二次元旅行-真恋姫†無双-(完結)   作:九十

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十六話 

目を覚まし回りを見ると、小さな部屋で部屋の中はタンスと机と椅子とベットの簡単な作りになっていた。

机の上に腰袋から、恋、風、音々音の荷物を取り出し置いておく。

さて、今日から雪蓮の所でお世話になるんだけど、とりあえず雪蓮に挨拶しに行くか。

部屋から出ると、右見ても、左見ても・・・わかんね。どっちかな?とりあえず適当に歩いていれば誰かと会うと思い歩き始める。

歩いていると、仏頂面の人が・・どうみても思春だね。

 

「おはよ、甘寧」

 

「おはようございます、九十殿」

 

なんか礼儀がいいんだけど?

 

「聞きたいことがあるんだけど、孫策って何処にいるかな?」

 

「雪蓮様なら先ほど中庭に居ましたが」

 

「わかった、ありがとう」

 

「いえ」

 

場所も聞いたので別れをつげ、中庭に向かう。

中庭に着くと、教えて貰ったとおり雪蓮がいた。

 

「おはよ、孫策」

 

「おはよー、十」

 

「ちょっと今から犬達取りに行ってくるから、風達に聞かれたら教えておいてくれる?」

 

「わかったわ、何時頃戻るのかしら?」

 

「今日中には戻るよ!そんなに遠くないし」

 

「はーい」

 

といいながら一撃入れてきた。

 

「よっと、何?」

 

木の枝で攻撃してきたので折る。

 

「昨日の実力が本物かなってちょっと思っちゃって、呂布が合わせてるのかと思ってね?」

 

かわいらしく舌を出しながら言うが、不意打ちは良くないよな。

 

「なるほど、しかし不意打ちは良くないな」

 

と言いつつ仕返しと言わんばかり雪蓮の服を破壊し、塀を飛び越え逃げる。

何か雪蓮が言っているようだが無視をし、逃げるのであった。

 

「外に出たのはいいけど、周泰!」

 

「お、お気づきでしたか?」

 

「まあね、普通の人なら気付かないだろうけど、恋とか孫策なら気付くでしょ?」

 

「あぅあぅ、すみませんが、同行させてもらえないでしょうか?」

 

「同行してもいいけど、周泰が同行すると日帰りが3~4泊になっちゃうんだよね!」

 

「付いていけなくなったらおいて行って構いませんので!」

 

軽く置いてっちゃうけど・・まあいいか、これからの為に。

 

「じゃあ、少しは遅くするけど、日帰りで帰ってこないとだから、それなりにはスピード出すからね?」

 

「わかりました!」

 

「行くよ!」

 

と言って、初速から時速何十キロのスピードを出す、最初だけ一瞬付いてきたが、案の定どんどん離れて置いて行く。

そしてある程度走ってから、周りに人影がまったく見えなくなってから、目的地までワープし、宿屋に着いた。

 

「おはよー!店主いるかーい?」

 

呼ぶと奥から返事が返ってきた。

 

「おはようございます。早いお帰りですね?」

 

「いや、犬達を引き取りにきたんだけど・・何か全部の犬を入れる籠とか何かないかな?」

 

「もうお決まりに・・・?籠とかですか・・」

 

「思ったより早く決まってね。あ、別にお金は返さなくていいから何か犬を入れれるものよろしく!その分の掛かる費用も払うから!」

 

「へい!わかりました!すみませんが時間を一刻ほど下さい」

 

「了解、適当に待ってる」

 

店主が慌てて宿から外に出、どこかに消えていった。

暇なのセキト達がいる所に向かい、セキト達と戯れる。

セキト達と遊んでたり、ぼーっとしてたりしてたら店主が帰ってきた。

 

「はぁはぁ・・お待たせしました。これでいいですかね?」

 

荷車の上を犬達が乗った後降りれないように作で囲いを付けてある、囲った荷車を持ってきた。

 

「おお、たしかにそれならいいね。」

 

「すみませんが、これほど掛かったのでいただけますか?」

 

思ったよりいい値段がしたが、素直に払う

 

「ありがとうございます」

 

「ま!犬達も元気だし、お礼もかねてってことでいいや」

 

そして犬達を荷車に積んで、店主と別れ村の外にでて、最初のワープした位置までワープで戻る。

そこからは荷車を引いて、歩いて戻った。

町に着くと、ちょうど夕食近いらしく、周りから良いにおいが漂ってきた。

食べようか悩んだが、セキト達もお腹空かせていると思い早く恋の元に連れて行こうと進んでいく。

兵に挨拶をし、正門から入った所で、セキト達をそもそも何処にやればいいかわからず、とりあえず中庭に置いておけばいいかなと、中庭に向かう。

中庭に着くとそこには恋が寝ていたので、恋を起こそうとしたらセキト達の気配に気付いたのかどうかはわからないが、セキトを抱き合い、すごく喜んでいた。

 

「恋、ここで皆でご飯にしようか?」

 

「・・・うん」

 

「じゃあ、はいこれ。セキト達にご飯ね」

 

セキト達にドックフードを与える。

 

「恋は何が食べたい?」

 

「・・・美味しいもの」

 

「とりあえず肉まんでいいかな?」

 

頷いて恋が返事をしたので、肉まんを腰袋から取り出し、恋に肉まんをとりあえず7個ほど渡す。

 

「・・・・おいしい」

 

そういいながら、もくもくと食べる恋、そして恋が食べ終わったら次を要求してきたので、ゴマ団子を10個ほど渡す。

ゴマ団子も食べ終わるとまだ食べたいという表情していたので次は桃饅頭を渡す。

そうこうやっていると、明命が現れた。

 

「九十様!あの速さはなんですか!?」

 

「だから言ったじゃん?周泰じゃ無理だって!まあ恋でも無理だけどね」

「とりあえず、周泰は恋の攻撃を避けれる位の速さにはなろうね?」

 

「あぅあぅ、昨日の恋様の攻撃は恥ずかしながら、殆ど見えませんでした」

 

「明命ならすぐ見る位ならできるようになると思うわ」

 

明命は雪蓮が近づいてきていたのを、気付いていなかったみたいでびっくりしている。

 

「孫策、ただいまー」

 

「おかえり、それよりも帰ってきたなら顔だしなさいよね!朝も服を壊して!治すのが大変だったんだから」

 

「ごめんごめん、まあ不意打ちはお互い様でしょ?顔は出そうと思ったんだけど、犬達をとりあえず中庭に置いてから行こうと思ったら、恋がちょうどいたからね、つい長いしちゃったよ」

 

「う、まあそうね。長いってのは・・ご飯?呂布、凄く食べてるけど」

 

「まあ・・結果的には・・」

 

「まあいいわ、兵から十が帰ったのを聞いてたから、ご飯の用意が出来たから探しに来たのよ」

 

「あれ?じゃあ周泰が言えばよかったんじゃ?」

 

「あぅ、九十様の顔を見たら朝のことで頭が一杯になってしましました」

 

「ま!そんなこともあるよね?じゃあ行こうか恋、孫策、周泰?」

「あとさ、犬達はどうすればいい?」

 

「後で兵にやらせておくから、このままご飯食べさせておきなさい」

 

「よろしくね!まあ場所が決まったら恋に教えてあげてね」

 

「わかったわ」

 

皆でご飯を食べに食堂に、でご飯食べながら色々と話し、明命が朝の事を言うからそれを追求され、風にも声掛けなかったことを起こられ、

明日からは好きな将を鍛えてくれと言われて、周泰を鍛えると言い、雪蓮が私も暇なときは仕掛けに行くわと言ってきたので、孫策の相手は疲れそうだなと話していたら、

雪蓮が真名を預けると言い出し、そこからは呉の皆と真名の預け合いになった。

昨日の恋との模擬戦?が役にたったのかな?と、真名を預けて貰えるなんてやほーいとか喜んでました。

そして、皆食べ終わり解散になった後、風が近づいてきた。

 

「風ごめんね、勝手に行ってきちゃって」

 

「そのことは別に良いのです~」

 

「じゃあどうしたの?」

 

「お兄さんと話しをしに来ました」

 

「話しってなに・・?何かあったの?」

 

「普通に話しをしにきただけですよ~」

 

「ああ、雑談か!よし話そう!すぐ話そう!」

「風は今日は何してたの?」

 

「風はですね、起きてから冥琳さんに呼ばれて、軍人将棋していました」

 

「勝った?」

 

「ずっとしてたので勝ったり負けたりではありましたが、合計では風の勝ちですね~」

 

「さすが風!お疲れ様」

 

「ありがとうです~、その後色々と軍事を冥琳さんと話してまして、途中から亞莎さんと穏さんが来て政務を皆でやっていました~」

 

「今日から風は手伝ってあげてるのかー、頑張ってるね!」

 

「はいー、お兄さんは明日から頑張るのですー」

 

「ま、適度にやるよ!」

「あ!そういえば三人の荷物部屋に置きっぱなしだった、皆の所に運ぶかな、部屋わかる?」

 

「はい、恋さんとねねちゃんは同じ部屋ですよー」

 

「今から運びに行っていいかな?」

 

「良いのですよ」

 

そして、風と部屋に行き荷物を持ち、恋と音々音の部屋に行き荷物を渡し、風の部屋に荷物を置き風が眠くなるまで話し、自分の部屋に戻って眠りについた。

 


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