「今日から配属される新人二人を紹介する」
ツバキさんの紹介を受け二人は挨拶する
「神薙ユウです。よろしくお願いします」
「藤木コウタです!よろしくお願いします!」
「二人はすでに訓練は済んでいる。今日からお前たちの指導を担当する二人だ」
「神羅キワムです。コウタは久しぶり!ユウは初めてまして!お互い仲良くしような」
「雨宮リンドウだ。てか、俺いるか?」
「キワムも十分実力はあるが、やはりベテランのお前がいた方がいいだろう」
「ま、姉上の言うことだからしゃーないか」
「「よろしくお願いします!」」
「おーし、いい返事だ。じゃ、早速実地訓練に行くか」
バラバラバラバラ………
ヘリで俺たちは贖罪の街に向かっていた
「しかし、あの時を思い出すなぁキワム?」
「そうですね、あれからもう半年ですね」
「全く時の流れは速いもんだ…」
贖罪の街
「さぁ!お前らの初任務だあんまり気負い過ぎるなよ?今からお前らに三つ命令を出す」
「あ、それ定番なんですね」
「まーな」
リンドウは頭をボリボリかいている
「死ぬな!死にそうになったら生きろ!そんで隠れろ!そんで運が良ければ隙を突いてぶっ殺せ!あ、これじゃ四つか」
新人二人は苦笑いをする
やっぱみんな似たような反応すんのね
「よし、任務開始時間だ。俺とリンドウさんはサポートだけする。初陣で緊張してると思うけどやれるだけやってこい!」
「お、それらしくなったなキワム」
ユウとコウタはオウガテイルの群れに突撃した
ザシュ!ザシュ!
バン!バン!バン!
「なかなかいい動きだな二人とも」
「そうですね。特にユウはリラックスしてる。これは期待の新人ですな」
エントランスにて
「二人ともなかなか良かったぞ。じゃ、俺は用事あるから後は頼んだ」
「あ、逃げた」
リンドウさんは早々に退散したおそらく報告書を書くのが面倒なのだろう
「なあなあ!ユウ!俺たちの連携よかったよな?お前がザシュって斬って後ろに引いた後、俺がバババッてね!もう俺達最強コンビだなっ!」
「仲良いな、お前ら。コウタは相変わらずでなんか安心したよ」
「俺とユウはもう親友だぜ?なっユウ?」
「そだね」
「反応薄いな」
「じゃあ俺は報告書出して来るから適当に時間潰しておいてくれ」
「おーけー!」
「わかりました」
「なぁユウ。バガラリー知ってるか?」
「なんだそれ?」
「えっ!?知らねーのか!?人生損してるぜ?よし、この後時間あるし、俺の部屋でバガラリー見ようぜ!」
「まぁ、いいか」
「よっしゃ!ほら、早く行こうぜ」
ユウとコウタの指導は俺とリンドウさんで交代で行った。ユウは凄まじく成長し、コウタもユウほどではないが着実に成長した
支部長室
「任務ごくろうだった。新人二人は期待できると聞いてるよ。さて、今回呼んだのは特務についてだ」
「特務ですか」
リンドウさんのデートがこの特務であると知ったのは1ヶ月前。俺は支部長から出される特務をするようになった。報酬は期待できるが、単独任務という条件がついている
「やってもらえるか?」
「はい」
「では、早速特務を言い渡す。場所は嘆きの平原。ウロボロスを討伐してもらう。最善の準備をしておくように」
「わかりました」
「よし、下がっていいぞ」
「失礼します」
ウロボロス…巨大アラガミとして有名だけどあれを一人でか…これは骨が折れるなぁ
「おい」
「ソーマ?どした?」
廊下の壁に寄りかかっているソーマが話しかけてきた
「また特務か?」
「そうだぜ全く…こりゃ面倒なことに巻き込まれたよ」
「ふん…いいか?あいつには深入りするな。後悔するぞ」
「心配すんなよ。支部長はどうも嫌な予感がする。息子のお前が嫌っているからとかじゃなくて俺の直感がな…」
「…そうか、なら特に言うことはない。特務とはいえ、危険になったら撤退しろよ?単独任務だと誰も助けがないからな」
「おう、ソーマもな」
「…ああ」
「ヒバリさん、特務の受注をしたいんだけど」
「特務…ですか…気をつけてくださいね。危険な任務が多い上に単独ですから」
「わかってるよ。死にそうになったら逃げる!リンドウさんの教えだからな」
「そうですね…でも本当にお気をつけて…」
「了解」
「あの、ヒバリさんキワム見ませんでしたか?」
「あ、キワムさんならもう任務に行きましたよ」
「もしかしてまた一人ですか?」
「……はい」
最近彼は一人で任務に行くことが多くなった。私が一緒に行くと言っても特別な任務だからだとかで断られてしまう…もしかして私といるの嫌になったのかな……ドジだし、ヘッポコだし…
「カノンさん、キワムさんはカノンさんのこといつも心配していますよ」
「え?」
「最近単独任務が増えてカノンさんに不安な思いをさせているんじゃないかっていつも言ってますよ?」
「そうなんですか?」
ただでさえ一人の任務で大変なのに私の心配までしてくれて……私が少しでも楽にさせてやらなきゃ
「はい、でも大丈夫ですよ!彼はとても強いですからね」
ヒバリさんが笑顔で言う。私のことを気にかけてくれているんだろう
「そうですね!帰ったらお菓子をあげましょう」
「きっと元気出ますよ」
「よーし、今日も任務頑張るぞー」
「はい、今日は支部周辺のアラガミ掃討です。お気をつけて」
嘆きの平原
「やっぱ実際に見るとでけぇ……」
俺はスナイパーでウロボロスを観察していた
「さて、やるか」
バンッ
ウロボロスの後ろ足に撃つ。ウロボロスは振り返るがそこには誰もいない
「見つかる前に出来るだけダメージを与える!」
ここは巨大な竜巻を中心に一周できる。アラガミの死角を突きつつ、逃げ回ることも出来る
バンッ
再び銃声。さっきと同じ後ろ足に撃つ。これを繰り返す
「グオォォオ」
ウロボロスはズシンズシンと自分を攻撃している者を探す
「ちっ弾切れか。こっからが本番だ」
ウロボロスの後ろに回る そして
「はあっ!」
ジャンプをしてウロボロスの触手をチャージクラッシュで薙ぎ払う
ブシィィィィ!!
「グオォォオオオオ!??」
突然の強襲に怯むもこちらに向き直り戦闘態勢にはいる…が、既に触手からは大量の血が出ている
「行くぜぇ!」
すぐさまチャージ。そしてウロボロスの無数にある目玉にチャージクラッシュで斬るのではなく突き刺す。ウロボロスのコアは目玉の近くで比較的わかりやすい。それは自分がそれだけの強者であることを示す
「おらぁぁぁぁあ!」
ドパァァァァア!!
ウロボロスは苦しみもがく。俺は振り払われないようにしっかりと神機を握る
「こんっにゃろっ!」
すると目玉が光り出した
ビクッと寒気が走る
まずい!
が、神機が抜けない
「こいつっ!」
そして……
ビュウゥゥゥゥゥウ!!!!!!
「がっ……」
声すら出ない激痛…ビームを直にくらい壁に激突
「くっ……そっ…」
全身から皮膚が焼ける匂い。体の一部が炭のようになっていた。もしゴッドイーターの体じゃなかったら今頃どうなってるか
「あぁ……はぁはぁ」
なんとか立ち上がり神機を構える。ウロボロスはとどめを刺さんとこちらに突進してくる
ドクンッ
「うっ…ぐぅぅ…オオオオオオオオ!!!」
全身から黒いオーラが溢れる。力が湧き出る
突進してくるウロボロスに向かって自身も突進。そして思い切り地面を蹴り、チャージクラッシュでさっき突き刺した目を今度は切り上げる
「うぉぉおおおおおお!!!!」
そして
「らぁあっ!!!!」
斬り払う 巨大な体が宙を舞う
ドッシャアアアアン!!
ウロボロスは声を上げることなく絶命した
「はぁはぁはぁ……勝った……」
急いで回復錠を飲む。少し痛みが引いていく。3つほど飲むと炭になっていた体が元に戻っていく
「ほんと、便利な体だよな。ゴッドイーターって」
俺はコアを回収。もちろんレア物だ。ウロボロスなんて簡単に討伐できるアラガミじゃない
「リンドウさんもソーマもすげぇなぁ」
俺はヘリを呼び帰投した
微妙な終わりですね