神と人と愉快な仲間達   作:パルモン

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かなり間が空きました汗


予兆

「聞こえない…私の中でいつも囁いてくれたのに…進むべき道を照らしてくれたのに…」

 

 

 

彼女はフライア内の神機兵保管庫室の奥に来ていた。広々とした空間からは妙な寒気が漂い、近寄りがたい雰囲気を出している

 

そこにあるものは

 

 

 

 

 

ガシャン

 

巨大な神機兵

 

「王が不在ならば、貴方がその役割を果たすのよ」

 

 

 

 

絶望が始まろうとしていた————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

極東支部 支部長室

 

キワムはサカキに呼ばれていた

 

「さて、今回呼んだのは…」

 

「新たな特異点、だろ?」

 

サカキの声を遮るように返事をする

 

「そうか、やはり気づいていたんだね」

 

キワムは月にいる時からすでに地球が新たな特異点を作ろうとしているのをわかっていた

 

「しかし、君というイレギュラーが発生した」

 

「言い方注意。それじゃ、俺が悪役みたいじゃないですか」

 

この地球(ほし)からすればキワムは悪役である

 

赤い雨というシステムに抗う人類、赤い雨という恩恵を受け強化されるアラガミ。人と神の競争はすでに始まっている

 

「そんで、特異点になる可能性があるものはある程度目星はついてるんですか?」

 

「それが全くだよ。赤い雨が人類を死に戒めることぐらいだね」

 

あまり進展はないようだ

 

キワムはため息をつく

 

手が打てない現状でも向こうは容赦なく特異点の準備を進めている。正直劣勢なのはこちらの方だ

 

「失礼します」

 

結局なにも掴めないまま支部長室を後にする

 

「何を話してたの?」

 

部屋を出るとカノンが待っていた

 

「まぁ、いろいろと月での話とか?」

 

カノンはジト目でキワムを見つめる

 

「え、えっと…」

 

キワムは見つめられ、一歩退く

 

「………嘘」

 

「え?」

 

「そうやってすぐに誤魔化そうとしますよね?キワムは。一人で考えて一人で解決しようなんて考えないで下さい。私がいるんですから」

 

カノンの言葉に目を見開く

 

「そうだな…三人寄れば文殊の知恵って言うしな」

 

カノンにも話すことにした

 

 

 

 

カノンの部屋

 

「内容は簡単。この地球(ほし)が新たな特異点を作ろうとしている」

 

「えぇっ!?」

 

(この反応…久々に見たな)

 

少し嬉しくなるキワム

 

「でもどうやって特異点を作ろうとしているのか全くわからない状況だ」

 

カノンは不安そうな表情を浮かべる。自身の服をぎゅっと握っている

 

「…また、キワムが特異点に…?」

 

彼は特異点の片割れと言っても過言ではない

 

「それはないな。もうアラガミに支配されることはない」

 

何故かもうアラガミ化が進行することはないと彼は断言できる

 

「本当に?」

 

理由は上手く説明できないが

 

「まぁ、神機の加護みたいなやつが俺にはあるからな」

 

冗談ではなく本気でキワムはそう考えている。相棒がアラガミ化を止めてくれたのだと思う

 

カノンも彼の言葉に嘘偽りはないと感じ、笑顔になる

 

「もう、遠くに行かないですよね?」

 

前にも言ったような言葉を言う

 

「心配すんな。約束する」

 

もう、寂しい思いはさせないとキワムは決意する。何もしてやれなかった分、カノンにこれからは多くのことを返していこう

 

「カノン…」

 

優しく、そっと、カノンに口づけをする。カノンはそれがわかっていたかのように、自らも彼に口づけする。二人の空白の時間は埋まらない。しかし、これからはその空白の時間以上のものを二人で作ろうと二人は決意する。そして二人はその夜、お互いの体を重ねた

 

 

 

「三年ぶりだけど、あの時と変わりませんね」

 

二人は手を繋ぎ向き合う

 

「ちょっとブランクがあるからな。次はもっと気持ちよくさせてやるよ」

 

するとカノンはボフッと効果音が出たかのように赤くなる

 

彼女自身彼からそんな言葉が出るとは思いもせず、驚きと共に羞恥で目線をあちこちにそらす

 

しかし、彼に再開できた喜びが勝り、二人で夜を過ごした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが極東支部か…」

 

一人の少女と男性はヘリから極東支部を見下ろし、最前線で今まで持ちこたえてきたこの場所とゴッドイーターついて思案する。極東のゴッドイーターは強者揃いと他の支部でも噂、否、事実として伝わっている。それは三年前から広まり、現在に至る。

 

その少女はある男と会うために極東を訪問する予定だ。そしてもう一つは…人類の存亡を賭けた戦いの幕上げとなる重要な情報を伝えるためであった

 

 

 

 

 

ラウンジ

 

「よお、ヒロ」

 

ロミオはラウンジでヒロと待ち合わせをしていた。あの時感じた血の力を実現させるために。現にロミオは一度ブラッドアーツを発動しているためあとはヒロと共に任務を遂行し、血の覚醒を待つだけだ

 

「それじゃ、さっそく任務に行きますかー」

 

「「おー!」」

 

「…なんでナナがいんの?」

 

いつの間にか現れたナナに驚く二人

 

「べ、別にいいでしょ!私も血の力を上手く使えるように練習しなくちゃ!」

 

ナナの血の力はアラガミを誘導するもの。つまり、囮としての役割を果たす。あまり多用するのは彼女の身に危険が伴うため、上手く制御できるかが重要である

 

「まあ、いっか」

 

「うんうん!みんなで行った方がいいよ」

 

この時ナナの顔が少し赤くなっているのに二人は気づかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黎明の亡都

 

今回はガルムの討伐だ。ヒロたちの実力ならば単体のアラガミは容易いものだ

 

 

 

「よーし!やってやる!」

 

ロミオは気合十分だ

 

『目標アラガミまもなく侵入します!』

 

ヒバリのアナウンスに頷き、目線の先にいるガルムを睨みつける

 

 

「グオォォオ!!」

 

ガルムの遠吠えが戦闘開始の合図となり三人は散会しつつガルムに回り込む

 

バンバン!!

 

ヒロとロミオの銃撃て脚を狙い撃つ

 

「えぇい!!」

 

ナナのハンマーの一振りでガルムを脚を叩き潰し転倒させる

 

そしてヒロとロミオのブラッドアーツでガルムは沈んだ

 

わずか五分の決着だった

 

その中でロミオは自身の血の力の目覚めを感じることはなかった

 

「くっそ…」

 

彼のわずかに漏れた苦言は二人には聞こえなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




文は相変わらず短いです
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