オーバーロード~死の王と幻影の王~   作:ミズナラ

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お久し振りです。

最近投稿する度にお久し振りですって書いてる気がしますが気のせいですかね?気のせいという事にして頂けると血の涙を流して喜びます。



東京へ旅行へ行って熱中症になりかけたミズナラです。
皆様も熱中症や日射病や脱水症状にはお気をつけください。
水分補給はこまめに!

お久し振りです。


26話

「ゴブリンが15、オーガが6か。さって、どうしたものですかね?」

 レオンとラキュースが合流し、森の近くを通るルートを選択する。そうすると当然モンスターとの遭遇率が高くなる、本来護衛の任務ならば依頼主の安全を考慮しこの様なルートを選択することはないだろう。

 しかし、アインズが漆黒の剣とモンスター討伐の依頼を受けていた為護衛任務と並行してこなす為にこの様なルートを選択したのだ。

すると森に近づくとゴブリンとオーガの集団に出くわした。

「モモンさん、半分受け持って頂けるという事でしたが、どうしましょう」

「そうですね、適当に向かって来たものを適当に殺していくのでは駄目でしょうか?」

「そうなると片方に集中された場合厄介です」

「モモン君、特に決めてない感じなの?」

「ええ、取り敢えず襲って来たモンスターの半分は私とナーベで対処する話は付いていたのですが細かいところまでは」

「ふーん…えーと、漆黒の剣だっけ?申し訳無いけどあの21匹譲って貰えません?あ、勿論アレらの討伐報酬は折半で構わないんで」

「え!?そ、それは4人であの数を相手にするという事ですか!?」

漆黒の剣とンフィーレアは驚いた。見事な鎧を纏った戦士、第3位を駆使する魔法詠唱者(マジックキャスター)、王国ナンバー2、アダマンタイト級冒険者の4人でモンスターの集団を相手にすると言っているのだ、一体どれ程の力を持っているのだろうと。

 しかしレオンの考えはそうではなかった。

「んー?違う違う、ナーベとラキュースは依頼主(ンフィーレア)様の護衛だよ、クライアントにもしもの事が有ったらそれこそ大問題だ。だからアレは俺とモモン君の2人じめって事さね」

「なっ!?」

 そう告げると驚く5人を他所にゴブリン達の集団へとレオンは歩いて行く。

「んじゃナーベにラキュース、少年の護衛は任せたよー」

「やれやれ…それではペテルさん達もンフィーレアさんを守っていて下さい」

「え!?あ、ちょ、ちょっとぉ!?」

「おいおいおいおい、幾ら何でもあの数を2人ってのは無理があるだろ!?」

「良いじゃ無いですか、モモンさんがどれ程の実力者なのかは分かりませんが貴族に諂って肩書きを手に入れられた英雄様のお手前拝見といきましょうじゃないですか」

「凄い嫌われようね…まあ心配しないでも大丈夫でしょ。ゆっくり観戦させてもらいましょう」

「行ってらっしゃいませ」

 

 

「さって、モモン君勝負といこうじゃないか」

「やっぱりそう言う事だったんですね、良いですよ。ルールは何です?」

 レオンが全てのモンスターを譲ってくれと言った時点でアインズは予想が出来ていた。それはユグドラシルで金貨集めをしている時に2人で気を紛らわせる為にやっていた『勝負』

 普段金貨を集めるだけの何の変哲も無い『作業』を紛らわせる為の『勝負(気分転換)』だ。

「ルールは点数勝負。ゴブリン1点、オーガ2点合計27点の奪い合いでどう?」

「それで構いません、敗者は?」

「あんなクソ雑魚殺す勝負に罰ゲームいる?なにかある?んー負けたらナーベとラキュースを担いで歩いて行くってのでどう?」

「その罰ゲームに決まったらレオンさん全力で負けに走るでしょ?」

「何故ばれたし!?さすインズ様!」

「何ですかそれ…まあ罰ゲームは無しで良いですね」

「それは残念だねぇ、さてと、良い距離になって来たかな?」

「ええ、それではこっちの世界に来て初めての勝負といきますか」

 

 レオンは腰に下げている1本の剣を抜いた、その剣はペテルが持っているブロードソードと長さこそ変わらないが刀身の細さはブロードソードとは比べ物にならない程薄く青く輝いていた。

「それは、刀ですか?」

 アインズはレオンが装備しているところを見た事のない剣だった。

「いや、刀が出来た時代よりもっと古い時代に作られたとされてる青銅で出来ている剣をモデルに作って見たんだよ、と言っても作ったのは何年も、もとい十何年も前に作って眠っていた物なんだけどね」

 レオンはゴブリン達が向かって来る方向へ剣を投げ付けた、しかしその剣はゴブリン達へとどく事なくレオン達との中間地点に突き刺さった。

 ゴブリン達は自分達の元まで届かなかった剣を嘲笑いアインズとレオンの元へ叫び声を上げながら全力で走り出した。

「何故剣を投げたのかすら考えないで突撃して来る…敵を見つけたら突っ込んでくるのはまるでゲームのエネミーみたいですね」

「知能が無いモノなんてこの程度だよ転移(テレポーテーション)

 ゴブリン達が地面に刺さった剣の元まで来た瞬間、先行していた3匹のゴブリンの首が空へ舞い上がった。ゴブリン達は何が起こったのか直ぐには理解出来ない、剣が刺さっていた場所へ仲間が近付いた瞬間突如男が現れたと思えば仲間が絶命したのだ。

 しかし何が起こったのか理解出来なかったのはゴブリン達だけではない、2人を見送ったペテル達も即座に理解出来たわけではなかった。レオンが突如ゴブリンの元へ移動したかと思えば周囲のゴブリンが絶命したのだ。

「今、何が?」

 誰がこぼした言葉だろうか、今起こった出来事への疑問を口にするが答え合わせをしてくれる者は居ない。その場にいた者は1人、ナーベラルを除いて理解が追いついていないのだから。

 ゴブリン達は突如仲間が死んだ事に恐怖し歩みを止めるが自身の腕力に絶対の自信を持つオーガは棍棒を握る手に力を入れ直しレオンの元へ突撃して来る。

 レオンの横をアインズが全身鎧(フルプレート)とは思えない速さで駆け抜け巨大なグレートソードをオーガに叩き付ける、アインズの一撃でオーガは真っ二つになる、そのまま近くに居るオーガを2振りで2体倒してしまった。

「モモンさん、貴方は一体」

 巨大なグレートソードを片手で振り回す事も常人では考えられない程の事だがオーガをたった一撃で屠ってしまった。それは日々鍛錬を怠らない漆黒の剣でも未だ到達出来ていない領域。いや、何年経っても自分達が同じ事をこなせるイメージが湧かなかった。

「こんなものか、もう少し手応えがあってもいいんだが」

「無理無理、所詮はゴブリンとオーガなんだからこの程度が限界よ」

 アインズがオーガを倒している僅かな間にレオンも周囲にいたゴブリンを3体倒してしまっていた。

「これでお互い6点か、早い者勝ちって感じかな?」

 レオンが残ったゴブリン達へ微笑を浮かべる。

 仲間が一瞬にして倒され、倒した人間の笑顔に恐怖を増長されたゴブリン達は踵を返し我先へと森へ向かって走り始めた。本能が決して勝てないと理解したのだろう。

「こらこら、敵を前にして背を向けるものじゃ無いだろ」

 そう言ってレオンは抜いていた剣を鞘に戻し別の剣を抜いた。それは剣として使用するには考えさせられる程美しい装飾が施されている。

「消し飛んじゃえー火球(ファイヤーボール)

 レオンが逃げ惑うゴブリン達に向かって剣を向け火球(ファイヤーボール)を放つ、握り拳程の火球が放たれゴブリン達の元へ届いた瞬間強大な爆発が起こった。銀級冒険者の漆黒の剣は何度か格上の冒険者チームと合同で戦闘を行った事が有りその際別のチームのマジックキャスターが放つ火球(ファイヤーボール)を見た事が有るが、これ程大きな爆発は起こらなかった。それはレオンのマジックキャスターとしての実力差を表しているようだった。

 

「はい、全滅だね。俺の勝利って事で」

「アレ卑怯じゃ無いですか?範囲魔法だけでもズルいのに剣に細工してるじゃ無いですか」

 レオンが新たに抜いた剣には魔法効果範囲拡大化(ワイデンマジック)が付与されていたのだ。

「この程度の付与効果じゃズルにならないよー何より戦闘内容にルールは設定してなかったしね」

 確かにレオンは勝敗の内容は決めたが、戦闘に関してのルールには触れなかった。故に結果こそが全てと言いたいのだろう、アインズに一本取った気分なのだろうレオンは大笑した。

 

 

 

 




今回はアインズ様とレオンさんにイチャイチャして頂きました。
え?イチャイチャしてないって?失礼な、私からしたらイチャイチャ(少し)してるんです。

戦闘を書くの難しいですね、できればもう書きたく無いと思ってしまいました。
え?言うほど書いてない?馬鹿め!私の心が破壊されたんだよ!



あ、姫様如何なさいました?
え?『最近私もイチャイチャできて(書かれて)無い』って?
そら冒険者パートに入ってますから姫様の出番は…
やめて!叩かないで!
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