ハグしよ?プリキュア   作:猫犬

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発覚?事の始まり

「えーと、私はキュアハグで」

「私はキュアヨーソローだよ?」

 

変身した状態のままなのに千歌が二人の名前を口にしたことでそう言った。変身している間は正体がばれないという話だったから、きっと聞き間違いだと二人は思った。

 

「キュア?そういえば、なんで二人とも衣装着てるの?」

「千歌ちゃん。屋上に跳んできたことはやっぱり二人が……」

「あっ、そっか」

 

しかし、聞き間違いではないようで梨子も二人だと分かっている雰囲気だった。

 

「ちょっと、ルカ。話と違うんだけど!」

『あはは。どうやら近しい人たちにはばれちゃうみたいだね』

「あっ、可愛いイルカだ」

 

ルカに文句を言うと、ルカも知らなかったようだった。ただ近しい人にはばれるという発言で果南は嫌な予感がしていた。

千歌は千歌でルカとセイに興味津々で手を伸ばしていた。

 

『おっと。そんな簡単に触らせないよ』

 

しかし、ルカはひらりと千歌の手を回避して見せた。何故回避したのかは謎だが、おそらくは嫌な予感がしたんだと果南は判断する。

二人はばれてるならいっかと変身を解除する。いきなり制服に戻ったことで二人は驚いた表情をしていた。

 

「わっ、一瞬で。魔法少女みたい」

「それで、二人はどうして?」

「まぁ、色々あって」

『ねぇ、授業はいいの?』

 

すると、唐突にセイがそう言った。スマホの時計を見ればもうすぐ授業の時間だった。

 

「急いで戻るよ!」

「ちょっ、色々って!?」

 

 

~☆~

 

 

『カクカクシカジカなことがあって、二人にお願いしたんだ』

 

放課後。判明したこととして、やっぱりダイヤと鞠莉にはばれていた。あの時は気づかないふりをした方がいい気がしたから特に言わなかったらしかった。言えば恥ずかしがりそうだし、雰囲気的に気にしたらダメな気がしたからとのこと。さらに言えばルビィ、花丸の二人も鉢合わせた際に気付いていたとのこと。

プリキュアになった経緯とかを話していいものかと悩むも、ルカは普通に話してしまった。こういうことは秘密にするものだと思っていた果南と曜はそれでいいのかと首を傾げる。でも、セイが止めなかったということは別に問題ないということだと思う事にした。

善子はみんなと違い変身した姿を見ていないが、一応巻き込まれてしまった訳だしという事、部室にいたからという事でちゃっかり聞いていた。

 

「へー、そんなことが。チカもやる!」

『気持ちはうれしいけど、僕たちは力を一人にしかあげられないから無理かな?』

『それに、こっちに来てるのは僕たちだけだから』

「そっかー。一緒に戦いたかったなぁ。ね、梨子ちゃん」

「私は戦いとか無理だから……」

「マルもちょっと……」

「そう?マリーはやりたかったわ。変身したらキュアシャイニーに決まりね」

「あれ?似た名前のが本家にいたような?」

 

千歌と鞠莉は興味津々だが、梨子と花丸はプリキュアにはなりたく無さそうな反応だった。しかし、それ以上にみんな普通にこの話を受け入れていたことに対して驚きだった。

 

「鞠莉ちゃん、変身は無理だから諦めよ」

「OKよ。二人にそれは任せるわ。それにしても、ダークうちっちーに空間の穴ねー」

「信じられませんけど、実際怪物も出て来てますからね。空間の穴なんてどこにあるんでしょうか?」

『さぁ?残念ながら未だに見つからないんだよね。果南ちゃんたちが授業受けてる間探し回ってるんだけど』

「あっ、だからよく居なくなってたんだ」

 

未だに見つからない空間の穴。どこにあるかもわからず、そろそろ見つかってもいい頃だと思っていた。しかし、そんな予想とは裏腹に見つかる気配はない。

 

「そういうのって普通どこにあるんだろ?」

「本とかだと石碑とか神社とか歴史のある場所に多いイメージだけど。あと、トンネルを通ったら別世界ってパターンも」

『淡島神社も弁天島にも行ったけど無かったよ。そもそも、近くに行けばそういう気配があるって聞いてたんだけど……』

「うーん、善子はどう?」

「えっ!?なんで私?」

「いや、善子よく儀式してるから、間違えて繋げちゃったみたいな」

「流石にそんなことないでしょ?」

「そうだよね。善子ちゃんの儀式はいつもうまくいかないもんね」

 

何故か善子の儀式が原因なのではという話になる。実際、よく善子は儀式をやってたこともあったから。まぁ、誰も善子が原因だとは思っておらず、なんとなく言っただけなのだが。

 

「何か気付いたことがあったら報告することにして、そろそろ練習を始めましょうか」

「そうね。私たちで探し回るのも手だけど、二人が探し回って見つからないとなるとすぐに見つけるのは無理だろうし」

 

結局、これ以上話していても時間が過ぎていくだけなので、練習を始めることになった。そもそも、空間の穴がどういうモノなのかはここにいるメンバーはおろか、ルカとセイも知らないらしかった。近づけばなんとなくわかるらしいが。

 

『みんなはそうしてて。じゃ、僕たちは探しに行って来るね』

『敵が来るか見つかったら戻って来るから』

「……」

『果南ちゃん?』

 

ルカとセイはそう言って出ようとするが、果南が何か考えているのか反応が無く、みんなもそれに気付き果南を見る。

果南の中で何かを決心すると、「よし!」と呟き、果南は善子を見る。

 

「ねぇ、善子ちゃん。空間の穴の場所、知ってるんじゃないの?」

 

 

~☆~

 

 

「次の衣装どうしよっか?決勝大会で歌う曲となると、今までで一番のモノにしたいけど」

「曲ができないことには作れなく無い?」

「でも、なんとなく案は考えておかないと間に合わなくなりそうだよね」

 

練習終わり、果南と曜と善子は次の衣装の話をしながら歩いていた。

すでに淡島のバス停を越えているが、果南は駅の方まで行く用があるからそのまま乗っていた。

世界の危機とかあるけど、果南たちはそもそも学生であり、スクールアイドルだからこっちも忘れてはいけない。そっちも大事なこと。

 

「千歌達からは何も聞いてないの?」

「うん。まだ歌詞のイメージができないって。曲調もだけど、歌詞の方がね」

「そう」

「千歌も今までで一番の、今までの私を詰め込みたいって言ってたけど」

 

歌詞のイメージはそんな感じでまだなようで、曜も果南もできればそうしたいと思っていた。

そんな二人に、善子はどうしたものかと悩む。自分には衣装案の段階ではあまり手伝えることは無さそうだし、できても自分の趣味に影響してしまいそうだから。

 

「まぁ、まずは目先の事からだよね」

「そうだね」

「はぁー。一人でどうにかしようと思ってたのに……」

「こういう時くらいは頼ってよ」

 

三人は善子の住むマンションの前にやって来た。

善子はあまり乗り気ではなく、できれば果南たちを巻き込みたくなかったような表情をしていた。

 

【なるほど。やはりここにあったか】

「ありゃ?つけられてたか」

 

すると、上空にダークうちっちーが浮いていて、そう言った。果南はダークうちっちーを見るや、困った表情をして呟く。

道を歩いていた人たちは、浮いているダークうちっちーを見て足を止める。しかし、何かのパフォーマンスだと思っている様子だった。

 

「最初の時以降見ないと思ってたけど、やっぱりそろそろ来ちゃうんだね」

【随分余裕そうだな。だが、その余裕もすぐに無くしてやろう】

「別に余裕ではないけどね」

【まぁ、いい。余裕だろうとここで倒すまでだ】

 

ダークうちっちーがそう言って両腕を開くと、そこから黒い玉が一つ現れて、その玉を自身の身体に埋め込む。するとたちまち巨大化して三メートルほどの巨体の真っ黒いセイウチに姿を変えて地面に降りたつ。着地の際に、地面にクレータができ、

ようやくパフォーマンスの類でないことに気付くと、皆大慌てで逃げ始める。

 

「最終決戦って感じかな?」

『うん。お兄ちゃんをもうすぐ助けられる』

「そうだね。善子ちゃんは安全な場所に逃げてて」

「わかったわ」

『二人ともこれで最後にするよ!』

 

あの巨体が暴れれば周囲に被害が及ぶ恐れがあり、早くなんとかしようと心に決めると、善子にそう言って二人はキュアフォンを取り出す。

 

「プリキュア、スタートアップ!」

「プリキュア、スタートアップ、トレイン!」

 

善子が何故かマンションに駆けていったが、とりあえず屋内なら大丈夫だろうと判断すると、二人は変身する。

果南はいつも通りHPTの衣装なのだが、今回は曜もHPTの衣装に変身していた。

昼の戦いから今までの間に、ルカとセイに色々聞いていた。その一つが、衣装選択だった。変身前にHPTと恋アクのどちらかが選択できるようになっていて、ここは陸だったから、曜はこっちを選んだ。

 

「本当にこっちの衣装になれた!」

『信じてなかったの?』

「まぁよくわからなかったし」

「来るよ!」

 

そうこうしているうちに、セイウチが突進して来て、二人はアイコンタクトをすると、左右に分かれて跳んで回避する。

セイウチは勢いで止まり切れずに建物に突っ込む。しかし、全くダメージが無かったのか顔を出すと二人の方を向く。

今回も手ごわそうだと感じながらも地を蹴って接近し、同時に蹴る。

セイウチはそれを身体で受け止める。いつもなら吹き飛ぶが、その場で耐えきり、そのまま体を回転させて尾で打ち払う。二人は尾によって吹き飛ばされ地面に転がる。

 

「うわー、今回はけっこう大変そうかも」

「だね。そうとうタフみたいだし」

 

二人同時攻撃なのに吹き飛ぶどころか、カウンターまで貰ったことで今回は今までとはわけが違うのだと感じる。

 

【凍てつけ!】

 

セイウチが吠えると、セイウチの周囲が凍り始め、瞬く間に地面が凍結してスケートリンクのようになり、そんな地面を滑るように動いて突進してくる。

さっきよりもスピードが速く、二人は回避しようとするも、慣れない足場によって足を滑らせ若干宙を浮き、そのまま突進によって吹き飛ばされる。

もし転倒して地面に倒れていたら潰されていただけに不幸中の幸いだった。回避に失敗しているだけに、結局不幸ではあるのだが。

その後もなれない足場に苦戦して、押され気味になる。

 

「あー、もう!」

 

ハグはこうも一方的な状況に苛立ちの声上げると、ホイッスルを取り出す。

 

「何する気?」

「離れてて」

【くらうがいい!】

 

ハグが何する気なのかわからず、ヨーは聞くも短くそう言うと、セイウチは大きく息を吸い、ハグもホイッスルを咥える。

 

【ガァ!】

ピー!ドゴォ

 

ヨーがハグから離れると同時に、セイウチは冷気の息吹を、ハグのホイッスルからはいつもと違い、一点収束の音の波が放たれる。音の波は地面を抉りながら突き進み、両者の攻撃が激突すると拮抗する。拮抗したのも一瞬で、音の波が息吹を押してセイウチの身体にぶつかる。セイウチは踏ん張って耐えようとするも、足場が凍っている事で踏ん張れず押されて川に落下する。

 

「ヨー、行くよ!」

「うん」

「「チェンジ、アクアリウム!」」

 

二人は追撃すべく川に飛び込むと、HPT衣装から恋アク衣装にチェンジする。

川を猛スピード泳いで突進するセイウチに二人も猛スピードで泳いで回避しつつ側面から攻撃していく。しかし、皮膚が厚いせいかダメージがあまり通らず、いまいち決め手に欠ける。

いつもと違って今回は浄化だから隙さえあればいいのだが、動きが速すぎてどうにもならない。

 

【凍てつけ!】

「やばっ!」

「ちょっ!」

 

すると、セイウチがいきなり声をあげ、二人は慌ててジャンプして川から出る。直後セイウチの周囲から凍結して瞬く間に見える範囲の水が氷となった。

 

「危なかった」

「そうだね。川にあのままいたら氷漬けになってたかも」

 

二人は頬に汗を浮かべて呟くと、一点が割れてセイウチが飛び出す。正直なところ氷の上は慣れないから戦うのは厳しい。

 

「はぁ、空でも飛ぶか、この氷に慣れるかしないと厳しいよね」

「あっ、それいいかも」

『ハグ、何する気?』

 

ヨーがなんとなしに呟いたことでハグは一つこの状況の打破方法を思いつく。しかし、上手くいく保証が無い。

でも、それ以外思いつかず、考えるよりも行動に移すことにする。そんなハグにルカは問うも、それに答えるよりも先にハグが動く。

 

「一か八か。チェンジ、アゼリアエンジェル!」

 

ハグが目を瞑って衣装を頭に浮かべ、はっきりとしたタイミングでそう言うと、衣装が輝き桃色の衣装に白い羽が生え、AZALEAの衣装に変化する。

 

「よし、上手くいった!」

『わー、本当にイメージで変身しちゃった』

「行くよ!」

 

ハグは背中の羽を羽ばたかせると、ハグは空を飛び、真上から急降下して蹴りをくらわせる。落下した勢いも合わさりセイウチの身体に若干食い込む。しかし、それ以上は進まず弾かれる。

 

「なるほど!ヨーソロード!」

 

ヨーは感心すると共に、蹴りによってその場に釘付けになっているセイウチに向かって光の道を放つ。光の道は一直線にセイウチにぶつかり、動きを拘束する。

 

【なに!】

「これで終わりだよ!ハーグ」

【ぐぉー】

 

動けなくなったセイウチに果南がハグすると、セイウチは叫びをあげ、身体から黒い粒子が噴き出しサイズが小さくなっていく。

そして、普通サイズのセイウチに姿が変わった。意識が無いのか目を瞑っているが、息をしていることからただ眠っているだけのようだった。

 

「やったね!」

「うん。これで終わったんだよね?」

『うん。無事お兄ちゃんは元に戻った』

「え?セイはうちっちーなのにこっちは普通のセイウチなの?」

『セイは今そういう姿になってるだけで、本来は普通のセイウチの姿だよ?』

「あっ、そうだったんだ」

「そうだよ。私が助けた時もそうだったし」

『僕だって今はこんな姿だけど、最初は違ったでしょ?』

 

ルカに言われて果南はそう言えばルカも最初にあった時は普通の子イルカだったことを思い出した。

それから“アクアウェーブ”を使って壊れた建物を修復すると、二人は変身を解除してから、本来ここに来た目的を果たすことにする。

その為に善子に連絡を取るも、何故か善子と連絡が繋がらなかった。

 

「あれ?繋がらない?」

「うーん。避難して気づいてないのかな?」

「さぁ?でもマンションに入って行ったし、とりあえず行ってみようか」

「そうだね」

 

と言う訳で、善子のマンションに向かう二人。なんだかんだで津島家の使っている部屋の前に着くとインターフォンを鳴らす。しかし、やはり反応は無かった。

 

「あれ?鍵開いてる?」

 

ドアに手をかけると鍵はしまっておらず、ドアが開いてしまう。勝手に入るのはまずいと思うも、善子を探すためと割り切って中に入る。

すると、ある部屋の前で善子が倒れていた。

 

「善子ちゃん!?」

「どうしたの!?」

「うぅ」

 

二人は慌てて善子に駆け寄る。

善子は息があり、目を開く。

 

「果南、曜。ごめん、向こうに行かれちゃった」

「ん?」

「えっと、どういうこと?」

 

善子は罰が悪そうにそう言うが、二人はピンと来なかった。

そもそも沼津まで来た目的は、空間の穴が善子の部屋(物置と化してて生放送で使っている部屋)にあり、それをどうにかすることだった。

 

放課後に果南が聞いたことで善子は諦めて全てを話した。

果南がプリキュアになった数日前に善子はいつも通り儀式をしたら偶然成功してこの世界とは違う世界に繋がる空間の穴を開いてしまった。その時は成功したことに喜んだが、すぐにその世界は危険だと気づき空間の穴を閉じた。しかし、結果から言えば厄介事をこの世界に呼び込んでしまっただけだった。

閉じたはずの空間の穴だったが、一度開いてしまったものを完全に閉じることが出来ず、果南がプリキュアになった前日に自然に開いてしまった。

そして、半日の時間善子の身体で慣らしてダークうちっちーに完全に操られた。プリキュアに変身した果南に助けられた夜、善子は完全に空間の穴を閉じるために部屋を封印して時間をかけて確実に且つ完全に空間の穴を閉じることにした。

善子は今回の件は、自分の責任だから自分一人でなんとかしようとしていた。だから、誰にも言わずにいたのだが、それを知った果南と曜は一人で抱え込まずに一緒にやろうと言って今に至る。

あの時はダークうちっちーがまだだったから空間の穴を消すことができなかったけど、とりあえず確認をしようということで二人が来たのだが、まさかのダークうちっちーを浄化できたからこれで終わりになる物だと思っていた。

 

「部屋で封印を強化してたらいきなり黒いモヤモヤしたのが現れて、封印を破って空間の穴の中に入って行っちゃったの。たぶん、ウッチーだっけ?が闇落ちした原因があれだと思う」

「嘘。まだ終わってなかったの?というか、魔法界に行ったってことは向こうが大変なことになってるんじゃ?」

 

しかし、そう簡単には終わらないようで、まだまだ続きそうだった。

 

『まず間違いなく何かが起きちゃう。ウッチーみたいに操られちゃうかも』

「じゃぁ、追いかけないと」

『ダメだよ。こっちの世界の人間は向こうにはいけない。空間の穴を通ったらどんな弊害があるかわからないの。僕たちは魔法で保護してこっちに来たけど、魔法の使えない二人は……』

「そんな……でも、それじゃルカ君とセイ君の世界が」

 

二人は向こうに行きたいが行けばどうなるかわからない現状に歯噛みする。ここまで来たのに、このままでは最後の最後で敵の勝ちで終わってしまう。

 

『今までありがとう。僕たちの世界の問題だから、後は僕たちがやるよ』

「そんなのないよ。確かに一週間くらいの付き合いだけど、一緒にやってきたんだよ?だったら最後までやり遂げたい!」

『気持ちはうれしいけど、空間の穴に入ってどうなるかわからないという危険は冒させられないよ』

 

互いに平行線な状態が続く。本来ならこんなことしている暇はないのだが、大事なことだからこそはっきりさせないといけなかった。

すると、おそるおそる善子が口を開く。

 

「ねぇ、変身した状態じゃダメなの?あの状態ならいける的なご都合主義はないの?」

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