「邪魔だぁぁぁぁぁ!!」
怒涛の叫びを上げ迫り来るアラガミを次々と殺す。彼の目には一箇所しか映っていない。
「まずは家に……!」
アラガミの群れがこちらに気付く
「クタバレェェェェエ!!」
改良された神機で斬るまた斬る。群れで来るならばチャージクラッシュで薙ぎ払う
「ツイタ……」
E26エリアだもう少し!もう少しで家に着く!!
バコンっ!!
「グアッ!!」
背中に痛みが走る
振り返るとシユウが三体、その内一匹は堕天種だ。
「アラガミガァァア!邪魔スルナァァ!」
シユウが飛ばして来る火の玉、電撃をかわし、ジャンプをする。そしてそこから一匹のシユウにチャージクラッシュで兜割りをする
ドシャアアアア!!
シユウを真っ二つに切り裂き仕留める
直後右から火の玉が飛んでくる
「コノッ!」
盾でガードをし、捕食形態。もう一匹を頭から喰いちぎる
「ハァァァアァア!!!!」
バースト化。さっきの倍のスピードで残りの堕天種に突っ込む
「グオォォオ!」
カミナリを纏った手で切り裂こうとする
が、遅い。一瞬で後ろに回り込み脳天から神機を突き刺しそこから無理矢理捕食形態にし、内臓からコアごと捕食。容赦なくアラガミを殺していく
「クタバレ…畜生ガ…」
普段の彼からは想像もつかないような言葉を吐く。彼は今ただアラガミを殺すことだけを考える殺人鬼だ。目は赤く光り視界に入ったアラガミを殺していく。すでに服は血で真っ赤になっている
しかし、彼は忘れていない。本当の目的を
「オヤジ…」
彼の声は少し人ならざるものが混じっている
ただ走るその場所に向かって———
「次来るぞぉ!」
リンドウたちとカノンはアラガミの迎撃をしていた避難などは他の部隊に任せ第一部隊の本来の仕事である、アラガミの討伐をしていた
「消えろ!」
ソーマのチャージクラッシュで広範囲のアラガミを葬り去る
「やぁぁぁぁ!!」
アリサも空中からの回転斬りでアラガミを切り裂く
バンっ!バンっ!
アリサに突進するアラガミを撃ち抜き吹き飛ばす
「援護は任せてよ!」
「いくわよ!」
ドシュッ!
ザシュッ!
「はっ!」
「おらぁぁ!!」
リンドウとユウの華麗な連携でアラガミを滅多斬りにしていく
「吹き飛べっ!!」
カノンのロケット弾でアラガミの群れを一気に粉砕する
「カノンのそれめっちゃいいじゃん!」
コウタがグーサインを向けてくる
「少しでも役に立たないと!」
キワムだって今一人で戦ってる!こんなとこで負けてられない!
「はぁぁ!」
カノンの広範囲の爆撃でみるみるアラガミを減らしていく
「この調子で終わらせるぞ!」
リンドウが叫んだ瞬間
「グオォォオ!!」
「っ!こいつぁ…!」
そこには黒いヴァジュラ…
その横には白いヴァジュラがこちらに歩いてきていた
まるで帝王と女王のように………
ドクンッ
「はうっ!?」
「なっ!?アリサ!!」
(こいつが……)
「うぅぅうぅ……」
(君のパパとママを……)
「パパ……ママ……」
「おい!アリサぁ!どうした!!」
(食べちゃったアラガミだよ…)
「うわぁぁぁぁぁあぁぁぁああ!!」
「リンドウ!アリサが!」
「わかってる!」
リンドウがアリサのもとへ駆ける
(君はもう戦える…こう唱えてこのアラガミに引き金を引くんだ…アジン……ドゥヴァ…トゥリー!!)
「アジン…ドゥヴァ……」
「アリサ!?」
アリサが銃口を向けるその先は……
「まさかっ!リンドウっ!」
「っ!アリサぁぁぁぁ!!」
「ハっ!?」
(混乱しちまった時はな、空を見るんだ)
「いやぁぁぁぁ!!やめてぇぇぇ!!」
突如アリサが銃を乱射
四方八方に弾丸を撃つ
「ぐおっ!」
リンドウには弾丸は当たらなかった
しかし
「グオォォオォォォォ!!」
「しまっ…」
ブシャァ!
「どぅあああ!」
リンドウの体に三本の爪痕が入り血が飛び散る
「リンドウぅぅうう!」
「ちいっ…くそっ…」
「違う…違うの…パパ…ママ…私…そんなつもりじゃ…」
「リンドウ!」
サクヤはリンドウに回復レーザーを撃つが傷が深く完全には癒えない
「くっ…わりぃ」
「大丈夫!?リンドウ!」
「問題ない。ユウ!」
「はい!」
「アリサを連れて避難場所まで行くんだ!」
リンドウさんは白いヴァジュラと一人で戦っている。他の人はアラガミに拒まれリンドウさんの助けに自分も含め行くことができない
「わかりました!でもみんなは!」
「いちいち気にすんじゃねぇぇ!」
ソーマがアラガミを倒しながら叫ぶ
「隊長から出された命令はきっちりこなしやがれぇ!」
ソーマがアラガミをなぎ払い退路を確保してくれた
「アリサ!」
この様子じゃ、歩くのは無理だ
俺はアリサをおぶり全速力で走った
「ちょいと本気出さねぇとな…サクヤ!コウタ!カノン!ソーマから離れるな!」
「了解!」
「はい!」
「わかりました!」
「ソーマ!そっちは頼んだ!」
「終わったらそっちに行く!」
黒いヴァジュラは戦いの様子を見るかのようにその場を動かずこちらを見ている
「上等だ…二人っきりのデートといこうかぁ!」
因縁とも言える一人の神機使いと二匹のアラガミの戦いが始まった…………
次が第一章最終話の予定です