ちなみに終焉の時以降ユウはカノンのことを先輩と呼ぶようになります
続きどうぞ!
神と人と
———————あれから1ヶ月が経った。アラガミ装甲の修復は完了したが、居住区の復興作業はまだ続いている
「カノン……みんな見てるんだけど…」
カノンはあれから、いつでもどこでも俺の腕に抱きついてくるようになった。正直歩きづらいのと、周りの目が痛い。何より彼女の豊富な胸が俺の理性を攻撃してくる。でも、愛おしい彼女が側にいると思うと幸せな気持ちになる。親父を失って最初はどうなるかと思ったけど、ちゃんと前を向いて歩けている。親父の最期の言葉が心に響く
「いいじゃないですか!私達はバカップルなんですよ?」
「自分で言うか…」
「おーおー お二人さん朝から熱々ですなー」
「リンドウさんそれこいつには褒め言葉です。てか、リンドウさんとサクヤさんも一緒じゃないですか」
サクヤさんはリンドウさんの腕に抱きついている
「ふふっ私もカノンを見習ってね…」
サクヤさんの顔が赤くなる
「私もいつか……」
「ん?アリサなんか言った?」
「い、いえ!なんでもありません!」
「??」
「おう、ユウ!おはよっさん!」
「おはようございます。みんな揃ってどうしたんですか?」
「え!?ユッユウ!?お、おはようございます!」
「ふーん」
「ふーん」
ユウとアリサ以外の全員が悟った
「ふん……」
ソーマはいつも通りだ
「え?どうしたんですか?二人とも」
「なんでもねーよ。ただカノンが前より可愛いくなったなーって」
「えっ!えへへ……そんなこと言っても…何も出ませんよ…?」
カノンは顔をニヤつかせ明らかに嬉しがっている
「……羨ましい」
「え?アリサ?なんだって?」
「なんでもないです!!」
エントランスのソファーではコウタがなぜかコーヒーを飲んでいた
「コウタってコーヒー飲むんだ?」
ユウが意外とコウタを見る
「……甘い」
「え?甘い?」
「甘すぎるんだよぉぉぉぉぉお!!」
コウタが爆発しろ!とか言うがよくわからない
「ユウは意外と鈍感なんだなぁ」
リンドウさんと俺はアリサとユウを見ながらニヤニヤする
「二人とも…目を潰しますよ?」
「「すみませんでした!!」」
その後各自の仕事に取り掛かりアラガミとの戦いの日常に戻るのだった
「支部長も人使いが荒いなぁ」
キワムは贖罪の街で特務をこなしていた
「まだ復帰してそんなに経ってないってのに」
俺はあの日確かに心臓を貫かれたがなぜかその後も生きていた。リンドウさんはお前は不死身なのか!と言っていたが、サカキ博士のあのスイッチがはいってしまい毎日ラボに呼ばれる始末だ
「……あれから感じなくなったな」
この辺りで感じていた気配…確かな証拠が掴めず放置されていた
「教会に行ってみるか……」
俺は教会に入る
「グオォォオ!」
コンゴウが現れた!キワムはどうする?
「モン○ターボール!」
チャージクラッシュで沈めた
どんなアラガミのコアでもアラガミ装甲の強化に必要だ。俺がコアを捕食すると
「っ!」
気配に気づき神機を向ける
「……?」
そいつは理解していないのかきょとんとした顔をしている。肌は青白く頭からつま先まで真っ白でフェンリルのマークがある旗?を一枚だけ羽織っていた。人間ではない。が、人間の見た目をしている。
「ん?こいつが欲しいのか?」
そいつはよだれを垂らして俺が取り出したコアをじーと見つめている。ちょっと可愛い
「しょうがないなーほら」
俺がコアを手に乗せて差し出すとぱっと笑顔に変わりそれを受け取った。どうやら人間は捕食対象ではないようだ
「いただきます」
「……?」
「食べる前に言うんだよ。ほら、いただきます」
「イタダキ…マス?」
「そ、いただきます」
「イタダキマス!」
えらいぞーと頭を撫でると、にこっと笑いむしゃむしゃと食べ始めた
「ソーマ、話がある」
「なんだ?」
俺はその日の夜ソーマとラボに行った。あそこなら防音は完璧だ
「やあ、キワム君、ソーマ。よく来たね」
「で、なんの話だ?」
「贖罪の街で時々気配を感じていただろ?」
「まさか…」
「そ。その正体が今日わかった」
「ほほう、実に興味深いね」
「詳しく聞こうか」
ソーマも興味があるようだ
「その正体は人間の姿をしたアラガミだ」
「なに?」
「ますます興味深い」
俺の説明で二人は理解した
「……なるほどつまり、我々人間と同じく進化の狭間で止まったような存在ということだね?しかも人間を捕食対象としていないか」
「人間のままごとをしたアラガミか」
ソーマはあまり気に入らないようだ
「キワム君しばらくその子の観察をしてくれないかい?おそらく君に懐いたのだろう」
「言われなくてもするつもりでしたよ」
「所詮はバケモノだ」
「しかしソーマ。そいつかなり可愛いやつだせ?」
ソーマが一瞬ピクッとする
「それがどうした」
わかりやすいやつめ
「まぁしばらく様子見ますよ」
「よろしく頼むよ。また追って情報を頼むよ」
「あいよ」
このアラガミの子との出逢いが今後大きな事件に巻き込まれることになるのをキワムは知らない
この辺りは書いてて楽しいですね