ネットサーフィンと昔は言ってたよね。
一回サブタイ入れ忘れて、削除して投下しなおしました。
我輩は閲覧中である。気に入った近所のネットカフェ。ゆったりできる広さの個室。客の少ない時間帯。
手元にはドリンクバーから持ってきたアイスココアと、クルトンたっぷりのコーンスープ。店内のBGMも控えめ。完璧である。
たまには一人の時間が欲しいのなら、そうなれる場所を探せばよいのである。
時には自分に優しく。人生で、きっと大事なことなのだと、我輩は確信している。
時には、である。いつもであってはならぬのだ。何事もほどほどが肝心であることも、忘れてはいけない。
ネコ舌であるので、熱いうちは飲めないが。完全に冷めたら温かいのをもってきた意味がない。
ほどほどの温度になるのを見極めて、コーンスープを飲む。さまざまな業種の店で、サイドメニューとして人気者である、フライドポテトをかじる。
あ、これはこの間の回る寿司屋で頼んだやつのほうが、好みであるな。
そんな益体もないことを、頭の上っ面に流しながら。ググれ、と俗に言われるサイトに、検索の単語を打ち込む。
特殊刑事課
相変わらず、世間の評判がいいらしく。なんと来月から、地方警察でも希望したところは設置して良いというお達しが出たらしいのだ。
これは、我輩の仕業ではない。純粋な、政治家もしくは官僚の方々の判断である。
「正気か左近どん!」
元ネタの方を知っている我輩からすると、そうとしか言えぬのであるが。
この世界では、ヴィラン受け取り係とまで呼ばれてしまった警官の方々の、希望ですらあるらしい。
今、こうしてネットで評判を探ってみても、確かに評価はされている。
警察は引っ込んでいろ。ヒーローに任せろ。そんな意見もちらほらと見受けられるが。
できることをやって、警察が働くのは良いことだと、おおむねは肯定されていた。
起こっている事件数が、十万人あたり千件。それに対して、警官の全国平均が5441人で、総数が約25万人。今の日本の人口が一億二千万くらいとして。
これは事件数だけで、交通事故はふくんでおらぬ。そちらに対処する交通課や、少年課。総務などの内部を維持運営する課もあるので、テキトーに二割くらいが捜査員として働ける、と仮定して。
えーっと、一億二千万が、十万の1200倍だから。事件数が120万件。それを割ることの25万の二割の五万で、24件。
警官一人で、年に二十四件、つまり月に二件の事件を解決すればいいという勘定になる。
小さな事件ばかりなら、それも良いだろうが、チームを組んだり、特捜班を用意する大きな事件もある。長引く事件もあるだろう。
目の前の、聞けば大抵のことは教えてくれる、便利な箱に聞きながら、つらつらと考えてみるに。やはり警察は忙しいようだ。
だがしかし。世の人というものは、役人や官憲は、ズル賢くて手を抜く生き物であると、そう考えているものである。
特殊刑事課という、目に見える変化は。そういった人らにも、警察のやる気が見て取れる、わかりやすい変化であったのだろう。
む、飲み終わってしまったか。次は冷たいお茶でも飲むとしよう。あとポテトの油で手がよごれたので、おしぼりも新しいのを。
最初に背中を押したのは、我輩であるが。
そこから事態を動かしてきた、多くの人がいて。それがこうやって評価されている。
なんとはなしに、それが誇らしい。
これが、黒幕として世の中を動かす醍醐味であろうか。
だとするのならば。政治家らを洗脳して、思考を誘導するのも。
己の思う方へと法案を修正、可決させるのも。
まんざら、悪いことばかりでは、ないのではなかろうか。
ほら。毒をもって毒を制すとも言うであるし。
結果オーライ。結果オーライである。ほら、世のため人のためになってるであるし。こうして認めてもらったであるし。
だから。ヴィラン更正法として、とっ捕まった、危険度の低いヴィランの強制奉仕による刑期短縮のための法律を通してしまったが。それでも、こう言わせてもらうのである。
「良かれと思ってぇ!」
我輩は、悪くないのである。
●「正気か左近どん!」
衛府の七人より。その中の登場人物の一発キャラ、蜷尻左近へのセリフ。なのだが。とあるやる夫系の創作板で愛され、AAも量産されてキャラが一人歩きした結果、色々と別物に進化した方が元ネタ。
原作では、見た目が細い若者をからかってアゴに一撃をもらい、ストンと尻もちをつくや「おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!」 といきなり切腹。「「左近どん」」 と驚く、ともにいた友人らも即座に「介錯しもす!」と左近の首を飛ばし「笑うたこと許せ」「合掌ばい!」と遺体に手を合わせる。
ここまでの2ページで登場、即出番終了のキャラなんだけどなあw
●とっ捕まった、危険度の低いヴィラン
それネコ本人だろう、と感想欄で指摘されて吹いたw
確かにその通りだw