二次元旅行-真恋姫†無双-(完結)   作:九十

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三話

「爺こっちであってんのかー? 結構な日数歩いてるぞ」

 

「こっちであってますよ無さん ただ張宝ちゃん達が遠いというか、遠いほうに移動してるみたいで時間がかかります」

 

なんだかんだで爺と二人旅でまったり話しながら何日も歩いてるわけだが

そういってもある村ある町では普通に観光とかもしてたけどね

お金とか作りたい放題だし 青色のたぬきロボットが持ってるポケットより

なんでもでてくる腰袋 テレテレッテレー

 

でも うん なんていうか 爺と二人とか飽きてくるよね

花がないよね 花が 風とか 風とか 風とか

 

最初のうちはあの爺もじゃっかん警戒したり

この食べ物はなんですか とか言ってたり

めちゃくちゃ美味いですね 初めて食べましたよとか

めっちゃお金持ってますね 食料だけじゃなくてすごいですねとか

しかも俺の腰にある袋からなんでもかんでもだすから不思議に思ったみたいで

 

「その袋どうなってるんだ?」

 

と聞いてきたから

 

ちょっと殺気を込めて

「世の中知らないほうがいいってことがあるんだよ?」

「それでも知りたい?」

 

って言ったら

 

「い いえ なんでもないです」

 

と言ってたからね

それからなんか敬語だからね

 

まあこんな爺の余分な情報はいいや

なんていうか うん もう あれだよ

新鮮さもなくなったし 爺飽きたし 飽きたし

どうしよう・・ まあなんだかんだで我慢するしかないんだけどさ

 

「そういやーあの姉妹の中で爺は誰が好きなのかね?」

 

「もちろんそりゃー 張宝ちゃんですよ!」

「見てるだけでも癒されるし、みんな愛してるって言ってくれるんですぜ」

「俺のほうが愛してるって話しなんですけどね」

 

なんて事言ってやがるんだこの爺は もう見た目20台後半ぽいけど

なんていうか真名的な意味でもエロ的な意味でも エロ爺だ いや ロリ爺だ

 

「そ そうか そりゃーよかったな」

 

「ところで無さんは誰がお好きなんですか?」

 

「俺はもちろんふう・・・いや俺は歌で惚れたからな」

 

「そ そうなんですか(もちろんふう?ってなんだ?あいさつ?ため息?)」

 

「結構日数たったなー 途中の村の話しだとお前ら黄巾党も色んなところで討伐されてるみたいだぞ?」

 

「俺も村入ったときはやられるかと思いましたが、無さんが俺に何かしたら なにも言われなくなって助かりましたよ」

「けどそれ以来皆 俺の事が見えてないような対応でしたが、まあ知らないほうがいいんでしょうね」

 

「はは(そりゃー透明にしてやったからな)」

「まあそんなことより、ついたらもう黄巾党がなくなってるってのは勘弁してほしいな」

 

「そりゃ俺だって勘弁してほしいですぜ」

「張宝ちゃんがいなくなったら俺は生きていけない」

 

うん こいつもう張宝ラブすぎるだろ

張宝のためになら死ぬのも怖くないってか

あー 最初そんな感じだったな

 

 

「おい!爺! 落ち込んでないでちょっと前を見ろ」

「黄巾党の団体が戦ってるぞ!」

 

「ほ ほんとですね 早く行きましょう 助けましょう無さん」

 

俺が行けば逆転できるだろうが 助ける気はないんだよね

どうせ負けても華淋が捕まえるだろうし

 

お なんかすぐそこにシスターズが逃げてきてるじゃねえか

 

「おい爺! そっちじゃなくてあっち見てみろ 張姉妹達じゃねえか?」

 

「ほんとですね!なんか銀髪の女の子に絡まれてますね」

「ちょっと行ってきます!」

 

そういうと駆け出していきやがった

うーん 凪に勝てるわけないのになー

俺はちょっと様子見してみるかなー まあとりあえずシスターズは諦めますか

 

お! 爺が凪の目の前にでた

 

 

「テメェ! 俺達の張宝ちゃんに何をしようとしてんだっ!」

 

爺かっけー さすがロリ爺 いや敬意を込めて張宝ラブ爺

 

「・・・・逃げた主をなお庇うか。なかなか見上げた根性だが・・・」

「はああああぁぁ!」

 

あ 凪に吹っ飛ばされた

あんなに飛んだら死ぬしかないね なんか短い付き合いだったな爺!南無!

 


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