神と人と愉快な仲間達   作:パルモン

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バレンタインネタも考えた方がいいのでしょうか? カノンをタメ口で喋させると違和感バリバリなのでやめました。


何気ない1日

「しかし、出逢って1ヶ月半で随分と成長したなぁ」

 

「リンドウさんのおかげですよ」

 

「まさか恋人までつくるとはまったくこいつは」

 

 今、俺とリンドウさんは食堂に来ていた。俺とカノンの関係はあの騒動のせいで一瞬にして広まった。もちろん俺のことも……けどみんな今までと変わらず接してくれている。むしろ、彼女とか調子に乗りやがってとか絡まれることが多くなった。

 

「さて、じゃあ俺もちょいとデートに行くかぁ」

 

「サクヤさんとですか?」

 

「ははっ いや、今回は違うな」

 

 リンドウさんの言うデートとは2種類ある一つはもちろんサクヤさんと。もう一つは単独任務の時である。今回は後者のようだ

 

「アラガミと二人っきりのデートなんてくそくらえですね」

 

「まぁお前さんもそのうちそうなるかもな。新型で実力も十分あるからな」

 

 俺は復帰した日以来今までが嘘のように体が軽く感じ、一撃がかなり重いものとなった。さらに神機が軽く感じ、バスターであるがロングブレードを使っているような感覚だった。

 

「そろそろ行くかぁ」

 

「気をつけて下さいね」

 

「あぁ、お互いにな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、キワムじゃねーか!ちょっと手を貸してくれないか?」

 

「いいですよ。タツミさん」

 

 防衛班隊長を務めるタツミさんが手をちょいちょいとしながら呼んでいる

 

「今日はアラガミ装甲壁の強化に必要な素材を集める任務なんだが、量が多くてな。少しでも人数が多い方が効率がいいんだ」

 

「了解です。あ、その後外出許可をもらっていい?」

 

 ヒバリさんに確認をとる

 

「キワムさんの外出許可の申請、しておきますね」

 

「うん、あとカノンの分もよろしく」

 

「わかりました。二人分しておきますね」

 

「お?早速デートか?ヒバリちゃん俺たちもデートしない?」

 

「確か次郎さんに会われるんですよね?きっと喜びますよ」

 

「ヒバリちゃぁぁぁん!!」

 

 完全にスルーされ落ち込むタツミさん

 

 今日はカノンと一緒に次郎さんに会いに行く予定だ

 

「お待たせしました!キワム!」

 

 カノンがこちらに手を振りながら走って来た

 

「カノン、もう敬語はいいって前も言ったろ?同い年だし、恋人同士なんだし」

 

 カノンは頬を染め少し照れた表情を見せる

 

「なんだか、敬語が当たり前だから……」

 

「それもそうだな」

 

 二人で笑っているとタツミさんが冷たい目でこちらを見ていた

 

「二人とも、その前に任務だぞ」

 

「はーい」

「はーい」

 

 くぅと悔しがるタツミさん

 

「ねぇ、ヒバリちゃんやっぱ任務の後……」

 

「任務頑張って下さいね」

 

「ヒバリちゃぁぁぁん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 贖罪の街に俺とカノンは来ていた

 

「今日の任務内容なんでしたっけ?」

 

「周辺のアラガミ討伐と物資回収。てか、確認しとけよ」

 

「えへへ……」

 

 前まではボロクソ言ってやったが、今ではそれさえも愛おしいと感じる。これは重症かもな

 

「出逢って1ヶ月半しか経ってないけどなんかいろいろあったなぁ。いつの間にか付き合い始めたし」

 

「そうですね。でも今は毎日が楽しいです。前までは不安とか焦りしかなかったけど、キワムと一緒にいると安心できます」

 

「嬉しいこと言ってくれるな」

 

「本当のことですもん」

 

 俺は照れたのを紛らわすようにカノンの頭を撫でる。彼女はそれを嬉しそうに体を引っ付けてくる

 

「俺だってあれから毎日が楽しいよ。こんな殺伐とした世界でまさかこんな気持ちになれるなんて思ってもなかった」

 

 人であり、アラガミである俺にはあるはずがないと思っていた幸せが今俺にはある。彼女と過ごす日々は大切なものとなるのだろう

 

「さて、ちゃちゃっと終わらせて次郎さんに元気な姿を見せに行こう」

 

「うん!」

 

 ここにはかつての街の賑やかさは一切なく、無残にも食い荒らされ穴だらけとなった建物が多くある。俺とカノンは使えそうな素材を回収して回る

 

「お、出たな」

 

 サイゴードとオウガテイルが数匹こちらに向かって来た

 

 俺は銃形態に変えサイゴードを撃ち落としていく

 

 カノンも放射ではなく通常の弾よりも大きめの砲弾をオウガテイルに撃ち込む

 

「「グオォォオ!」」

 

 アラガミの群れが一箇所にまとまりもがいている

 

「カノン!」

 

「任せて!」

 

 カノンはアラガミの集団に向けてロケット弾を放った。徐々に加速してアラガミの群れに直撃と同時に大爆発を起こしアラガミを粉砕する

 

「やりました!」

 

 これはカノンに起こった変化で戦闘中、俺といる時は性格が変化しなくなった。そして訓練の成果か誤射も前より減少した。まだ誤射はあるが……

 

「っ!新たなアラガミが侵入しました!侵入地点を送ります!」

 

 やはりソーマと同じ体質である俺もアラガミを呼ぶ習性があるようだ。しかし、一部の人からはいい訓練だとかでよく任務に同行する人もいる

 

「気を引き締めていこう」

 

「うん……!」

 

 敵はサリエル。毒やレーザーそれにバリアを張っておまけに宙に浮いてるめんどくさいやつだが銃形態で対処すればそこまで苦戦する相手ではない。オウガテイルたちをまとめて捕食。コアとオラクルを回収し、銃形態に変え、送られてきた地点に向かう

 

「クルルルル!!」

 

 サリエルを見つけ速攻でスナイパーで頭を打ち抜く。怯むサリエルに容赦なく頭に連射そして結合崩壊。続いてカノンのロケット弾が命中煙を上げながら地面に落ちる

 

「喰らえ!」

 

 ブシャァァ!

 

「カノン!頼んだ!」

 

 アラガミを捕食し、オラクルを受け渡す。これが俺のいつもの戦闘スタイルだ。自身をバースト化できる点でも仲間をバースト化できる点でも効率がいい。さらに相手をリンクバーストさせると自身も同じくリンクバーストするスキルがあるため一石二鳥だ。

 

「撃ち抜いて!!」

 

 濃縮アラガミ弾lv3を放つ。極太のレーザーが放たれサリエルに的中そして爆発を起こす

 

「クルルル……」

 

 サリエルは生き絶えた。コアを回収し、ヘリを呼び帰投した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか緊張します……」

 

 俺たちは次郎さんの家であり、俺の実家に向かっていた

 

「次郎さんに会うのそういや初めてだよな」

 

 何気ない会話をしていると家に着いた

 

「次郎さん!キワムです!」

 

 奥から次郎さんが出てきた

 

「キワムじゃねーか!久しぶりだな!どうだ?仕事は?上手くいってるか?」

 

「順調ですよ」

 

「そいつは良かった。で、そこの嬢ちゃんはメールで言ってた人かい?まさか、お前らもう……」

 

「いや!違うから!次郎さん気が早いって!」

 

 え?気が早いってことはそこまで考えいるのでしょうか いえっ私だって何も考えないわけではないですよ?でもまだ早いというかなんというか

 

「あわわわわ……」

 

「ん?どした?カノン?」

 

「な、なんでもないです!じ、次郎さん!初めてまして、台場カノンです!キワムがお世話になっています。これからもよろしくお願いします!」

 

「はっはっは!しっかりした嬢ちゃんだ。キワム。手放すんじゃねーぞ?」

 

「わかってますよ」

 

「しかし、お前の元気な姿を見て安心したよ。カノンさんか?キワムのことよろしく頼む」

 

「ま、任されました!」

 

 三人で会話をしていると隣の家から黄色いバンダナをした少年が出てきた

 

「あ!コウタ!!久しぶり!」

 

 そいつは俺の家の隣に住む藤木コウタ。特技はツッコミ。とにかく明るくて、こんなご時世にも関わらずまっすぐなやつだ

 

「あれ?キワムじゃん!戻って来てたなら言ってくれよ!ん?隣の人は?」

 

「えっと、台場カノンです。コウタさん初めてまして」

 

「俺、藤木コウタっていうんだ!もしかしてお二人さん付き合ったりしてたりして!」

 

「おい、前にも俺が教えてやっただろうがまったく……」

 

 次郎さんは呆れている

 

「そうなのか!?っだよ!チクショー!キワム!お前抜け駆けしやがって!」

 

 カノンは恥ずかしそうに両手の人差し指を合わせている

 

 相変わらずのコウタに次郎さんとの会話は今までの苦労を忘れさせてくれた。こんな日がずっと続いてくれたらいいのにと俺は夕暮れにさしかかりオレンジ色になった空を見上げた

 




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ユウ、コウタ、アリサが入隊する1年前と言いましたが、コウタみたいなキャラがいないと厳しいことに気が付き、三人の入隊時期を早めようと思います。ツッコミ役ってすげー大事だね
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