「気を楽にしなさい…」
優しい声が聞こえる
しかし、目の前にはドリルがある。無理です。これは殺されるんでしょうか?
「貴方にはこれから対アラガミ部隊ゴットイーターの適合試験を受けてもらいます。では、貴方に幸運があらんことを」
ドリルが右腕にはめられた腕輪に突っ込む
「ぐわぁぁぁぁぁああ!!あ"あ"あ"っ!ぐぅぅう!!があぁぁあああああ!!」
「適合失敗か?」
「いいえ、よく御覧なさい」
「ぐふぅっ!……はぁはぁはぁ」
「ふふふっおめでとう。これで貴方も今日からゴットイーターです。そして、ようこそ、ブラッドへ」
「いやぁ、にして豪勢だなぁ」
俺は神威ヒロ。18歳。俺は今日特殊部隊ブラッドの適合試験を受けた。なんとかなったけどめっちゃ痛かった。ここフライアは移動要塞と言わんばかりに内装は豪華でとにかくでかい。これはハ○ルの動く城もビックリだろうな
「適合試験お疲れ様です。偏食因子が体に馴染むまでの間フライアの中を見て回ったらどうですか?」
「そうするよ」
「初対面でいきなりタメ口…やりますね」
「え?」
「なんでもありません。そうですねまずは庭園に行ってみてはどうですか?」
「わかった、ありがとう」
俺はエレベーターの前に来た
「庭園ってどこだ?」
ちゃんと詳しく聞けば良かった
「庭園なら2階だよ」
フライアの職員の人が教えてくれた
「ありがとうございます」
「君は確か新人の人だよね?ブラッドは人数が少ないからいろいろ大変だと思うけど頑張ってな」
「はい、では」
俺はエレベーターに乗った
庭園
「綺麗だな」
豪勢で落ち着かなかったがここはまるで別の空間に来たかのように落ち着いていて静かだった
「ずっとここに居たいなー」
木の根元に座っている男性がいる
「神威ヒロだな?」
「あ、はい」
「俺はジュリウス・ヴィスコンティ。お前がこれから配属されるブラットの隊長をしている」
「し、失礼しました!私は神威ヒロ18歳であります!これからよろしくお願いします!」
「そんな固くならなくていいさ。さっきみたいな態度の方が俺も楽だ。まぁ座れ」
俺はジュリウス隊長の横に座った
「いつもここに?」
「ああ、暇があればここでボーとしている」
「ここいい所ですもんね」
「そうだな、さて」
ジュリウス隊長は立ち上がる
「ある程度見回ったら早速訓練に入る。今のうちに自分の好みに合いそうな神機パーツを決めておくといい」
「了解です」
「ラケル博士のところには行ったか?」
「いえ、まだです」
「彼女も忙しい身だからな、今度話ができるように俺が言っておこう」
「ありがとうございます」
ジュリウス隊長は去って行った
「よし、訓練頑張るか」
訓練室
「ぜぇ…ぜぇ…」
地獄だった。まさかここまで隊長がスパルタとは…
ある程度ダミーアラガミで体を慣らしていた。俺は悩んだ挙句、ロングブレード、アサルト、シールドにした。最初はそこまでハードではなく小手調べ程度だったが俺の戦闘内容を見ていたジュリウス隊長がワクワクしながら
「50匹組手といこうか」
で、今の状態である
「い、いきなり50匹組手とか半端ねぇ」
「だが、やり遂げたじゃないかww」
何がそんなに面白いのだろうか
初対面のあの隊長らしい雰囲気はどこに行ってしまったのだろうか
「よし、今日はこれで終了だ。しっかり休息を取るんだww」
何がそんなに面白いのだろうか
ロビー
「ああー疲れたーー」
「お疲れ様です」
「あ、フラン」
「どうでしたか?訓練は」
「隊長容赦ないよ。いきなり50匹組手とかされたし」
「それはそれはww」
なんなんだこいつら?
階段を降り自動販売機でジュースを買い、横に長い椅子に座ろうとすると髪を耳の形にして、とてもとてもエロい服装をした女の子が座っていた。あれ、防御力0なんじゃ…まぁアラガミの攻撃はほとんどが一撃必殺みたいなもんらしいから関係ないか
「あ、こんにちはー!」
彼女が俺に気付き手を振る
第一印象は最高だ
俺は彼女の横に座った
「君もブラットの新入生…じゃなくて、新入りの人だよね?」
「そだよ」
「私はナナ!同じくブラットの新入りです!よろしくねー」
「俺はヒロっていうんだ。新人同士頑張ろ」
「うん!あ、訓練どうだった?」
「もう大変だったよ。神機の変形とかあたふたしたし、ジュリウス隊長は超絶スパルタだし」
「そうなんだ!私だけじゃなかったんだ!似た者同士だねっ!」
笑顔が素敵で微笑ましいこと
「あ、私ジュリウス隊長と同じとこ出身なんだ」
「へぇーどこ?」
「マグノリア=コンパスっていうんだ」
「んー?聞き覚えがないな」
「えっとねラケル博士の児童養護施設でね、ジュリウス隊長はその中でもエリートの分類に入ってたんだよ」
「あのバナナ頭が…まぁ確かにエリートぽいけど」
ナナはバナナに反応して、はははっと笑いさっきから気になっていた大きな袋から何かを取り出した
「ではでは、お近づきのしるしに…はい!」
「こ、これは!?」
「お母さん直伝!ナナ特製おでんパン!良かったら食べてよー」
これはおそらく珍料理に入るであろうおでんパンを引きつった笑顔で貰う。ナナは美味しそうに食べる
あ、クシが…
もぐもぐ
「んー!おいひー!」
クシごと食べた……だと!?
そうかナナよこれは試練なのだな?お前と友達になるためにはクシごと食べなければならないのだな?なかなか奥手だな
結局クシと思っていたものはパスタであり、普通に食えた。
「ごちそうさま。美味しかったよ」
「へへへ、でしょー?あ、私そろそろ訓練だからまたね!またおでんパン食べたくなったら言ってね?」
「りょうかーい」
ナナはタタタっと去って行った
「明日もハードだなぁ」
これから始まる戦いの日々。ヒロはこの先の苦労を考え苦笑いを浮かべた
ブラッドでのヒロインはナナかな?いや、エリナもいいけどシエルもいいなぁ。それなら読んで下さる方々に決めてもらうのもいいかもしれません。気が向いたら言って下さい