先に行っておきます。この話しは(レズ要素は)ないです。
そこを注意してご覧ください。
……水銀の蛇(変態だけど)かっこいいと思った。
変態だけど。大事なことなので(ry
~まどか視点~
「なに、これ……」
そう呟いて愕然としているさやかちゃんをよそ目に、私の身体は歓喜に打ち震えていた。
今起こっている現象が未知と感じられないのは今更だ。しかし、銃のようなそんな
そして、頭が整った髭のついた綿あめで足が蝶の羽の化け物が現れたのを見た私は抑えきれない高揚感に包まれた。
「……嗚呼、これはいいね。……うん、この空気はとてもいい」
「ま、まどか……?」
敵が向けてくる殺意が、今にも殺されるかもしれない危機が、ジャキジャキと音をたてて恐怖心を煽りながら近づいてくる敵の持つ鋏が……。
狂おしい程に愛おしい
「……え?」
私が感極まって恍惚としていると、さやかちゃんが何かを見てとても驚いている。
こんな状況でそんなものあるのかな、と疑問に思いつつ私も彼女が驚いたものを見てみると、そこには
「……あれ?」
私が気づかないうちにいったい何がと、痙攣している化け物の身体を見ると刺さっている鉄パイプに見覚えがあった。
どこかで……具体的には私が持ってた筈の鉄パイプと同じ長さをしているような……。
そんなことを思いながら握っていた鉄パイプも見ると、そこには拾っていたはずの鉄パイプは存在しなかった。
そこで私は潔く気づく。
そしてそれと同時に落胆した。
あの化け物はたかがその程度で死ぬのだと。
「……はぁ。さやかちゃん」
「……え?な、なにまどか」
「その鉄パイプ貸してくれないかな」
「……うん。でもなにをするの? さっきどこからか飛んできた鉄パイプみたいに投げつけるの?」
どうやらさやかちゃんは私が投げたのだと気づいていないらしい。
まあそれでもいい。どっちにしろ、いまからやることには変わりはないのだから。
「何って……。こうするつもりだよ」
そう言った瞬間、さやかちゃんの後ろで鋏を振りかぶっていた化け物の頭部のみが消えた。
「……え?」
さやかちゃんは呆気にとられて何が起きたのか気づいていない。
それを横目に私は化け物を
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世界が元に戻っていく様を見ながら呆然としていた。
「……こんなものかぁ」
結局のところ3分も経たずに化け物は全滅した。
弱い何てものじゃない。路肩の石と変わらなかった。偶然、鋏で防いだり避けたりする敵もいたが二回目の攻撃で呆気なく死んだ。
「やっぱりもうこないのかな」
私が全力をだす機会は。私と拮抗しうる敵は存在しないのでは。
そんな風に思考していたが、さやかちゃんの姿を見て愕然とした。
目に恐怖の感情を浮かばせながら私を見ているのだ。
そして唐突に怖くなった。彼女に拒絶されないかどうか。
「……まどか。あんたが隠していたことってこれなの?」
「そうだよ。いくつかあるなかでの隠していることの一つはこれだね」
「そっか……」
「それでどうする?さやかちゃん」
「……どうするって?」
「こんなに人間離れした強さを持つ人が友達だなんて怖くないの?」
それを聞いたさやかちゃんは顔を真っ赤にして近づいてきた。
そして私の頬を大きな音がなるほど強く叩いた。
「……え?」
「まどかの馬鹿!こんなことで……たかがこんなことで友達止めるわけがないでしょ!」
さやかちゃんは怖いのか震えながら、しかししっかりとした意思をその目に宿らせて私に断言した。
そして、私を強く抱き締めた。
「さやかちゃん?」
「……まどかのバカ」
「……」
「何年あんたの親友やってきたと思ってんの?今更そんなことでやめるわけないでしょ、このバカまどかっ……!」
「……さやかちゃん」
……私はバカだ。
「……さやかちゃん」
「……何よ、バカまどか」
「ありがとう、こんな私を信じてくれて」
「……そう思うなら今度何か奢って」
「うん。本当にありがとう」
さやかちゃんが顔をうずめている肩が濡れていることから泣いているであろうことは察した。
きっと彼女は怖いながらも勇気を出して私を信じてくれたのだろう。さやかちゃんを傷つけることはないと。そんなことは起こり得ないのだと。
ならば、私は彼女の信頼に答えよう。彼女に何かあれば私が守ろう。
この思いは傲慢でもあり強欲でもあり傲りでもある。
だが、そんなことは知ったことか。私は誓おう。
彼女になにかあれば私が守ると。
……まあこの話しは一旦ここまでにしておこう。それよりさっきから感じる視線の正体が気になる。
「……そこにいる人出てきてくれないかな」
「まどか…?」
向こうの柱の後ろにいる相手に話しかけても出てきてくれない。なら仕方ないかな。
私はさやかちゃんへの抱擁を止めて鉄パイプを見てる人に向けて投擲した。
そのまま柱を粉砕して当たるかなと思ったが大きな銃声がして鉄パイプが落下した。
どうやら、相手が撃ち落としたらしい。
「……いきなり危ないわね。化け物を一撃で倒した力を人間に振るうだなんて」
全体的に黄色の服装をした女性がコツコツと足音を鳴らしながら、此方に銃を向けてゆっくりと近づいてきた。
「一般人に銃を向ける方が危険じゃない?」
「……それもそうね」
そう言って相手が銃を下げた。正直、素直に銃を下げるとは思わず少し驚いた。が、まだ油断はできない。銃という一般人を簡単にねじ伏せることができる力を下げたのだから、銃よりもっと強い何かを持っている可能性がある。
「それでお姉さん。一体何の目的で私達を見てたのかな?」
「単刀直入に聞くわ。あなたはさっき倒した者達の正体は知ってる?」
「質問に質問で返すのはマナー違反だと思うけどなぁ。返答は
そう返すと女性は驚いた顔をした。
「……あなたはあれについて知らないで戦ってたのね」
「逆に聞くけどお姉さんはあれについて知ってるの?」
「……」
「ノーコメントは答えを言ってるのと同じだよ」
そう言うと彼女は悔しそうな顔で歯噛みする。
「まあ、とりあえずお姉さん。知ってること全て教えてくれないかな」
「……」
「私達はもう関係者なんだから出来れば教えてほしいの」
「……はあ。仕方ないわね」
そう言うとお姉さんがいきなり姿を確認出来ないほどに強烈に輝いた。
そして光が収まってくると私達が見覚えのある服装になった。
「私は貴方達と同じ、見滝原中学校の三年の巴マミ」
「……私は鹿目まどかです。見滝原中学校の二年です」
「わ、わたしは美樹さやかです。同じく二年です」
「あら?貴方達、年下だったのね。しっかりしてるから年上かと思ったわ」
「それはありがとうございます」
「まあ、とりあえず私の家に来てちょうだい。ここで話すのもなんだし、そこでゆっくり説明するわ」
彼女が周りを見渡しながらそう誘ってくる。確かにこんな暗い場所で話してたら近くに誰か来ても気付かない可能性があるから密室の方がいいかもしれない。
「わかりました。私が決めちゃったけどさやかちゃんもそれでいいかな?」
「うん、私もそれでいいよ」
そうして私は
獣殿の因子の侵食率。
約60パーセントに低下。