読んでくれている皆さん
感謝感謝です
「足引っ張らないように訓練しなくちゃ」
前回の反省を踏まえカノンは訓練室に来ていた
「あら、あなたは確か……」
私より先に訓練室に来ていた女性が話しかけてきた
「は、はい 台場カノンと申します!不束者ですがよろしくお願いします!」
綺麗な方だなー
それが彼女を見た第一印象だった黒髪のショートにすらっとした体形でなりより大人の魅力というか雰囲気があった
「あなた、まだ任務があるんじゃない?」
「はい、でもまだ時間があるので少し練習しておこうと思いまして」
誤射をなんとかしなくちゃ……
「その志はいいと思うわよ。でもね焦りは禁物よ」
内心ドキッとした確かに少しでも足を引っ張らないようにと空いた時間はいつも射撃練習をしていた。おそらく焦りもあったと思う」
「戦場で焦りは死を呼ぶから……」
彼女は少し顔が暗くなったおそらく前にもそういことが……
「あ、ごめんなさい。暗い話をしちゃってそれに自己紹介がまだだったわね。私は橘サクヤこれからよろしくね?」
「はい!よろしくお願いします!」
「あぁ、君が期待の新人君だね?僕はエリック。エリック・デア=フォーゲルヴァイデ。君も僕のように人類のため、華麗に戦ってくれたまえよ」
「神羅キワムです。よろしくお願いします」
「ほら、ソーマ。君も彼に挨拶したらどうだい?」
フンッとソーマはこちらを睨めつけながら
「ソーマだ。別に覚えなくていい。死にたくなければ俺には関わらないことだ」
やはりこいつあの時すれ違った……
「おい、新型。お前……」
「ソーマ!新人君!」
突如オウガテイル、サイゴード、コクーンメイルが襲って来た。それにかなりの数だ
「チッすぐにあの世に送ってやる……!」
神機を構えるとソーマはアラガミの群れに突っ込んだ
そして次々とアラガミを斬り伏せて行く確かに実力はトップクラスと言われる彼はアラガミの攻撃をバスターブレイドとは思わせない身のこなしで避け、一撃でアラガミを沈める
「さぁ、新人君僕達も人類のため、華麗に戦うよ」
エリックさんもブラストであるがソーマの援護をしつつ自分に近づくアラガミをブラストの強力な火力で吹き飛ばしていく
「やっぱリンドウさんにしろ、ここの人達はみんな凄いなぁ」
俺も次々とこちらに向かって来るアラガミを倒していく。何故だろう俺が戦いを始めてまだ日は浅いが懐かしいというか慣れた感覚があった
「ソーマさん!エリックさん!」
二人にオラクルを受け渡す
「余計なことしやがって」
「これがリンクバーストというやつだね!フフフっ!さぁアラガミよ僕の前にひれ伏すがいい!」
かなりの数ではあったが所詮は小型アラガミ。二人がいることもあってあまり苦戦せず片付けれた しかし
「っ!これは!新たなアラガミが侵入しました!おそらくボルグ・カムランと思われます!」
くっ!大型種!俺が対戦するのはあの日のヴァジュラ以来だ。が、二人は慣れているのか落ち着いていた
「またか……なにが来ようとぶった切るだけだ」
「新人君あまり無理しないように。なんでも僕に頼っていいよ」
ソーマはボルグ・カムランの尾の針を避けながら間合いを詰める 俺もその後に続く
「足を引っ張るなよ、新型」
「任せて下さい」
「ふん……」
尾の針をバックラーで受け流しそのまま体を回転。その遠心力を利用し尾の針を思いっきり切り上げる
バキィッ!!
「ギャオォォォォオ!!」
尾を結合崩壊。続いてソーマが仕掛ける……が、盾で攻撃をガードされる
「くそったれが……!!」
「僕に任せてくれ!二人共一旦下がるんだ!」
エリックさんの指示でバックステップをする。その直後エリックさんが爆破系のバレットを連続で盾に撃ち込む そして盾を木っ端微塵に破壊した
「ギャァァア!!!」
ボルグ・カムランが悲鳴をあげ怯む。その隙を逃さず右足に三連撃を与え捕食。堪らず相手の体制が崩れる
「目障りだ……」
ソーマがチャージクラッシュを弱点である口に叩き込む
「消えろ!!!」
ブシャァァァァァアア!!
血しぶきをあげそのまま動かなくなった。
「アラガミを撃破!迅速な対応お疲れ様です」
「なかなかいい動きだったねキワム君」
「少しは役に立つようだな」
「お!ソーマが他の人を褒めるなんて珍しいね」
「うるせぇ」
ソーマは舌打ちをして背を向けた
「おい、新型。後で話がある……」
俺は察した。コアを回収し、静かに頷き帰りのヘリが来る地点まで歩き出した
「失礼します」
俺はソーマさんの部屋に来ていた
そしてソファに向かい合って座った
「……お前は俺と同じで壊れて混ざった匂いがする。それも俺以上にな」
「やっぱりソーマさんもですか……」
ソーマさんは頷き自分の過去を話してくれた。
自分はアラガミを殺すために生まれてきた。そのせいで母親を死なせてしまったこと。自分の体に偏食因子を組み込まれていること。その影響でアラガミを呼び寄せる習性があること。そしてそのせいで多くの仲間を失ったこと……
「フッ こうやって自分のことを話したのはお前が初めてかもな……」
ソーマさんは天井を見上げた。けどその顔はどこか吹っ切れたようだった
「ソーマさん俺も同じです。アラガミと変わらない自分のことを嫌う人も多くいました。でもそんな俺でも今まで育ててくれて息子のように接してくれた人もいます。だから俺は人を恨んだりしてません。こんな俺でも帰りを待ってくれる人がいますから」
「それがお前の強さなのかもな」
「え?」
「なんでもない。時間をとって悪かったな。お前は……死んでくれるなよ?」
「わかってますよ、ソーマさん」
「…………ソーマでいい」
ソーマと別れを告げ部屋を後にした。
お互いのことを理解できる親友を得て……
カノンヒロインしてないな笑