我輩は○○である   作:far

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ティン! と来たら、感想からもネタを拾っていくスタイル。



特撮系のSSを書いているGAP氏の 【ヒーローズ・ユニバース】アベンジャーズ×仮面ライダー~リベンジ・オブ・ショッカー~ マイルドな社長とかイイネ
次々と色んなキャラがちょっとずつ出ては、活躍していくのが劇場版のようで楽しい。


我輩は通常運転である。

 我輩は通常運転である。

 

 つまり店の扉をくぐるなり、席に着く前に「マスター。いつものヤツを」と頼むようなものである。

 

 まずは落ち着いて欲しい。うむ、またなのだ。すまぬ。あやまって許してもらおうとは、思っておらぬ。しかし、この出だしを読んだ時、きっと言葉では言い表せない―――続きが思い出せない。

 今生では、このネタは存在せぬ。よってこれも、我輩の記憶を頼りに思い出しただけのものであるので、限界はあるのだ。

 うろ覚えではあるが、そこには確かな懐かしさがある。暖かいなにかががある。思い出とは、きっとそういうものなのだ。

 

 先日。また新たな個性を受け取った。

 発動型の個性であり、その個性を使うと。存在感が薄れ、無視されやすくなる。ただそれだけの個性だ。

 そしてその個性の持ち主であるが。孤独死した老人であった。さいわいにも冬場であるのと、発見が早かったおかげで、遺体はきれいなものであったが。

 

 ただ、なんとはなしに、寂しい気持ちには、なった。

 

 その気持ちを盛り上げようとした結果が、前回のありさまなのであるが。

 

 確かに、盛り上がった。盛り上がったが、このままではその経過を知ることができぬ。

 惜しい。実に惜しい。

 

 そう思った我輩は、テキトーに、無作為に。偶然に目に付いた雄英の、モブっぽい生徒を札束でシバいて友人になってもらい、校内のことを教えてもらうことにしたのだが。

 

 

 やだ。このモブ、原作キャラくさい。

 

 

 食べた物の遺伝子情報を、体で再現できる? うむ、完全版の仮面をかぶった、究極生命体みたいであるな。

 ミリオという、凄い友人がいる? うむうむ。友人は大事であるな。自慢の友人というわけだ。

 そのミリオの勧めで、サンイーターというヒーローネームを? うむ、うむ。うむ? どこかで聞いたような。

 

 いかん。これは、完全に原作キャラである。

 なぜ原作キャラのくせに、そんなモブっぽい雰囲気を、自然と身につけているのか。

 それでも雄英BIG3と呼ばれる一人なのか、天喰 環くん。

 

 こんなつもりでは、なかったのである。ただ、少しだけ。少しだけ、仕掛けたイタズラの結末までを知りたいと。そう思っただけなのだ。

 ほんの軽い気持ちであり、出来心だったのである。

 先生も、内通者を雄英に入れているらしいし、我輩も一人くらいは作っておこうかと、そんな下心など、ほんの少ししかなかったのだ。

 まさか生徒でもトップの実力者を、引っこ抜くつもりなど無かったのである。

 

 だが、やってしまったものは仕方がない。

 

 エモノを仕留めたならば、せめておいしく頂く。それが狩った者の義務である。

 先生も友人がたくさんいることであるし。我輩もそこそこいるのだ。未成年というのは初であるが、まあ、何事にも初めてというのはあるものだし。

 彼は「何でも」話すことができる友人ができて、ストレス軽減。我輩は、知りたいことを教えてもらえる。これで双方、幸せである。そういうことにしよう。そういうことにした。なった。

 

 だから、変な汗を流すな。我輩。

 

 

 

 うむ。コーヒーを飲んだら落ち着いた。やはり落ち着くには、温かいものを飲むのに限る。

 

 で、最近のミッドナイト先生であるが。

 ほう。ブラドキングという人から花束を? セメントスや、パワーローダーのガテン系からはオゴリで飲み会の誘い、と。え、十三号先生もあやしい? あれ、あの人は出会わなかったから何もして… いや、こちらの話である。他には?

 無精ひげに、ボサボサ頭だったはずなのに。顔も髪もキレイに整え、キッチリしたスーツに着替えた、クビ切り教師が丸くなった?

 

 クビ切り教師とはなんぞや。

 

 えっ。クラス一個丸ごと、全員クビにする勢いの、一年生の担任が居る? もう十人も残ってない? なにそれ怖いのである。

 しかも見込みがなかったり、あるいは心得違いをしていたり。そんな生徒は即退学であったのだが。

 身なりがきちんとして以来は、反省文と短期停学や、厳しいヒーロー事務所に頼んで研修に出すなど、容易には見捨てなくなった?

 今までのままなら、クラス全滅まっしぐらであったのだが。このままならば、隣のクラスとの併合ですみそうである、と。

 

 あれ? また変な変化が起きてるであるか?

 

 おかしい。こんなはずではなかったのだが。いや、どんな予定だったのだと聞かれても、特に何も無かったのであるが。

 強いて言うなら、ユカイな結果というか。

 

 ふむ。そう考えると、予想外ではあるが、予定通りではあるのか。

 

「計画通り」

 

 いや、たいがいこのセリフの人の計算は狂っておったから。

 

「これで いいのだ」

 

 あー、うん。えーっと。まあ、そうかな。うん、おそらくは。誰も不幸にはなっていないので。

 これで、良いのだ。

 

 

 




●「計画通り」
デスノートより。主人公の一人、夜神月と書いて、やがみライトと読む、なかなかアレなお名前の人の心の中のセリフ。
現在社会に死神と、その持ち物の、名前を書いたらその名前の人が死ぬノートを付け足した世界観。その中でノートを手に入れ、理想の社会のために暗躍するのが月。普段はいい子の仮面をかぶっているのだが、たまに悪人ズラになる。このセリフを言った時も、見事に悪いカオをしていた。

●「これで いいのだ」
天才バカボンより。当初はタイトルどおり、バカボン、おバカなボン(息子)が主人公であったのだが、しだいにそのパパが主人公に。どこぞのクレジット三段目の男のはるか先を行く、主人公乗っ取られであった。そのバカボンのパパの代表的なセリフ。だいたいこれで丸く収まる。
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