二次元旅行-真恋姫†無双-(完結)   作:九十

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七話

なんだかんだで盗賊とか黄巾党とかとも全然会わずにまったり旅ができてるな

もっと沢山いる イメージなんだけどな 運がいいのかな

でもこっちの村とか結構荒れたりしてるんだよね

そろそろ登場してくるかな 盗賊とか黄巾党が

こっちは楽しく旅してるから あんまり会いたくはないな

 

「うーん それにしてもこっちの方の村は荒れてるな」

「曹操の所は何処も村に警邏だっけ?それが見回ったりして平和そうだったもんな」

 

「そうですね 村も活気がありましたですしね~」

「店の並びなどの作りもきれいになってましたねー」

 

「さすが曹操様、私達でも考えないような町作りをしてます」

「さあ 早く曹操様のために草を取りに行きますよ!」

 

ああ そうだった 草を取るって話しできたんだったな

猫達に会う事しか頭になかったぜ

 

「そ そうだな 早く取って早く戻ろうな」

「つってもまだ 曹操と知り合いでもなんでもないんだけどね」

 

「たしかにそうですね!つい無さんに乗せられましたが・・・」

 

「それについては風にいい考えがありますです~」

「うまくいくかわかりませんが多分うまくいくと思います~」

 

さすが風 もうその辺りも考えているのか

 

「とりあえずそろそろ着くかなー?」

「だいぶジャングルみたいになってきたし」

 

「じゃんぐるですか?それはなんですか?」

 

おお しくじったぜ

 

「自分用語ってやつかな? 自分だけわかる言葉 草とか木とか沢山生えてて ここみたいに暑くてじめじめした所の事を」

「ジャングルって呼んでるのさ」

 

「おぉ!そんなふうに考えて作ってるのですか、たしかに意味をまとめて一言で言えるのは便利ですが」

「他の人が知らないなら意味がないのです~」

 

「そうだろうね まあ自分だけわかるように書くときだけに使う言葉だから人がわからなくてもいいのさ」

 

「そうですか~仲間だけでしかわからない言葉とか作っても いいかもですね~」

「軍儀とかで 敵からの斥侯などが隠れて作戦など聞かれてもばれませんからね~」

 

なんか真剣に言い出したよ 適当に言っただけなのに 風ってば考えるな

しかし北郷一刀にばれると あっちの世界の仲間だと思われるよな 気をつけなきゃ

 

「それにしても暑いですね!風 無さん大丈夫ですか?」

 

「暑いですね~ 食料とか大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だぜ!なんかわからないけど この中に入ってると食料とか腐らないみたいで」

 

まあ出すとき出すとき頭に思い浮かべて出してるから 常に出来立てなんだけどね

いちいち袋から出さなくても 目の前に出せるんだけどね

袋ってので一応誤魔化してるだけなのんだよね  普通に結構使ってたから不思議袋ってばれてしまって 全然誤魔化しきれてなかったけどね・・・

 

「おぉやはり その腰袋はすごいですね~」

 

「だね!記憶があればどうしてこんな変わった袋持ってるとかもわかったかも しれないのにね」

「まあくれぐれも秘密でお願いね」

 

「そこは大丈夫です!」

 

「はい~」

 

さてさて こんな場所で猫達を探すのは大変そうだな 見つかるかな

それにしてもこの辺だけ今までの場所と景色が変わりすぎだな

 

「これだけ もうあっちもこっちも草とか木で探すの大変だなー」

 

「これだけ色んな草とかあると探すの大変そうですね!」

 

「まあ見れば一発でわかるけどね」

 

「そうなんですか?そんなにわかりやすいんですか?(変わった草なんでしょうか)」

 

「ああ もう見た瞬間わかるよ この広い大陸でも南蛮でしか見れないんじゃないかな」

 

あの猫コスチューム?いや服なのかもわからないけど あんな猫みたいなのはここでしかいないんじゃないんだろうか

 

「無さんだからわかるってわけでもないんですね?」

 

「誰でも見分けれるよ まあもしかしたら危ないかもしれないから一応注意してね」

 

「危ないんですか!? 人を食べる草ってのがあるっていうのが本で見た事がありましたが本当に実在するとは」

 

やべ 草の話しだったか

 

「あ あぁ」

 

「お兄さん・・・違う話をしていましたか?」

 

「いや・・はは そうだね草を探しに来たんだったね」

「実はね・・この茂みに入ってからすぐ位に生えてるの見つけて・・・ほら!」

「違うこと考えてて、採ったけどもう一個の用事を考えてて・・・この草は郭嘉持っておく?」

 

「いつのまに!無さん見つかったなら早く教えてくださいよ」

「いえ それはその袋に入れておいてください」

「さあ見つけたし 早く戻りましょう あぁ曹操様・・・」

「そんな褒めて頂かなくても 曹操様の事を思えばこれくらいのことなんて何時でもお任せください」

「え そんな曹操様 褒美にそんな事いいのですか・・でもそれ以上は あぁ ぶぅぅーーー!」

 

「はい 稟ちゃん 帰ってきましょうね~  とんとーん とんとーん」

 

「あれ!?風曹操様は!?」

 

「いませんですよ~」

 

いつものやりとりは置いといて

 

「ちょっといいかな二人とも? 実はね・・・南蛮に変わった猫がいるらしくてそれが見たくて!!」

「だから草を見つけたんだけど、見つけた事を内緒にして 草を探す振りしてたんだ」

 

「変わった猫ですか~ その猫が危ないかもしれないってことなんですね~?」

 

「そうなんだよー ちょっと見てみたくてね 1日2日程度探してみて見つからなかったら諦めるとかじゃ駄目かな?」

 

「変わった猫さんですか 風もちょっと気になります~」

 

「そうですね・・・・ 草も早く見つかりましたし」

「ここらは暑くてじめじめしてて嫌ですが 1日2日程度ですか・・がんばってみます」

 

二人の了承ももらえたし ちゃっちゃと探すかな

まあ二人とも暑そうだし 時間もないし 能力使って探すか

さあ猫達は何処だ・・・って近くに居るな こっちを見て偵察でもしてるのかな?

てか出てきたな・・・

 

「お前らは誰にゃ!南蛮大王孟穫の縄張りに入ってきて、タダで帰れると思ったらいかんじょ!」

 

おぉ!! 思ったより可愛い もう猫なのか人なのかわからないけど 一家に一匹はほしいよね

 

「は?何なんですかこの・・可愛い猫?」

 

「この子?が猫なのでしょうかー?」

 

「そう そのとおりこれが見に来た猫だ! いやー 可愛いねー」

 

「猫じゃないにゃ!人間なのにゃ!みぃは南蛮の王様なのにゃ!えらいのにゃ! ハハーッって言えにゃ!」

 

なんて可愛いんだ! これはハハーって言うしかないんじゃないかな

 

「ハハー」

 

「むー!何をニヤニヤしながら言ってるにゃ!」

 

いやそれはもうしょうがないよね

 

「つい!南蛮の王様を見てハハーをするとつい!」

 

「バカにしおってー!そんな奴らにはたっぷりおしおきしてやるじょ!」

「コブンどもー!」

 

「にゃー!」「がぉー!」「・・・ふぁぁ」

 

来た 量産型のメインの3匹!

うんうん 皆可愛いな もう これもって帰って売れば 売れすぎてお金がやばいことになって統一も楽にできるんじゃないか?

最低15万匹は居るはずだし・・・

 

「猫さんがふえましたね~ 無1 無2 無3とでも名づけましょうか~?」

 

「風 そんな適当な」

 

とりあえずどうしようかな

 

「ほら 南蛮の猫王様」ナデナデ

 

「・・・なぁぁん(きもちいいにゃ)」

「って何するにゃ!猫の王様じゃないじょ! 南蛮の王様だじょ! 人間だじょ!」

 

「人間なのですか~?」ナデナデ

 

「・・・にゃぁん」

 

みぃを撫でる風 なんていうか・・・・両方合わさってやばいな

 

「反応は猫としか思えませんが・・・」

 

稟わかるよ! もう猫だよね!

 

「くぅー! みぃは猫じゃなくて、人間なのにゃ!」

 

「ちがうのにょ!みぃさまはひゃくじゅうのおうさまなのにゃ!」「がおー!」「・・・がぉー!」

 

仲間に違うと言われるてるけど・・・みぃ 

まあ仲間に否定されようがなんだろうが・・・

 

「とりあえず・・・もふもふさせろ!!」

 

「なにを言ってるかわからないにゃ!」

「こうなったらお前をお尻ペンペンして泣かせてやるじょ!」

「目にも止まらぬ みぃの攻撃で、あっというまにオダブツにしてやるのじゃ!」

 

といいつつ駆け出してきたな しかし 遅いな 

まあ一般兵よりは強いんだろうが・・・強いんだよな・・・?

とりあえず 振りかざしてきた鈍器?猫の手ハンマー? の一撃を軽く避けつつ遊ぼうかな

 

「にゃっ!?」

 

「おー 目にも止まらないね」ナデナデ

 

「・・・ふにゃぁ」

「ば ばかにするにゃー! 動かないでじっとしとくのにゃー!」

 

「はいはい次は動かないからね」ナデナデ

 

「本当にゃ? じゃあ行くのにゃ!」

 

と言いながらさっきみたいな一撃が来た 

約束通りその一撃を食らいながら・・・そのままみぃをもふる!

 

「にゃぁぁぁ!?」

「何するにゃ!離れるのにゃ!」

 

もふもふーもふもふーもふもふー

これは 猫だ!もふもふー 

この毛並み この耳 質の良い猫だ! もふもふー

そしてこの手の肉球!ぷにぷに 気持ちいいー

 

「お兄さん変態なのです・・・」

 

「それにしても風 無さんの今の見ましたか?」

 

「完全に殴られてたと思いますね あの猫の手みたいな武器は見た目どおりやわらかいのでしょうかー?」

 

「そんなわけないにゃ!みぃの武器は人間なんて、一発でおだぶつの威力にゃー!」

「硬いにゃー!当たれば痛いのじゃ!」

「こいつおかしいにゃ!そして離れるのじゃー!いつまでくっついてるにゃー!」

 

「はっはっはー かわいい猫をもふもふしてるだけだ 細かいことを気にするなー」

 

「みぃさまから離れるにゃー!」「離れるんだにゃー!」「・・・離れるにゃー!」

 

三匹が叫びながら素手で殴ったり 棍棒みたいなので殴ったりしてくるが

そうかそうか 皆相手にされなくて寂しかったのか

全員もふもふしてやるぞー

 

「あんなに叩かれて大丈夫なのでしょうか?」

 

「猫さん達に殴られながらも猫さん達に抱きついたり撫でたりしてますね~」

 

「こいつおかしいにゃ!あぶないにゃ!皆逃げるにゃー!」

「逃げるにゃー!」「逃げるのにゃー!」「・・・逃げるにゃー!」

 

あぁ あんなに遊んであげたのに行ってしまう・・・

おかしい こんなはずでは もっと遊ぶ予定が・・・

項垂れていると

 

「お兄さん打たれ強かったのですねー?」

 

「あれは打たれ強いとかそういうレベルではなかった気がしますが・・」

 

と何か二人が話しているが・・・

そんな事より遊んであげたのに!逃げられたショックが大きいよ

 

「はぁ・・・逃げられちゃったよ」

「まあそれなりに遊べたし よしとしておこうかな・・・」

 

「それでは早速曹操様の所に向かいましょう」

 

「そですねー 帰りますか~」

 

「二人とも切り替えはや! こっちは落ち込んでるのに!」

 

そして誰も突っ込んでくれないなか・・・寂しく南蛮を後にした

 


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