我輩は○○である   作:far

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つい先日。狐ノ牡丹さんに推薦をいただいていたのに、ついさっき気付きました。
ありがとうございます。

うれしかったので、本日三つ目。



我輩はまだ仕事中である。

 

 我輩はまだ仕事中である。というか、まだ先生のところしか片付いていない。

 ボスたちのところには、お土産を置いてきたし、ウワバミさんにも帆布のバッグを渡してある。

 帆布のバッグは、KYO都あたりでも作っているが、台湾の方が断然安い。モノが良いものも、探せば見つかる。運さえ、良ければ。

 台湾お土産ランキング17位という、微妙な順位であるが、お勧めである。

 なおボスたちには、パイナップルケーキ。ハワイのマカデミアナッツチョコくらいの定番である。

 

 ちなみに、ハワイやグァムで観光客向けの店ではなくて、地元のスーパーに行くと。半分以下のお値段で、同じチョコが売っているという衝撃の事実が。

 観光客は、ボったくるものである。というのは世界共通の商売人の常識らしいので、注意しよう。

 

「イカサマを見抜けなかったのは、見抜けない人間の敗北なのです」

 

 無論、イカサマをする方が悪いのであるが。バレなきゃあ、イカサマではないのである。

 

 さて。何のハナシであったのか、わからなくなったが。

 たぶん、元は仕事の話であったと思うので、そちらのハナシをしよう。

 

 政治家というのは、コネを持っている。

 そこから手繰って、財界の方にも手を伸ばしていたのだが。

 なんと言うか。その。広げすぎたのである。

 

「どんどん目新しいエピソードやキャラクターを投入し…… これでもか、これでもか! と風呂敷を広げまくり―――気がついたら大変なことになっちゃってるもんなんだよ!!」

 

 これを叫んでいた、実在するマンガ家をモデルにしたキャラクターの顔くらいに、大変な事になっていた。

 商売人の根性ってすごいね。

 こちらは何も考えずに、そこそこ大きなところに的をしぼって、友人になってもらっておったのだが。

 組んで広げて、買い取って。再編して、余分を他所に回して。知らぬ間に、一大財閥の出来上がりである。

 

 どうしてこうなった。

 

 Pが顧問として、役員になってる会社もちらほらあるんですけど。でも、基本、何もしてないんですけど。

 入ってくる給与に、最近では恐怖すら覚えるので。ヴィラン連合の面々に使ってもらっていたりする。

 前に出ない我輩が仲間扱いされているのは、それもある。

 

 はいそこ。お友達料って言わない。

 

 こっそりとではあるが。ウワバミさんの事務所のスポンサーにもなっていたりする。

 CMやキャンペーンのモデルに選んだりと、間接的にではあるが。

 

 というわけだ。

 そのあたりの事情は、もちろん口にはせぬが。後輩たちよ。ともに営業に行くのである。

 大丈夫、大丈夫。上には顔が利くのである。かなり上にしか利かぬが。

 プレゼントマイクのラジオとか、夜十時くらいのクイズ番組にゲスト出演しておいで。

 

 え? ヒーローの仕事?

 

 有名になる。顔を売るのもヒーローのお仕事である。

 誰も知らないオッサンが「わたしが来た」って言っても、通報されるだけ。世の中は基本、世知辛いのだぞ?

 ヒーローやってる有名人だからこそ。助けに来たという説得力が出る。この人が来たのならば、という安心感も持ってもらえる。そういうものである。

 実績でも、そうなれるが。我ら駆け出しに、いきなりそんなものは手に入らぬ。ゆえに知名度なのだ。

 

 二人とも美人さんであるし、スタイルも良いから、ある程度は勝手に人気が出ると思うが。まあ、これは口にせぬ方が良いな。

 

 そういうわけである。では、あらためて行くとしよう、バトルフィストにヤオヨロッパイ。

 

 えっ。ヤオヨロッパイって、ヒーローネームではなかったのであるか?

 

 

 




八百万さんのヒーローネームを思い出せない人はいますか?

ワシもじゃ。ワシもじゃ、みんな!


●「イカサマを見抜けなかったのは、見抜けない人間の敗北なのです」
ジョジョの奇妙な冒険第三部より。ダニエル・J・ダービーのセリフ。ダービー兄弟の有名な方。「バレなきゃあイカサマじゃあない」も彼の言。
スタンドバトルなのに、ギャンブルで勝負せざるを得ない形に持っていく兄弟のやり口が凄い。だがもし味方にしたら、役に立つシーンはほぼないだろう。

●「どんどん目新しいエピソードやキャラクターを投入し…… これでもか、これでもか! と風呂敷を広げまくり―――気がついたら大変なことになっちゃってるもんなんだよ!!」
吼えよペンより。無駄に熱いマンガ家が主人公のマンガであるが、その作中に出ている、とある実在するマンガ家がモデルのキャラのセリフ。
ええ、当時のから○りサーカスは大変なことになってしまっていましたね。最後の方で広げた風呂敷をたたんでいく様は圧巻でした。
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