客が多く来るので、ジーンズにTシャツとパーカーという俺の格好は思ったより浮いていなくて、少し安心した。
志那都荘に向かって歩いていると後ろから声をかけられた。
「あれ……まー坊!?」
振り返るとそこにいたのは長い髪を束ねて左右に流した美人がいた、こちらを見つめる裏葉色の瞳に既視感があった…
「も、もしかして、芦花姉!?」
「ごめん芦花姉さん外国人の荒波を抜けるのにだいぶ苦労した、見て見て芦花姉さん、芦花姉さんの名前出したらめっちゃサービスして貰えた…って、あ」
そうして俺は穂織でやっと幼なじみに会うことが出来た。
芦花さんに撫でられたい(真顔)
読んでみたい話を教えて下さい。※需要調査も兼ねてます
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