計算だったらごめんなさい。
我輩は
まあ。変更するのも、いまさらではある。北斎のように、名前をコロコロ変えるのもアリではあるが、それは別にいいこともなさそうであるし。第一考えるのが面倒だ。
北斎も考えるのが面倒になったのか、はたまた酔狂か。九十歳ごろ、最後に画狂老人卍 などとふざけた名前を名乗ってしまい、名前であるから、それがそのまま墓に彫られて現在まで残ってしまっている。
もう許して差し上げろ、と思うが。まさか墓を壊すわけにもゆかぬし。
この名前が、時代の先を行きすぎたものか。はたまた、昔からこの手の患者の感覚は変わらぬのか。それは歴史に埋もれた謎である。
すごいな。歴史の謎なのに、これっぽっちもロマンを感じないぞ。
閑話休題。
なぜに名が広まったか。それは、この名前の元に、新たな組織ができてしまったからだ。
ヒーロー協会。ヒーロー公安委員会の、現在は下部組織である。いずれ独立しないとは言っていない。
そしてヒーロー公安委員会は、警察庁の下部組織であり、警察庁は国家公安委員会の所属だ。
総理大臣(内閣府)――国家公安委員会――警察庁――ヒーロー公安委員会――ヒーロー協会(NEW!)
つまり、こうなる。
ちなみに警察庁は、いわゆる普通の警察とは別物である。普通の警察は、こうなる。
どこかの都道府県の知事――その都道府県の公安委員会――その都道府県の警察
ただし、普通の警察のエライさんの人事権や、監察権と指揮権を警察庁は握り締めて離さないので。無関係というわけでもない。
ヒーロー免許が警察庁の方の管轄になったのは、運転免許の取り扱いをやっているのが警察庁であるのと、さまざまな大人の事情の産物だと思われる。
ただどうもヒーロー公安委員会。免許以外の指揮やら、統率やらは、できていないようなのだ。
犯罪抑止方針でやっていくので、パトロールに力を入れてくれ。この事件を解決したいので、集まってくれ。その程度であり、ヒーローを群れとして動けるようにはできておらぬ。
そのへんは、まあ。ヒーローたちの我が強すぎたり、個性や性格の相性や差が激しすぎるので。仕方がない面もあるのだが。
少しずつでも、ヒーローをまとめて。小隊や中隊のように組織していけば、違うと思うのだが。
あれ? もしかして。特殊刑事課って、そのためのお試しという意味もあるのであるか?
水着で空中遊泳する海パン刑事や、レシプロ飛行機に変形するムスタング刑事、月の夜のみ、スカートに込められた謎の力で空を飛ぶ月光刑事など、やけに飛行できる個性がそろっていると思ったら。
てっきり、ただの色物集団だとばかり思っていたのである。
少数であれ、集団でまとまったヒーローに地域の治安を任せる。ある意味ヴィジランテへの回帰であるな。自警団的な意味で考えて。
だってひとりでは、団ではないのである。
それをすでに自前でやっておるのが、インゲニウムとエンデヴァーなど、多数のサイドキックを雇っている大手事務所。
ステインさんは、それでも足らぬというのであるが。ならばどうしろというのであろうか。
かつての街頭演説をしていたステインさんには、誰も、何も、変えられなかった。
しかし原作のステインさんの叫びは、動画に撮られてネット上で広まり。多くの者に影響を与えて、いろいろと変化を起こした。
それ、やってみようか。
Pの活動、第二弾である。ステインさんのPVを作るのだ。
まずはスタッフを用意せねば。カメラマンにはアテがある。あの脳無とオールマイトの戦いの動画を撮らせたらいい仕事をした、カメレオンくんだ。名前も連絡先も知らないが、黒い人に聞けば、たぶんわかる。
編集は、我輩がやってみるが。満足できるデキにならなかったら、これも黒い人に聞いてみよう。誰か紹介してくれるはずである。
ネットに流すのも、黒い人に頼むか。下手に最初の投稿先を探されて、足がついてもうまくない。
さて。肝心の、ステインさんへの出演依頼だが。
これも、黒い人に頼ったらダメであろうか?