神と人と愉快な仲間達   作:パルモン

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第三章です。相変わらず拙い文ですが改めてよろしくお願いします!

ちなみにカノンたちの服装はゴッドイーター2のものになります

主人公のいない世界もいろんなキャラ視点で書けて悪くないですね



第三章〜戦いの序奏〜
新たな第一部隊


私は22歳になりました。時の流れは早いですね。今では私も先輩の立場です。第一部隊にも後輩が入り、新たな神機、新たなアラガミ、まだまだアラガミと戦う日常は変わりません。でも私だって成長したんです!誤射だって随分と減りましたし、戦闘モードだって抑えることができるようになりました。ショートポニーは変えていません。キワムに会った時すぐに気づいてほしいのもあるし、私のお気に入りですから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……カノン副隊長!なにボーとしてるんですか!」

 

「ふぇっ!?ご、ごめんなさい!」

 

エリナさんが私の横腹を突いてくる。ちょっとこしょばい。そして可愛い。彼女は極東初のチャージスピアを使用したエリックさんの妹。少し防御が疎かになるのが課題

 

「もぉーしっかりしてよね!ただでさえ天然で抜けているのに」

 

「あぅぅ…」

 

「エリナ!副隊長に向かってそんなことを言っていいのか!騎士たるもの、天然の先輩をフォローするべきでは!?」

 

なんか嬉しくない

 

「うるさい!エミール!」

 

彼はエミールさん。騎士道精神というわけのわからないものでかなりタフ。彼も同じく極東初のブーストハンマーを使用している。とにかくアホ

 

「はいはい!二人とも任務始めるぞ!」

 

コウタさんは第一部隊隊長になり、とても落ち着いた雰囲気になった。あの頃が懐かしい

 

 

「ぬぐぐぐっ」

 

「さぁ!行こう!人類の輝かしい未来のために!邪悪なアラガミめ、我がポラーシュターンで駆逐してやる!」

 

コウタさんは二人にかなり手を焼いている。私も同じく二人の面倒を見るのに苦戦している

 

 

「はぁ…よし!気を引き締めて行こう!」

 

「「了解!」」

「ははははっ!僕達第一部隊が相手をすればどんなアラガミだろうと尻尾を巻いて逃げるだろう!そう!ここにい……」

 

 

 

 

 

エントランス

 

「今回も強敵だったな…しかし!騎士道がある限り僕達は倒れない!」

 

「いや、喋る暇あったら少しは被弾を減らせるようにしろよ!」

 

エミールさんは安定の被弾率で今日もボコボコにされた。でも相変わらずタフである

 

「二人とも!もう少し防御や回避を意識したほうがいいと思いますよ?」

 

「はぁーい」

 

「ご指摘感謝する」

 

私は二人に回復弾をバンバン撃つことになるため攻撃のチャンスの時に畳み掛けずらくなってしまう

 

 

「ふぅ、反省会はこれぐらいにして飯でも食うか」

 

「あ!私も行く!」

 

「なら僕は今回の反省を踏まえ訓練をしてくるよ」

 

「なっ!?ぐぐぐ……訓練…オムライス…訓練…オムライス…」

 

可愛い

 

「ぬぅぅ!私も訓練する!!」

 

「エリナよ!僕と共に汗を流そうじゃないか!」

 

「誰があんたとするか!」

 

「ははは…じゃあカノン行くか?」

 

「はい!行きましょう!」

 

「みんなー!」

 

「あっシオちゃん!」

 

 

オレンジ色のパーカーにリッカさんに作ってもらったお気に入りの短パンを着たシオちゃんがエレベーターから降りてきた

 

 

「シオちゃんも任務終わったところ?」

 

「そうだよーいまからゴハンだよ」

 

「お、なら三人で行くか」

 

「シオちゃん…訓練…シオちゃん…訓練…シオちゃん…訓練…」

 

エリナさんが葛藤している。彼女はシオちゃんのことが大好きだ

 

「やっぱり私も行く!」

 

ということでエミールさんは一人訓練に向かい四人で去年できたラウンジに向かった

 

 

 

 

ラウンジ

 

「ここができてから楽しみが一つ増えたなぁ」

 

コウタがラウンジを見渡しながら呟く

 

「そうですね前のアナグラは殺風景でしたもんね」

 

エリナさんは私たちと同じくらい前からここにいる。あの頃はまだゴッドイーターではなかった。兄のエリックさんの影響でゴッドイーターになることを決めたようだ

 

 

四人はいつもの席に座る

 

「ムツミちゃんいつもの四つお願いね」

 

「はーい!少し待っててね?」

 

ムツミちゃんはまだ幼いもののこのラウンジで料理人として働いている。彼女の作る料理はどれも美味しくつい食べ過ぎてしまう。少しお腹周りが気になるけどまぁいっか!

 

「シオちゃんは今日どんな任務だったの?」

 

エリナさんとシオちゃんが仲良く会話している

 

「きょうはヴァジュラ3たいとテスカトリポカのとーばつだったよ」

 

「へ、へぇー」

 

シオちゃんは強すぎる

 

「はい!オムライス四つできましたよ!」

 

「おっ!待ってました!」

 

コウタがスプーンを取り手を合わせる

 

「いただきまーす!」

 

「「いただきます!」」

 

「イタダキマス!」

 

シオちゃんはアラガミをほとんど食べなくなった。戦闘中の捕食は除くけど。博士曰く、限りなく人に近づいたからって言ってた。肌は白いままだけど普通の女の子と変わらない

 

「うんまい!」

 

食欲は相変わらずだけど

 

「やっぱムツミちゃんの料理はうまいなーなんていうか、お袋の味?」

 

「えへへ、ありがとうございます」

 

ふと窓の外を見ると空が赤くなっている

 

「赤い雨……」

 

「またかー」

 

「はかせがあのあめにぬれちゃだめっていってた」

 

「黒蛛病でしたっけ?」

 

エリナがスプーンを置き答える

 

「確か黒蛛病になった人は致死率が100パーセントでしたよね」

 

「そうですね。あの人に会うまで絶対に死ねませんね」

 

「あいつが返って来たら真っ先にここに来るだろうな。なんだここは!?ってね」

 

シオちゃんと私はコウタさんの言葉で笑みがこぼれる

 

「もしかして例のカノン先輩の恋人ですか?」

 

エリナがいたずらっぽく言う

 

私は顔がオムライスにかかっているケチャップ並みに赤くなる

 

「やっぱり!カノン先輩その人のことになったらすぐに顔が赤くなりますもんね!」

 

「あぅぅぅぅ…」

 

情けない声を出すカノン

 

「その人の名前どうして教えてくれないんですか?」

 

「えっえぇと…」

 

それは言えない。何故なら表向きではキワムは死んでいることになっている。ノルンでもそう載っている

 

「きわむっていうんだよ!」

 

「シオ!?」

 

コウタが焦って立ち上がる

 

しかし、シオは落ち着いて言う

 

「きわむはしおのおんじんでもあるんだよ。でもいまは、せかいじゅうのしぶにいって いろんなひとを たすけているんだよ」

 

「そうなんですか?それならそうと言ってくれたら良かったのに。ん?キワムってどっかで……」

 

「あわわわわ」

 

カノンはあたふたしている

 

「あっ」

 

そう言うとエリナは立ち上がり三人に頭を下げた

 

「エリナ?」

 

コウタさんは固まっている。シオちゃんと私も固まる

 

「ごっごめんなさい!キワムさんって前に第一部隊と一緒に戦っていた人と同じ名前……それにエリックの親友でもあったんですよね…だから言いづらかったんですよね…それなのに私…呑気にきいて…」

 

どうやらエリックさんからあの事件の話を聞いているそうだ

 

「だっ大丈夫ですよ!私が早く言えば良かったんですから、謝らないでください」

 

「……はい」

 

申し訳なさそうに顔を上げるエリナ

 

「くらいはなしをしたら きわむがかなしむぞー」

 

シオちゃんがいつもの明るい声で話す。少しだけ、雰囲気も元に戻った

 

「ほらほら!飯が冷めるぞ!」

 

コウタさんの言葉で再び食事を始める。私は左腕につけたリストバンドを見る。あの日から肌身離さずにつけている。お風呂以外は。

 

「あ、カノン先輩それいつもつけてますよね」

 

エリナが質問する

 

「うん、キワムからもらってずっとつけてるよ」

 

そう言ってオレンジ色のリストバンドを見つめるカノン先輩は大人の顔というか、いつもとは違う雰囲気だった

 

「そういえばコウタ隊長もシオちゃんもオレンジ色の服ですね」

 

「まぁ三年前の第一部隊にとってこの色はいろんな想いがあるんだよ」

 

はにかんで笑うコウタ隊長は珍しく隊長らしい顔だった

 

「しおもこのいろすきだよ」

 

シオちゃんもニコニコしながらフードをかぶる

 

「まえはこうやってきてたんだ」

 

「ソーマの真似してたもんな」

 

「ソーマさんって確か元第一部隊で今はクレイドルの?」

 

「そうだぜ、エリナも会ったことあるよな」

 

「はい、エリックと親友だって」

 

私は一度彼に助けられたことがある。いつか一緒に任務に行きたいなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ彼女たちは知らない。これから先、新たなる脅威が待ち受けていることを……

 

 

 

 

 

「ウオォォォォォン!!」

 

狼のような体をしたそれは、戦いの始まりを告げるかのように遠吠えをする……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ハルさんに語ってほしいこととかあったら教えてください笑笑
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