これからは週2投稿目指して頑張っていきます。
あっ、週2投稿は目標なのでそれよりは早く仕上がったらバンバン出していくのでよろしくお願いします。
志那都荘へと続く道を歩いていたら幼なじみの、馬庭 芦花と、ミニカステラの大袋を持った、写田 大則と出会った。
「まー坊、久しぶり。びっくりしたよ!!まーまー見違えて」
「よう、将臣おっひさー。玄十郎さんから話はきいてたぜ」
「芦花姉もヒロも本当久しぶり、二人とも雰囲気変わったね」
「そりゃ、お前と前会ったのは何年も前だからなそりゃ変わるさ」
「いや、そうじゃなくてヒロはなんて言うかさ、もっと根本の所?って言うのかな昔よりもしっかりしたというか、大人っぽくなったなーって」
「ッ……、おいおい将臣、それは俺が老けているってことかおい」
そう言って俺の首に手を回して来た時、一瞬、ホントに一瞬だけヒロの顔が強張った気がしたので、ヒロにどうかしたのかと聞こうとしたら
「…ッ、で、お姉ちゃんには何かないの?もしかして見とれちゃってた?」
と間髪入れずに芦花姉が聞いてきたのでうやむやになってしまった。
「正直綺麗になってて思わず見とれてた」
と素直に答えたら初めのニヤニヤとした笑いが真っ赤に代わり
「あ、ありがと……」
とポショっと呟いて後ろを向いてしまった。
「…将臣、お前都会じゃ相当な数の女の子泣かしてきたんじゃねぇの?」
「はあ?泣かすも何もこの歳になっても彼女の一人も出来たことがねーよ」
「と、有地容疑者は申しており…」
「ホントだっつーの!!」
「うそだー、ドンドコドーン」
「本当だよっ!!!」
(はぁ…幼なじみ一組目にしてドッと疲れる。)
そう思いながら横で肩を組みながらギャアギャアわめく幼なじみの言葉を右から左へ受け流しつつ大きくため息をついた。
★
ミニカステラの大袋を抱えて芦花姉さんの所に戻ったら、懐かしい顔がいた。その顔は前見たときよりも幼さが抜けてイケメンになっていやがった…………クソガァ!!(男の醜い嫉妬)
そんな感じで嫉妬の炎に包まれながら目の前で俺の従姉を口説いた自称彼女いない歴=年齢の有地 将臣容疑者に尋も…ゲフンゲフンもとい聴取をしていたら
「と、ところでまー坊は玄十郎さんの所に行くの?」
と、どうやら無事再起動を果たした芦花姉さんが聞く
「うん、そのつもり」
「玄十郎さんは春祭りの実行委員長だから今日はずっと神社にいるぞ」
昨日の玄十郎さんとの会話を思い出しながら言う。うっかり将臣の事を忘れていたのは俺の胸の内に留めておこう、そう改めて誓った。
「マジか、芦花姉達に会っていなかったら二度手間になるところだった」
「じゃあ、私もヒロも神社に行くところだから一緒に行こう」
「祭りは多くで回ったほうが楽しいからな、それにあまり時間が無いしもう行かないと間に合わなくなる。」
「間に合わなくなるって何が?」
「舞の奉納」
・
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・
・
「うわっ、すごい人だな」
「芦花姉さんこの感じ去年よりも多くない?」
「うーん、やっぱり外国の人が多いのが目立つね」
当たりを見回すと確かに芦花姉やヒロの言うように大勢の外国人がいるが俺はそれより境内の一角に建てられた舞台に目を奪われた、いや厳密にはその舞台の脇に居る銀髪の女の子に、だが
その女の子は白色を基調とした穂織伝統のデザインの巫女服を着て頭には頭飾り、近くの木製の台の上には舞で使うであろう鈴が置いてある。それらはまるで彼女のために作られたのではないかというほど彼女に似合っていた。少しつり目ぎみな目でさえ、今の彼女の装いもあってより彼女を凛々しく見せている。
そんな風に彼女を見ていると、突然耳が生えた
「はっ!?」
あまりに非現実的で思わず目をそらしてしまったが、もう一度見ると彼女の頭には耳なんてものはない。どうやら俺はだいぶ疲れているらしい。可愛い女の子を見て犬耳が見えるとかどうやら俺はケモナーのケがあるようだ、自分でも自覚していない性癖に内心驚く。
「あっ、ちょ、まっ!な、流されるー!!」
「あっ、ヒロ!!」
突然、芦花姉が叫んだのでそちらを向くとヒロが人の波に流されて行くのが見えた、どうやらヒロはムキムキマッチョメンに両方から挟まれ脱出出来ないでいるようだ。
「あっ、これ無理だわ。芦花姉さん、将臣!」
そこでヒロは一回言葉を切ると
「アイ ルビィ バーーーックぅぅぅぅぅーー」
と某国のムキムキ州知事の名言を残しながら人混みに消えていった。
「「ひ、ヒロー!!」」
と、スゴイ速さで流されて行った。……案内は!?
★
暫く流されたが自分のもやし力を発揮し何とか脱出に成功した。ムサイ男と密着し続けてSAN値はもうピンチである。
自分がどれくらい流されたのか知ろうと辺りを見回すとタンクトップの厳つい男や、タンクトップの金髪お姉さん、タンクトップの…ってタンクトップ多くない!?確かに暖かいけどまだ五月よ!!
もしかして海外のタンクトップは俺の知ってるタンクトップより進化していて実は冷暖房完備なのか!?もし、そうだったら海外スゲエな!!おい!
と、海外の衣料品事情についてバカな考察していると人混みの中に見覚えのあるアホ毛の黒髪が見えた
あの特徴的なアホ毛は見間違いない、俺のご近所さん兼幼なじみの茉子である、どうやら茉子は俺に気づいていないようだ、
その時俺の灰色の脳細胞が革命的思いつきをした。いつもからかってくる茉子にちょっとした仕返しをしよう!!
後ろから、ソロリソロリと近づき……今だっ!!
「まーこっ!!」
そう、勢い良く肩に手を置こうとすると…
「あれっ?」
目の前にいたはずの茉子が消えていた………ファ!?
あっ、今こそ俺的言いたいセリフランキングで五本の指に入るセリフを言うときでは!?そうこれを逃したらもうたぶん出番はない、じゃあいくぜ!!!
「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ、目の前に居たはずの幼なじみの肩に手を置こうとしたら、居なくなっていた、何を言っているのか分からないと思うが俺も何が起きているのか分からなかった。お袋の雷だとか玄十郎さんの竹刀を顔面に受けたとかそんなちゃちなもんじゃねぇ、もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ」
一息でそう言い切った後、ふぅと大きく息をつく。心には、やりきったという大きな達成感があった。
………あれ、なんか忘れている気がする…ま、いっか
「良くないです!」
「うわぁぁぁ!!び、びっくりしたー、茉子驚かせるなよ」
「びっくりしたのはこっちのセリフですよ!!なんで驚かそうとした相手の事を忘れて、なんでやりきったみたいな顔してるんですか!しかもそのままスルーしようとするし忍術まで使った私がバカみたいじゃないですか!!」
「…ふっ、だ、騙されたな茉子よ、それもすべて計算の内だ!」
「そんなに、目を泳がせながら言っても説得力有りませんよ……」
そう言って茉子がジト目で俺を睨んでくる。ジトーとこちらを見ている茉子の姿を見ていると、なんだか開けてはいけない扉が開きそうになる。いけないいけない、俺はノーマルだ!
「待て茉子、俺を怒るのは筋違いだ」
「………というと?」
茉子のジト目が更にキツくなる、
あっ、らめぇぇぇぇ、イケない扉が開きゅぅぅ!!
と心の中で内なる自分と闘いながら不敵に笑う
「そもそも、茉子が俺のことに気づいていながら俺の目の前から消えたのが始まりではないのかな?」
「うっ…」
「しかも茉子と俺の付き合いはもう十五年以上、つまり茉子はチャンスと見たらすぐネタに走ってしまう俺の性格も良く知っているはずだ、つまり今回のは茉子起こした過失だぁ!!」
そう言って茉子にビシッと指先を向けていい放つ、これぞ必殺責任転化…一応少し悪いとは思っているんだよホントだよ。
「はっ…、私としたことが、確かにヒロくんの言う通りです。」
ふっ、今日は珍しく茉子に口で勝てたぜ……いや待て、茉子がこんな簡単に敗けを認める?…そんなわけがない!!
「今回のことはヒロくんのそう言った簡単にネタに走ってしまう短絡的でお馬鹿な所を忘れていた私の落ち度です。」
と花が咲くような笑顔で俺の弱点であるメンタルへの直接攻撃を仕掛けてきた。
まこの かいしんのいちげき ひろのりは たおれた
「ぐっ、わかった、わかった俺も悪かった」
「"俺も"?」
「イエ、オレガ ワルカッタデス」
今日も今日とて茉子には口で勝てませんでした グスン
「ところで、なんで茉子はこんなところに居るんだ?いつもは舞台の脇に居るだろ?」
そう言いながら俺は手に持った大袋からミニカステラ取り出し食べようとすると、横から手が伸びて来てカステラを取られてしまった
ジト目で手の伸びてきた方を見ると茉子がウインクをしながら笑顔を向けて来た。なにそれ可愛いな、おい。
まあ、これで機嫌が良くなるなら安いモノかと、改めてカステラを袋から出して口に含んだ。 うんうまい。
「あむっ、毎年脇から見るのも飽きてきましたし、もう一つは……」
「もう一つは?」
「…オトメの秘密です♪」
と茉子は誰もが見惚れるような美しい笑顔をしていた。
「…そうかよ」
俺はその顔をみて真っ赤になった顔を隠すようにソッポを向いた
俺は決して鈍感ではない、茉子が少なくない好意を俺に向けてくれているのはわかっている。茉子の向けてくる好意が信頼から来る好意なのか、それとも俺に対する恋心なのかは、生憎彼女のが出来たことがないので解らないが、
その前に
この小説ではヒロインは茉子です。
忍者っ子、可愛いんじゃ~(*´ー`*)
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