もし守護輝士の片割れがレギアスの弟子だったら   作:草賀魔裟斗

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シオンも無理矢理ねじ込みました
そのためか結構、オリジナル色が強くなってしまいました…


一話 不穏なナベリウス

例の件からいくつきか日が経った

ナベリウスはダーカーが大量に出るようになった

だからかナベリウスに留まるアークスも増えた…私もその中の一人だ

なんとなく気になっていた、マトイの事もそうだが…あの仮面の事だ

ナベリウスにいけばまた、会えると思ったのかもしれない…あいつならマトイの事を知っているはずだ

 

ロンド→レスターン

信じられない…嘘だろ…

ねぇさんが…仕事してる…だと…!?

ここ数年見れなかった光景だ

少し感動さえも覚える

「…ねぇ、兄さん」

キャンプシップに乗るねぇさんを共に覗き込んでいたアリーシュが口を開いた

「なんだい?アリーシュ」

「あれ、ロンドねぇさんだよね?」

「そうだね…」

「ロンドねぇさんが仕事してる…?」

「…そうだね…」

アリーシュも驚愕している…当たり前だ

ねぇさんと言ったらだらだら寝る

気まぐれに起きて料理作る(あ、めっちゃ美味しいよ)

たまにハルコタンに花見しにいく

夜、逆ナンパして玉砕して飲み狂うのが日常だ…典型的なダメ女…のはずだ…

しかし今のねぇさんは…まるで教科書に書いてあるようなアークスだ…

「明日、何か惑星滅ぶんじゃない?」

「…警戒しておこう…」

 

レスターン→ロンド

私が仕事すんのそんなに珍しいかしら…

弟妹の視線が痛い…

まぁ気にしてても仕方ないかな…

「ロンドさん…ですよね?」

聞き覚えのない声に足を止める

「あの…私はロジオと言います…少しお時間よろしいでしょうか」

メガネをかけたパッとしない男が立っていた

「ロジオさん…?私になにか?」

「はい、えっと…私、惑星ナベリウスの調査をしているのですが…現地調査ができないので…アークスで今、一番ナベリウスに行っている貴方の現地調査をお願いしたいのです」

確かに今、このアークスシップで一番、ナベリウスに通っているのは私だろう…でも

「…?科学者の方ですよね…私でいいんですか?それに今までも多くの調査員の方が調査しつくしていると思いますが…」

「いえ、カンに近いのですが…あの不自然なんです…だから地質を調査したくって」

カンに近い…そうか科学者にもそんな私みたいな奴が…ちょっと嬉しいかも…

「解りました…私もナベリウスにこれから向かうところです…お手伝いしますよ、地質調査」

上が何かを隠している…それはマトイの件ではっきりとしている

ナベリウスの地質に何があるかは解らないが少し探りをいれるのはありだ

それにロジオさんは右目に写らない…このままいけばもしかしたらマトイや仮面のことで何か解るかも

「本当ですか!?ありがとうございます!」

ロジオさんは本当に嬉しそうだ

ったく科学者というのはよくわからん…

 

ロンド→レスターン

信じられない…信じられない!

ねぇさんが…科学者と話してる…!?

ねぇさんが!?は!?あれねぇさん!?

「ねぇ…兄さん…あれねぇさんだよね?ボク心配になってきた」

「頭のネジが絞まったのか…緩んだのか…」

てか仕事してこんなに心配されるアークスもなかなかいないぞ…

 

ロンド

ロジオさんの地質調査もかねてとりあえずナベリウスに行ってみた

とりあえず奥地まで行ってくれと言われたのである程度、深くまで行ってみた

すると刹那、

 

ナベリウスの風景が消えた

 

周囲は新品の冊子端末<紙>のように真っ白になり女の人の声がした

「声だけになることを許してもらいたい」

「誰…どこから…」

「私は詫びる…どうしても貴方達に過酷な選択を強いることを…また、分かりにくいことを…」

まるで伝わってこない…会話が成立していない…といったほうがいいかもしれない…

すると私の目の前に画面が出てきた

「これはあなたを導くもの…マターボード…貴方の選択が結末を変える…私たちはまた詫びる、貴方一人にこのような重荷を背負わせてしまったこと…深く詫びる…そして渇望する…救済の未来を」

それだけ言うと元通りナベリウスに戻った

 

「マターボード…」

その画面には多くの分岐点が書かれていた

「私の選択が未来を変える…か…」

上等じゃないか

人の死も背負えたんだ…未来も背負ってやる

あの声の主が望む救済の未来を必ず迎えてやろうじゃないか…

突拍子の無いことだが、ナベリウスにダーカーが出て妹がアークスになって白髪の記憶喪失美女を拾った…もうこの程度では驚かないな…麻痺してきてるな…

非日常にこれ程慣れてしまうと…日常に戻れるかは心配ではある…まぁ…その辺もマターボードとやらがなんとかしてくれるのだろう…深く考えず、私はマトイと仮面を調べることに集中しないと…

 

奥地は凍りついていた

当たり一面銀世界…ここは本当にナベリウスか?

「ロジオさん…今日はここで引き上げよう」

通信をかけた

嫌な予感がしたんだ…寒さとはちがう…こう言うのを悪寒というんだな…

「そうですね…データはある程度集まりました、キャンプシップをそちらへ向かわせます!ありがとうございました!」

「…うん。また、手伝うことがあれば言ってね」

 

とりあえず、アークスシップに帰還した

「…マトイは…と」

ショップエリアのテレポーターに乗ろうとした

途中で呼び止められるんだけどね

「ねぇさん」

「あれ?レスターンじゃん。どうしたの?」

すこしおどけて見せる

多分、心配事は解る…最近頑張ってたし

急にニートな姉貴がバカの一つ覚えみたいに仕事してたらそりゃ心配だわ

「ねぇさん…嫌なことでもあった?」

「…なんで?」

「なんか最近…ねぇさん顔怖いよ」

!?…思わず頬当たりに手を伸ばす

最近、解らないことが多すぎたか…顔に出てたかな?

弟は…いや、家族は自分が思っているより遥に自分の事を知ってるなぁ…

「…ありがと、心配してくれて、でも大丈夫」

なにが大丈夫、だ

何も大丈夫なんかじゃない…のに

「ちょっと気になってね…」

「ナベリウスのダーカーのこと?」

「それもそう…なんだけど…」

仮面にマトイ、マターボード…ダーカー…

ナベリウスには私なんかには計り知れない何かがある…

もやもやと…そう、私のカンが言ってる…それを解決しないことには…このもやもやはきえない

「…レスターン、アリーシュにも言っといて…ナベリウスには上層部が隠してきた何か…大きなものがある…当分ナベリウスには行かないように…」

「ねぇさんは行くの?」

愚問だね、我が弟よ

「勿論、私は隠すのは好きだけど隠されるのは嫌いだからね…そしてその隠し事を暴くのは…隠すより好きだかね」

そう言いながらショップエリアへテレポートした

 

ショップエリアにつくや否やキャストのうなり声が聞こえた…それもかなり聞き覚えのある声だ

「あれー?ジグさんじゃんどうしたの?」

彼はジグさん、家の師匠、レギアスの旧友で師匠の名刀、世果の整備を行ったりしてた人…最近は顔見てなかったけど…

「レギアスの弟子か…どうしたんじゃ?わしを笑いに来たのか?…ふん好きに笑え、この刀匠ジグ、齢75にして枯れ果てたようじゃ」

卑屈だなぁ…てか、自分で匠とか言えるうちは枯れ果ててないと思うけど…

「どうしたんですか?師匠から聞いたジグさんじゃありませんが…」

「…燃えんのだ…昔は泉のように沸いていた創造心が奮え立たん」

あー所謂スランプってやつか…天才ほど陥りやすいって聞いたことあるなぁ…

「四十年前の決戦時は心震えた…十年前の死闘もそうだ!大規模な戦いは情熱をかき立てる!」

「無いにこしたことはありませんがね」

本心だ、大きな戦いなんて無ければいいとは思う…が

多分聞いてないなこれ

「じゃが…戦闘の沈静化とともにわしの情熱も冷めて行った…武器を作りたいとは思う…じゃが中途半端な物は作りたくない…これは職人の矜持じゃ」

「は、はぁ…」

「…すまんな、愚痴に付き合わせた…お主には何故か話しやすくてな…愚痴ついでに1ついいか?もし、わしの情熱をたぎらせるような物があれば持ってきてほしい…インシュピレーションを刺激する…なにかを…」

「うーん…ならこれはいかがです?」

私はジグさんにニレンアギトを手渡した

この刀を触らせるのは師匠だけだと決めてたんだが…ジグさんならいいかな

「ニレンアギト…じゃな…確かに大業物じゃこんなにも錆びに覆われているのに未だに死なぬ不屈の剣じゃな…じゃがもっと刺激的な物がいいんじゃ…これほどの大業物であればごまんと見てきたからのう」

「そうですか…解りました、なにかあれば持ってきますね」

「すまんな…頼む」

私はニレンアギトを受け取った

不屈の剣か…カッコいいじゃん父さん

 

しばらく日が経つと(2、3日程度)ロジオさんからまた、地質調査の依頼がきた

何でも凍土エリアと森林エリア…まったく地質が違うらしい…まるで…そう別の惑星…

しかも奥深くの地層からダーカー因子が発見された…ナベリウスには大昔からダーカーが存在してきたのだ…

ではなんで今まで平静を保ってきたのか

今になってダーカーが現れたのか…

もしかしたら…全て繋がっているのかもしれない…マトイや仮面、マターボード、ナベリウス…調べてみよう…もしかしたらこれは私が考えてたより…かなり大きな問題かもしれない

 

ナベリウス 凍土エリア

「寒っ…」

森林エリアの暖かさはどこへやら…凍土エリアは凍る土と書くだけあって確かに土が凍るほど寒い…

「…!?」

そのドロッとした感じ…ダーカーか!?

「ロンドさん…?」

「しっ!…」

何かを探しているの…?キョロキョロと顔を動かしている…?

ダーカーがまさか…こいつらは無考生物のはず… ?

「そのデータはダーカーですか?アークスを見つけたら襲いかかってくると聞きましたが…」

「えぇ…認識はあってるはずよ…おかしいわね…私を襲わないなんて」

視認はしてるはず…なのに何かを探すのに必死でまるで眼中にない…

こんなダーカーはじめてだ…

「ロジオさん」

「追跡しましょう…ロンドが気になるのでしたら…ですが」

「…ありがとうございます」

 

ダーカーをスニーキングしていると凍土エリアの奥地についた

「…?」

何か結晶のような物が見えた

あれは…?

「案内ご苦労様」

とりあえず、ニレンアギトでダーカーを蹴散らし結晶に手を伸ばす

結晶は棒のようなものに変形した

 

-キィィィィィィィン-

金属音のような不思議な音が響いた

 

「これは…」

-それを離せ-

身の毛が総立ちした

仮面か…しかし今までの殺気じゃない

まるで親の敵をみるような…

仮面が剣を掲げて襲いかかってきた

やばい…動けない…!

「はぁっ!」

銃剣が見えた…ゼノ先輩か!

「ゼノ先輩!!」

「危なかったな。ロンド!」

ゼノ先輩は銃剣を下げて仮面を睨み付けた

後から足音が聞こえる…エコーさんかな

意外と初対面だ…

「けしかけた手前…気になってな追いかけてきた…いいなぁ、持てる女の子は」

「よくも思っても無いことをいけしゃあしゃあと…はじめから女の子だなんて思ってない癖に」

少し冗談を含んで言った

それを察してかゼノ先輩も微笑を浮かべた

「しかしこりゃ…どうなってんだ…?」

やっとエコーさんが合流できた

…遅くね?

「ゼノ先輩、あの人がエコーさん?」

「あぁ…のんびり屋というかなんというか…まぁ指摘しないでやってくれ」

エコーさんは顔を上げたとたん驚きの声を上げた

「え!?ロンドって…女だったの!?」

第一声がそれかよ…まぁ慣れたけど

「てっきり男の人かと…顔に火傷あってニレンアギトを振り回すって聞いてたから…それにロンドって男の名前だよね?」

あぁ…それは…

「それにはな、爆笑必至のエピソードがあってだな…」

「ゼノ先輩…」

軽く睨む…はぁ師匠もやってくれたね…

「おっと…それよりも…こっちか」

仮面はボソッと何かを言ったなにかは聞き取れなかったが

「あら、待っててくれたの?いい子ちゃんね、わりと」

「その人…アークスなの?」

「そーゆうのを調べるのはお前の役割だろ」

エコーさんは少しムッとしたがゼノ先輩の言うとおり検索を掛けた

しばらくしてまた、エコーさんは驚きの声をあげた

「該当データなし!どういうこと!?」

アークスじゃないのか?でもあの剣は一時期流行ったコート系の武器だ…フォトンの色こそ違うけどね

「おい、お前、どこのどいつだ、所属を言え、誰の了解を得て人の妹弟子に手ぇだしやがった」

仮面は答えない沈黙を続けるだけだ

「無視かよ…ちぇすかした仮面着けてるし…いけすかんやつだな、お前!」

「邪魔をするなら…殺す」

 

仮面とゼノ先輩は切り合いをした

どちらも実力が均衡していて決着がつきそうにない

「…その太刀筋…どっかで見たな」

ゼノ先輩が言った

「……」

それを聞くと仮面が手を止める

「手を止めた…ゼノ先輩!」

「あぁ!スキあり!」

ゼノ先輩が仮面の仮面を攻撃した

…ってこれ、変な文字列だなぁ…仮面から火花が散り…そして

仮面の一部が砕けた

一瞬、白い髪が見えた気がした

「ッ!」

急いで仮面は砕けた所を押さえる

まるで素顔を見せたくないような…

「…業物がイカれちまった…まぁお互い様…か」

「……ロンドォ!!」

怒りの咆哮と共に仮面は闇に消えた

「けっ一昨日来やがれ 」

ゼノ先輩がふぅーとため息をついた

「とんでもねぇやつだったな…ん?ロンド。なんだ?そのガラクタ」

「あぁ…多分、仮面が狙ってたのこれだと思う…なんでしょう?これ、変な音も鳴ったし…」

「変な音…?」

「えぇ…聞こえませんでした?」

ゼノ先輩は首を横に降った

「そんなもん聞いたか?」

「あたしは聞いてないけど…」

「こちらのデータにもそのような音声情報はありませんね…」

おかしいなぁ…あの金属音は一体…

「まー考えるのはロビーでも、できっだろ…学者さーん、あんたの集めたかったデータも集まったんだろ?」

「はい、そちらも十分集まってます…しかし…ゼノさんは何故、ロンドさんの依頼内容をご存じなのですか?」

ゼノは後頭部を掻く

「あー、先輩つーのはな後輩のやることなすこと大体把握してるもんさ」

「あたしに調べさせた癖に…」

「いきなりバラすなっての!ほらさっさと帰るぞ!長居は無用だ!」

ゼノ先輩とエコーさんが軽く口論しながら去っていった…




ロンドの名前の爆笑必至のエピソードはそのうち書きたいと思いますw
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