神と人と愉快な仲間達   作:パルモン

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今回はユウ視点で話が進みます


第一部隊

——神機使いになってかなり経った。どれくらいかは毎日が忙しくてよく覚えていない。上司であるキワムさん、リンドウさん。彼らはこのアナグラでトップクラスの実力を持っている少しでも彼らに近づきたい…!もっと強く……!

 

「いやー!昨日のバガラリーも良かったな!ユウ!」

 

「シャァァラァァァップ!」

 

「ユウが、壊れた……!」

 

「てめぇらは何朝から騒いでんだ」

 

ソーマは呆れたようにこちらを睨んでいる

 

「今日は俺とお前とエリックで任務だ。さっさと準備しろ」

 

「俺はー?」

 

「知るか、リンドウにでも聞け」

 

「ソーマのやつ相変わらず冷たいよなー」

 

「あぁ?」

 

「なんでもないです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄塔の森

 

「お、噂のユウ君だね?キワムに続いての新型でなかなかいい腕をしてるそうじゃないか。君も人類のため華麗に戦ってくれたまえよ」

 

「は、はい」

 

なんだろう、悪い人ではなさそうだけど

 

「っ!エリック!上だ!」

 

「え?」

 

直後上からオウガテイルが襲って来た

 

「くっ!間に合え!」

 

ソーマが地を蹴った瞬間

 

ザシュっ!

 

「グアアァァァア!」

 

ユウがオウガテイルを斬りはらい、スタンっと地面に着地する

 

「大丈夫ですか?エリックさん!」

 

「あ、あぁすまない。僕としたことが油断をするなんて。ありがとう君のおかげでエリナと買い物に行く約束を破らずに済んだよ」

 

「そういうのは任務が終わってからにしやがれ」

 

気付くと周りはアラガミに囲まれていた

 

「さっさと終わらせるぞ」

 

「さっきは不意を突かれたが今度はそうはいかないよ!」

 

「やりましょう!」

 

戦闘はあっけなく終了した

 

「雑魚が」

 

「ま、僕達の手にかかればこんなものだね」

 

「もう油断しないでくださいよ?あだ名上田にしますよ?」

 

「うっ君もなかなか言うじゃないか……」

 

「帰るぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「———という感じで今回はユウ君に助けられたのさ」

 

「いや、良かったな!エリック!まじで。そんなんで死なれたらエリナになんて言うんだよ」

 

キワムさんとエリックが楽しそうに話している。彼はキワムさんとかなり仲が良いそうだ

 

「おい、ユウ」

 

ふと、ソーマが話しかけてくる

 

「エリックの件は助かった。なかなかいい動きだった」

 

ソーマはこちらを見ずに言った

 

「いや、体が勝手に動いただけだからさ」

 

「そうか」

 

そう言って彼はキワムさんとエリックのとこに行った

 

 

 

 

数日後

 

第一部隊のメンバーとキワムさんがエントランスに集められた

 

「今回お前たちを集めたのはまた新たに新型神機使いがここに入隊することになったからだ」

 

「これで三人目か」

 

リンドウさんが煙草を吸いながら呟く

 

「てことは、また俺が指導する感じですか?」

 

キワムさんはやれやれといった感じで頭をボリボリかく。なんかリンドウさんとキワムさん似てるな

 

「ああ、そうなるな。彼女は明日こちらに合流する。ちなみにロシア支部からの編入だ」

 

「かっ彼女だって!?」

 

コウタが反応する

 

「女の子なら大歓迎だよ!」

 

「少し黙れコウタ」

 

ソーマがコウタを睨む。なんだかんだ言ってこの二人相性いいんじゃないかな?

 

 

翌日

 

「本日付で第一部隊の配属となります。アリサ・イリーニチナ・アミエーラです。よろしくお願いします」

 

「ヒャッホー待ってました!」

 

コウタのテンションがおかしい

 

「あなた…よくそんな浮ついた態度で生きてこれましたね」

 

ごもっともだ

 

「うっ……」

 

コウタはすこし大人しくなった

 

 

「アリサはリンドウと共に任務に当たるように」

 

「了解です」

 

「あれ?キワムじゃなかったの?」

 

コウタがツバキさんに質問した

 

「彼は第一部隊ではないからな。同じ部隊であり隊長であるリンドウに任せることになった」

 

なるほどと納得するコウタ。ちゃんと説明したと思うけど

 

「では、各自持ち場に戻れ。アリサは私と来るように」

 

「わかりました」

 

「なあなあ、やっぱあの子可愛いよな?お前はどう思う?」

 

こいつの頭の中はそれしかないのか

 

「まぁ…可愛いとは思うよ?」

 

「おお!やっぱそうだよな!極東の女性はみんな魅力的だよなっ!」

 

「あら?そう?嬉しいわね」

 

ジーナさんが話に入ってきた

 

「はっ!?」

 

コウタはジーナさんを見て何かを考えていた

ジーナさんから殺気を感じたため、こっそりその場から逃げた。その後コウタがどうなったか誰も知らない

 

 

 

 

 

キワムside

 

「聞きました?キワム?」

 

「新しい新型のことだろ?」

 

「うん、アリサさん?でしたっけ?とても可愛いですよね」

 

「それは俺はどう反応したらいいんだ?」

 

「あ、いや、そんな、ただ、可愛いなと思っただけで!えーと…」

 

「んなことどちらが可愛いなんて言わなくてもわかってるだろ?アリ…ブッ」

 

「ねぇねぇどうして今の流れでそうなるの?ねぇ?」

 

「待て待て!戦闘モード出てる!ごめんって!冗談だって!カノンの方が可愛いよ!だから戦闘モード止めて!お願い!300円あげるからぁぁぁぁ!」

 

その後キワムがどうなったか誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし、レア物の新型が三人もいるなんてここぐらいじゃないですかねぇ?」

 

エレベーターでリンドウとツバキは今後のことを話していた

 

「アリサについては知っていると思うがどうも精神的に不安定なところがあるそうだ。同じくロシア支部からこちらに来たオオグルマ医師が彼女のメンタルケアをしているらしい」

 

「なるほどねぇ」

 

「彼女のサポートをしっかりお前がしてやれ」

 

「へいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「というわけでアリサの入隊パーティーしない?」

 

「くだらん」

 

「えーソーマーいいじゃんよー」

 

「私は別にいいけどリンドウは?」

 

「まぁビールが飲めるなら俺はいいぜ?」

 

「流石リンドウさんとサクヤさん!ユウは?」

 

「俺達だけそんなことしていいのか?みんな働いているのに」

 

「ぐっ……正論だけどさ」

 

するといつのまにかキワムさんとカノンさんが来ていた

 

「いいんじゃないか?部隊内での親睦を深める意味でも俺は賛成だけどな」

 

「お前第一部隊じゃないだろ」

 

ソーマはキワムさんを睨む。けど、なぜかソーマがキワムさんに話す時は柔らかい印象がある

 

「私がお菓子作りますから皆さんで食べながらお話しするだけでもいいんじゃないですか?」

 

「それだぁっ!!」

 

コウタが立ち上がって叫ぶ

 

「いいのか?カノン?」

 

キワムさんがカノンさんに確認をとる

 

「うん!いいですよ!じゃあ今から沢山作りますから夜に持って行きますね」

 

「助かるよ!カノン!」

 

「よし!じゃあ今日は飲むかぁ!な?ソーマ?」

 

リンドウさんがソーマの肩に腕をまわす

 

「ちぃっ」

 

ソーマは嫌々納得した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ではでは!アリサの入隊を祝って!かんぱーい!」

 

「いえーーーーい!」

 

「ちょっとリンドウ!明日のことも考えてよ?」

 

「はははっ!わかってるよ。ほどほどにするさ」

 

「本当かしら……」

 

リンドウさんの部屋でパーティーが開かれたこの区間はリンドウ、ソーマ、サクヤ、キワムの部屋しかないため多少騒いでも大丈夫だろうとキワムが提案した

 

「極東は激戦区と聞きましたがまさかこんなだらしない人が多いとは呆れますね」

 

「まぁ確かにアホが多いけどみんな頼りになるよ」

 

ユウとアリサははしゃぐ二人を冷たい目で見ながらカノンが持ってきたお菓子を食べていた

 

「おぉっ!リンドウさんいい飲みっぷり!」

 

「はっはっは!どんなもんだ!」

 

「正直ドン引きです…」

 

思わず俺も苦笑いをした。けど、コウタが来てからかなりアナグラも明るくなったらしい。そういう意味では彼のような存在は貴重なのだろう

 

「ほら!ユウもアリサも飲んだ飲んだ!」

 

「ちょっとコウタ!あなた未成年でしょ!?」

 

サクヤさんがコウタを必死に止める

 

ソーマはお菓子と飲み物を飲みながら外を見ている

 

普段では考えられないような夜にアリサも悪い気はしなかった

 




もういっそユウとキワムのダブル主人公にしようか……
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