もし守護輝士の片割れがレギアスの弟子だったら 作:草賀魔裟斗
後、受験も…受験は合格発表まで安心はできませんが
まぁ、肩の荷がおりましたw
ゲートエリア@ロンド
「はぁ…」
ため息をつく…疲れてんのかな…
マトイが来てから色んなことが立て続けだ…
マターボードは正しく進んでいるのかも分からないし…あの声は誰だったのか…意味もイマイチ理解出来てない
あの声が望む未来を作る鍵がマターボード?なら何故、今…
考えど分からない…から今は最善のことをするしかないか…
「あ、ロンド、良かった、無事みたいだ…」
マトイの声がして少し驚いた
「あ、マトイ…うん、割と元気だよ、どうしたの?」
「なんだろ…イヤな予感がしてて会いたいなって思ってたから」
「イヤな予感かぁ…」
元気じゃないってこと…察されたのかな…
「あぁ、こんな所に!ダメですよ、マトイちゃん勝手に出歩いちゃ!」
げっフィリアさん…反射的に右目を隠してしまう
「?、どうしました?ロンドさん」
「あー、いや…なんでも…」
マトイは少し俯いた
「大丈夫…少し、頭が痛いだけ…」
まだ、頭が痛いんだ…大丈夫かな…
「ダメです、調子が悪いのは事実なんですから、さ、帰りますよ」
「……分かりました……」
マトイはあからさまにフィリアさんと接する時はテンションが下がるね…
あぁ…分かる、とても分かるよ、その気持ち
「ロンド、ごめん…また今度ね」
「うん、お大事に」
フィリアさんがマトイを連れて行ってしまった
…あーあ…やだやだ、マトイにまで言われちゃったよ…私って死相でも出てる?最近、ギルスとベールちゃんに同じこと言われた…嫌な予感がするって…
もしかして私、やばいことに巻き込まれそう…?
@レスターン
俺は今、浮上大地にいる
なんだ、浮上大地ってと思う人もいるかもしれない
惑星リリーパで新しい土地、地下坑道が発見されたがそれと同時期にここ、アムドゥスキアでも新しい土地として浮上大地なる所が発見された
浮上施設というだけあり島が浮いている…すげなどんな物質でできてんだか…
ちなみに火山洞窟とは違いそこまで暑くはない、むしろ少し肌寒い
「あぁ、くそっ!また逃げられたではないか!」
なんか聞こえた…アキさんの声か…?
「せ、先生!先生っ!僕に八つ当たりしないでください!」
ライトくんの声も聞こえる…間違いないな…
「仕方ないですよ、いきなり被検体になれ、はお願いとして無理がありますって!」
「そんな悠長な事を言っていられる時期では無いというのに…」
「どうかしました?」
悠長な事言ってられない…?
切羽詰まっているようすだね…どうしたんだか
「ん、レス君か…いや、竜族に協力を求めているのだが…なかなか応じて貰えなくてね」
…被検体になれ!
コト=ワル的なやり取りが目に見える…
切羽詰まってるのにそれでは埒があかんだろう…
「今みたいな無視はまだいいですよ…いきなり襲ってくる事もあるんですから!もうやめましょうよ!先生!命がいくつあっても足りませんよ!」
「だが、放っておけばこの惑星の命全てが喰われるのだよ」
2人の意見も一理ある…最近、どうも竜族の様子がおかしい…
放っておけばやばいのは明白だが首をツッコミ続ければ命が何個かあっても足りない…
「ダーカーの侵食…ですか?」
「そうだ、ダーカーの侵食は竜族の考えているような病とは訳が違うぞ…惑星全体に広がり、命を蝕む物だ…」
「だけど、竜族は閉鎖的な種族だから自分達には関係ないって考えてる訳ですか…厄介な…」
「そうだ、取り返しのつかないことになる前に…竜族の長…ロの一族に出会い協力を取り付けなければ…」
…これ、結構、やばい問題なのでは…
「すまない、愚痴になったな、何か新しい情報が入れば改めて君にも連絡しよう」
「お願いします、俺も竜族の件は他人事じゃないんで…俺もなんかあったら情報、共有しますね」
デューマンの元になった技術は竜族のものに近いという…デューマンの姉を持つ俺にとっては…とても他人事には思えそうにもない
「分かった、頼む、ではな」
「失礼します!」
そう言うと2人は去っていった
しばらく浮上大地を歩いてみる
広いな…何個浮島があるんだ…
ふと下をのぞき込む、身震いがした
落ちたら一溜りもなさそうだ…
「(アークス)(話がある)」
「ノワっ!!?」
びっくりした!?り、竜族!?
「どうした?なんかあったか?」
「(貴様達の)(内に)(執拗な輩が)(居る)」
執拗な輩…あ、やっぱり浮上施設って狭いのかも…
「(彼の者の)(我に対する)(追跡は)(度が過ぎる)(何故)(他の竜族ではなく)(我にのみ)(固執するのか)(蹴散らしてみせても)(諦めぬ)」
あー、また、目に浮かぶなぁ…
「(貴様が)(諌めろ)(同族の所業の)(責任をとれ)」
ねぇさんの旧友の時点で俺には止められないな…なんかねぇさんの旧友って強い人多いから(クセが)
「いや、俺には無理だよ…俺に止めれられたならとっくにあんたに蹴散らされた時点で諦めてる」
「ああ、こんな所にいたのか!まったくそんな姿を見ただけで逃げ出さなくてもいいじゃないか!」
「(…ち)(追いついた…だと)」
「あはは…早く逃げないと追いつかれるぞー、なんせアキさんはあんたらのことになったらどこぞの青いハリネズミの如く走ってくるからな」
竜族はもう一度舌打ちをして俺をみた
「(いいなアークス)(同族を諌めろ)(我は)(甚だ迷惑している)」
「はいはい、善処しますよ」
竜族が去ってすぐにアキさんがやってきた
「ん?どうしたんだい?レス君、あのコの一族と話し込んでいたようだが」
「あー、なんでもないですよ、ただ、執拗な輩がいるので諌めろと…諌めても何も変わりませんけどね」
皮肉っぽく言ってみた
「?、いやいや、あとで詳しく聞くよ、今はあのコの一族を追うのが先決なのでね!」
「それじゃ一つだけ、なんで、その…コ?さんに拘るんすか?」
「そんなの決まってる彼が危ないからだ」
「ああっと!説明している間にもどんどん遠ざかって行ってしまう!では!」
アキさんが走っていってしまった
「あー、待ってください!俺も同行します!」
@ロンド アムドゥスキア 浮上大地
「…レスー?レスー!?」
あー、もう!あの子は…!
いつまでこんな所で油売ってるの!
アーシュの一件で学んだかと思ったら!
「あ、おーい、ロンド君!」
ん?この声はアキ?
「アキじゃない!久しぶりねぇ…と、ごめんね、アムドゥスキアの件は…家の妹が…レス!?」
「ねぇさん!?どうしたのさ!?」
「どうしたのさ、じゃないわよ!このおバカ!あんたはアーシュの一件から何も…」
近くに竜族が蹲っているのが見えた
「竜族…?アキ、どういう状況なの?」
「あぁ…このばかものの治療を手伝ってくれないか」
「かなりダーカーと戦闘していたみたいで…俺、浄化苦手だしさ…このままだとやばい事になるよ」
ダーカーと…竜族は余程無知なのか…
私が手を伸ばすと竜族は嫌がるように声を上げる
「(…ぐ)(触れるな!)(アークスの)(施しは受けん)」
「施しとは失礼だな、私たちはアークスとしての役割を果たしているにすぎないぞ、即ち、君の中にいるダーカーを滅ぼす」
「(我の内に)(ダーカーだと)」
「ダーカー因子は感じる、間違いないよ、竜族の色男…あんた、ダーカーに侵食されてる…分かってるはずだよね?内から込み上げる衝動にさ」
アキが呆れたように続けた
「ま、もしキミがダーカーに成り下がりたいと言うならその意思は尊重するがね」
「(…)(戦いの末で)(滅びるなら本望)(我らの誇り)(愚弄するな)」
戦いの末ねぇ…死んでもいいか…
1回、アキの前でそれ言ってぶっとばされたっけ…
「キミたちこそ、どこまで命を愚弄すれば気が済む…誇りという聞こえのいい言葉を言い訳にするなよ、竜族、その『誇り』とやらのために今までの歴史を全て消し去るつもりなのか」
「はぁ…目を背けないでよ、竜族、キミたちなら分かってるはずだよね?あんたら聡明なんだもんね…」
「このまま、狂う竜族が増えればどうなるかなんて…問うまでもないはずだろ?」
竜族は黙り込んでしまった
アキは命に誇りを持ってる
私とは反対の人間だ、私は死に生きていた…
「(貴様達ならば)(ダーカーに)(正確に)(正常に)(対処できると)(そう)(言うのか?)」
「私一人では無理だ、私はアークスとしては出来損ないだからな」
「俺一人でも厳しいぜ…浄化は専門外だ」
「だが、ここには優秀なロンドくんとレスターン君がいるのだから大丈夫だ、任せたまえ」
「やめてくれ、そこに俺いれんの、でもねぇさんのフォトンの扱いは天下一だ、きっと大丈夫さ」
「ハードル上げないで2人とも…でも、ま、そう言うこと…それにダーカーを殺す…これだけは…慣れてるからね」
「(ロンド、レスターン)(その名)(ヒのエンより聞いた)(貴様らが)(そうなのか)(ロの伝えし)(話にある)(救世の)(存在なのか)」
救世!?やめて!大きくしないで!
私、プレッシャーに弱いの!
…とはいえ、この人、死なないね…目にも見えないしさ
「それはまぁ、ずいぶんと大きな話だ…とはいえ、あながち間違いでもないな」
「そーね、証明が必要なら目の前の弱った竜族でも救いましょうか?」
死なないなら余裕だよ
「そうだな…なぁ?ロンド君?」
竜族を救ってからウロウロしているとアフィン君にあった
「あ、アフィンくん!お久ー!」
「おっ、相棒のねぇさんじゃんか!探索っすか?」
「へへー、そんなとこー」
「俺もそんなとこっすー!」
アフィンくんもずいぶん、私に慣れてきてくれた…有難いね…妹の友達だしさ
「やーっと色んなとこ行けるようになってきたっすからね…ここから俺の本当の始まり!」
「おー!なんか手伝おうか?」
初々しいなぁ…私にはなかった時期だから見てて楽しい
「手伝いなら大丈夫っす、なんせあてのない捜し物っすからね…もちろん、諦めてはいません、俺の手で見つけたいだけなんですけどね…だってその方が感動的だと思いません?…なーんて、気遣ってくれてありがとう、ねぇさん、困ったら真っ先に頼らせて貰います」
「おー、そうしてくれたまえ?このロンド先輩が親身になって手伝おう…とその前に」
アフィン君は目の前から消えていた
「てか!義姉さんって呼ぶなぁー!!ねぇさん!認めませんからね!!」
しばらく歩くとあいつらが出てきた
「あァお前か」
「ゲッテムハルト!!切り刻まれにきたわけ?なら手っ取り早い!切り刻まれなさい!!」
「オマエでもいいか…いやまだ早いな…」
「あん!?なに嘗めた口聞いてくれてんだっての!殺されたいわけ!?」
ゲッテムハルトは気にせず続ける
「おい。ゼノはどこだ?一緒じゃないのか?あいつとなら楽しい戦いが出来る」
「知らねぇよ!ゼノ先輩の事なんて!」
ゲッテムハルトはそっぽを向き舌打ちをする
「ちっ、こういう時に出てこなくてどうする…つまんねぇやつだ、肝心な時に役にたたねぇたぁ変わんねェな…あまりに変わらなさすぎて可笑しくて腹がよじれそうだ」
知らず知らずのうちに抜刀していた
やっぱこいつ殺そう…世の癌はこういうやつのことをいうんだ!
「ならよかったじゃないそのまま、よじれて死ね!」
私の攻撃を軽くいなしてゲッテムハルトはまだ笑う
「お前はどうなるんだろうな…俺みたいになっちまうのか、ゼノみたいになっちまうのか…楽しみだぜ、いくぞ、シーナ」
ゲッテムハルトがどこかへ行く
私はメルフォンシーナに殺意を向けた
早くどこかへいけ…!
「…私に聞かれても無駄ですよ、ゲッテムハルト様とゼノ様の間に何があったのか興味ありませんから」
「聞いてねぇつーの…てかこっちも興味ねぇし、さっさと行け」
それでは失礼しますといいながら女もどこかへいった
はぁ、せっかく、レスのやる気な目とアフィン君に出会えて機嫌良かったのに…
全部台無しだよ…はぁ一服でもしようかな
「なにさ…」
浮上大地のダーカーに鬱憤ばらししてたら視線を感じた
多分、あのこだろ…
「あ、おかまいなく、戦闘動機の参考になればと観察していただけですから」
「ふぅん…なに?私の事、ハムスターかモルモットだと思ってるわけ?」
「いえ…そういうわけでは…しかしなるほど、感覚の鋭敏さだけでなく、その他の能力も非常に高く纏まっている…」
「そりゃどうも…」
それはそっちもそうだろ…みただけで分かる…この子は強い
「同じアークスとしては心強い…ですが…」
「ふーん、君もアークスか…」
知ってるよ、その武器のフォトンコーティングを見れば分かる
「あ、申し上げていませんでしたね…私もアークスです…基本的には私と貴方は仲間ときう枠に入ります…だから警戒は無用ですよ」
「そりゃ心強いや」
「観察はもう十分です、では」
彼女は腕を振るい消える…消えると流石に探ることはできそうにもない
気にせず、鬱憤を晴らそうとしたとき遠吠えが聞こえた
「竜族!?」
4本足で立つ白龍が降り立った
それ竜族は竜族とするには大きすぎる…
「…まさか…ハドレット…!?」
ハドレットらしき竜はダーカーのようなワープホールを抜けてどこかへ行ってしまった
「…なんだったの…?…もういいや、帰ろうかな…レスもそろそろ帰るだろうし」
@レスターン
アキさん別れてすぐ
アキさんはというと凄い速度で別の竜族に忠告しにいった
…まじにソニックなんじゃねぇの…あの人…
…足音が聞こえた…なんだ…
黒いローブに特徴的な仮面をつけた人物が立っていた
人間とは思えないような殺気を持っていた
「龍め…隠したか…」
そう呟くとどこかへ歩いていった
「…なんだよ…あいつ…!?」
身の毛もよだつとはこの事か…キャストになってから長らく忘れていた感情だ
恐怖…でもあれは懐かしさを含んでた…
なんなんだ…あいつは…
「っと!アキさんを探さないと!」
考えないようにしよう…あれは…危険だ
仮面を見失ってから暫くアキさんを探す
「おっ、レスターン、やっぱお前さんも来てたか」
ゼノさんの声がした
「ゼノさん、エコーさんも…どうしたんすか?」
「いや、ロンドの探しもんをよ…武器なんだが…聞いてないか?」
「あ、アーシュが言ってた奴っすね…ここにあるかもなんですか…」
「あぁ…仮面野郎もいたらしいしな」
仮面野郎…あいつの事か…
後でねぇさんを問いたださないと…
ねぇさんの捜し物か… 丁度暇してたし
ちょっとこっちを探してみるか…
「詳しく聞いてもいいですか?…アーシュからの情報だけでは断片的で……」
「おお…とはいえ、俺もあんま詳しくないんだ…ロンドが探してる武器…見つけたら分かるような独特の雰囲気がある奴だ」
「ねぇ、ねぇねぇ、例の武器とか仮面とかどうでもいいから先に進みましょうよ…こんなおっかない所に長居したくないんだけど」
エコーさんは何かと弱気だ
ゼノさんにひっぱられ気味なのは否めないな…
「そのおっかない所をこれから隅々まで探索しようって話なんだが…お前帰るか?」
「か、帰らないわよ!ロンド一派とゼノ二人きりにすると危ないもん!」
ロンド一派って…ちょっと笑ってしまった…
「はいはいそーですね、と…まっレスターン、せっかく合流できたんだし仲良く一緒に行こうぜ、でどう探して行くかって話だが…」
ドーンって大きな音が鳴った
「ふぁっ!?」
「(待たれよ)(レスターン)」
「竜族…敵!?」
「落ち着けってエコー…どうもそんな様子じゃねぇぞ」
あ、お前はあの…えーっとなんだっけ…
「あ、そうだ!ヒのロガ!」
「(レスターン)(公に)(先の感謝を述べる)(我が命)(斯様に救われた)」
「大袈裟だよ、俺は俺のするべきことをしたまでさ」
「(そして)(我は言葉を)(預かった)(ここより西)(進みし先にて)(公を待つものかいる)」
「俺を待つ者…?」
「(そうだ)(託すべき)(ものがある)(そう)(仰っていた)」
なんか壮大になってきたな…でもなんか線は繋がった気がする…ねぇさんの事も竜族の問題も…全部
「(役は果たした)(我は去る)(行く行かないは)(公の自由だ)」
ヒのロガは飛び去って行った
「ありがとー!ヒのロガ!」
飛び去って行くのを確認するとゼノさんが俺の横に進んだ
「ひゅーっ、すげぇ迫力…竜族ってあんなふうに喋るのか…喋るつーかテレパシーか?しかしなんだったけか?西にすすんだ先に誰か待ってるってか?流石に罠って感じでもなかったがどうするよ?進む道は任せるぜ」
「ゼノさん…俺、ちょっと見えてきました…最近の問題は全部糸で繋がってんだと思います…だから…従いましょう、託すべき物…託されに」
ゼノさんが少し微笑んだのが見えた
「で?エコー、お前はいつまで俺に引っ付いてるつもりだ?」
「え?…あ、別に引っ付いてなんかいないわよ!ゼノが暴れそうだったから抑えてただけ!」
「…お前の中で俺は一体どんなキャラになってるんだ?」
あはは…でもおかげで道は見えた
ヒのロガには感謝しなきゃな…
「じゃ、行きましょうか…西へ」
「りょーかいだ」
そうやって歩を進めた刹那、エコーさんの声が聞こえた
「そっちは東!西はこっちよ!お馬鹿ども!」
ひたすら西を歩を進めると竜族がいた
「お、竜族がいるぜ…レスターンを待ってたって感じだな」
竜族はひたすら俺を見つめる…確かにそれは間違いなさそうだ
「(来たか)(レスターン)」
「あぁ、来たよ…なんかくれるんだってね、で?俺になんかくれんのは君かい?」
「(我が呼んだ訳では無い)(我も)(言葉を預かるのみ)(しかし)(見事なものだ)(そなたとそなたの姉)(そしてあの研究者は)(コとも)(対話してみせた)(否)(それだけではない)(さらなる先を)(切り開いた)」
「大袈裟だ」
「(レスターン)(そなたとの出会いに)(感謝を)(テリオトーに)(感謝を)(…雑談が)(過ぎたな)(我の言葉)(その意味は)(すべて)(進めば分かること)(この先)(奥で待っている)(進むがいい)(アークスよ)」
それだけ言うと竜族は先へ行ってしまった
「竜族は大袈裟すぎる…俺は俺のしたい事、するべきことをしてるだけだ…感謝される言われはない…どちらかというとアキさんやねぇさんの方が感謝されるべきなんだ…」
「でもまぁ…お前にくれるっていうんだ、受け取っとけよ…しっかしなんとも盛り上げくれるなぁ、さぁてと奥では何が待っているんだか…」
ゼノさんの言うことに概ね賛成だ
俺も無欲な訳では無い
わざわざくれるって言ってくれてるものをそんな理由だけで受け取らないほど人間できてないしな
「き、きを付けないとダメだよ!まだ罠の可能性もあるんだから!」
「…もういいからお前帰れって高所恐怖症でへっぴり腰っておよそアークスとは思えねぇぞ?」
「う、うるさい!」
竜族の行った方へと歩を進めると
コさんがいた
「(言っておく)(我は)(貴様を認めていない)(馴れ合うつもりも)(ない)(だが)(恩義は返す)(それが)(我らの誇り)(ただそれだけ)(勘違いするな)」
コさんはあれだなツンデレだな
人間になったらツインテールだ
「(別に)(あんたの)(為に託して)(やってるわけじゃ)(ないんだからね!)(勘違いしないでよね!)」的なこと言いそうだもの
違いない…声的におっさんだからおっさんのツインテールか…やだわ
「なんか素直じゃないのね」
「(…ふん)(この先で)(貴様を待っている)(だが)(ダーカーも)(増えている)(せいぜい)(気をつけるんだな)」
すると後ろからざらついた殺気を感じた
「あいつは!凍土にいた仮面野郎!ちっ!面倒なタイミングで現れやがって!」
仮面…っ!思わず身構えた
ざらついた殺気を放ち続ける仮面
無い臓器が冷えていくのを感じる…まただ、恐怖か…
「(貴様)(何者だ)(竜族の領域に)(無断で踏み入るとは)」
仮面は気にもとめず俺に向かい剣を抜いた
あれは…コートエッジ!?
「レス、貴様も邪魔だ、殺す」
「!!」
レス!?こいつ、俺の事をレスと呼んだ…!?
「ど、どう見ても見逃してくれるって雰囲気じゃないわよね…すごくおっかないんだけど…」
「仮面の色女さんよぉ…なんで俺の愛称を知ってるんだよ…」
「女?なんで性別が分かるんだ?レスターン」
そう言えば…なんでだろう…直感かな…
「直感っす…でもどうしますよ…このままここで戦闘は色々危ないですよ」
コさんが仮面に近づいた
「(レスターン)(そして、その輩)(貴様らは)(先に進め)」
「コさん?」
「(この無礼者とは)(我が)(戯れよう)」
「邪魔だてするな…殺すぞ」
ざらついた殺気が更に強くなる
「(ハッ!)(面白い!)(我の力)(その身に刻め!)(レスターン!)(邪魔だ!)(さっさと行け!)」
「コさん…ご武運を!」
仮面に追いつかれないように全速力でその場を離れた
コさんのコートエッジの斬撃をガードする音が響いた
進んだ先はだだっ広い土地だった
「あれ?誰もいない?」
(アークスの子、レスターンよ、よく来てくれた)
「!?」
なんだ…こいつ、脳内に直接…!?
ってこれも慣れたものだなぁ…
「私はロのカミツ…故あって姿を見せられず、声での対応となる無礼を詫びる」
「こりゃご丁寧に…大丈夫です」
「ロのカミツ…レスターンをここに呼んだのもあなた?」
ロのカミツの威厳のあるゆったりとした声は続ける
(まさしく…旧態依然となっていた我ら竜族に、1つの楔が打ち込まれた…そのきっかけは間違いなく貴方の内にある…感謝する、レスターン)
「俺はやるべきことをやっただけです…ほんとにそれだけなんで感謝はしないでください」
「楔ねぇ…まぁ竜族の空気がなんか若干変わってきた感じはするな」
(無論、それだけでない、レスターン、貴方に渡したいものがある、貴方がそれに足る力を持つかを)
「(無礼者!)(カミツ様の)(声を賜る)(それこそ)(誉れ!)」
今度は甲高い声がどこからか聞こえた
カミツのような熟成された声ではなく
未熟な酸っぱい果実のような声
そして今、誰かがまーたこの分け方かよ!って憤ってるのを感じる…
すると空から竜族の女の子が地面に突き刺さる
「なっ!?」
「竜族…力を証明しろってことか…」
ばっとゼノさんと身構える
ゼノさんと共闘なんて何年ぶりだろうか…嬉しくてたまらない…
「行くぞ!」
ソードを引き抜き槍のような形の竜族に切りかかる
と同時にこのソードとも結構付き添った仲だが替え時を察した
「硬い!、」
とりあえず、オーバーエンドを放ってみるがとてもダメージになっているとは思えない
逆に尻尾による反撃を受けてしまった
腕が軋む音がする…勘弁してくれよ…またパーツ変えんのは御免だ
「レスターン!大丈夫か!?」
「ゼノさん!目を狙ってください!」
「…?」
「なんでもいいから射撃系フォトンアーツをこいつの目に…あとは仕上げをして終わりです」
「なんか知らねぇがあいよ!」
ゼノさんの銃剣のフォトンアーツ、スリラープロートが竜族の目に直撃
竜族が大きく翻った
そのうちに俺は竜族の首に相棒のソードを突きつける
「急所で1本だな…やめてくれよ、女を虐める趣味はない」
(見事、信に足るその力見届けさせて貰った、コのレラも大義であったゆるゆると休むがよい)
ソードを離した、どうやら認めてくれたらしい
「(ありがたき)(お言葉)」
つかコのレラだっけ、声可愛いな
「(アークス)(そなた達にも感謝を)(久々に)(心震える戦いだった)」
そう言うとコのレラは飛び去って行った
「ふぅ…なんとかなったか…本気の竜族っていうのはつくつぐデタラメなもんだな」
(その矮躯で、竜族と渡り合う貴方達の存在こそが驚異であると私は思う)
言えてるねぇ…実際、俺、なんかでかい竜族2体やっつけれた訳だし
「…そりゃそうだ…竜族が好戦的なのはある意味、警戒心の裏返しなのかもな」
「なるほどです…」
(さて本題に入ろう、先日よりそなたの姉がここを訪れていた理由はこれであろう)
水色の結晶が降りてきた
「これがねぇさんの探す武器…確かに一目みれば分かる…」
仮面を見た時と同じような感覚に襲われた
ただ今回は恐怖というより畏怖に近い(何時かしら、それは、ここにあった眠るようにただ静かに…だが最近になりそれは目覚めた…何が原因かは私達には分からない…ただ何かを求めているようだった、そこに現れたのが貴方たちだ)
…俺たちにも原因は分からない…けど鍵だ…これは…何かを開ける鍵なんだ
(盟約には盟約、恩義には恩義…故に私はこれを貴方へ託したい受け取ってほしい)
結晶に近づき結晶にふれた
それは輝きだしコアのようなものが出てきた
(コのリウより声が届いた、許諾なき侵入者は撤退したようだ、あなたも帰還するといい)
「そうします…ありがとうございます、ロのカミツさん」
(さようならレスターン…いずれあえることを願っている)
手に取ったコアを握りしめた…
何か繋がったような気がして
なんかいろんな感情がごちゃごちゃした
で、ねぇさんに会いたくなった
「帰ろう、ゼノさん、エコーさん…これ、報告しなきゃ」
このコアはアムドゥスキアの太陽に照らされまるでこの世のものとは思えない輝きを宿していた
この話の何が大変って竜族のセリフの分け方が大変…
すごく面倒くさい…w