前回のあらすじ。
親分になったら人間が来た。以上。
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気絶させた人間を全員山に運び込む。武器は、まあできるとも思えないが破片から修理されても困るので知らなかったけれど山に居た炎系の能力者に溶かしてもらい山の頂上に埋める。面白半分で中身をくりぬいて別の場所に埋めたりもしたが内緒だ。
そして人間達が目覚めるのを待つ。
作戦はいたって簡単。やって来た人間の一人に自分を着て貰うだけだ。偶然にも一人だけサイズの合う人間が居たのだ。
別に人間が居なくても良いじゃないかと思うかもしれないがそうは行かない。
考えてみて欲しい。自分が見張ってるところに突然ロボットが一機だけやって来てそこを通せと言う。怪しすぎるだろ?
そもそも俺はロボットの演技なんかできる自信がない。パワードスーツだと言っても中を見せろと言われたらアウトだ。武器の威力を見れば強行突破はできないし。だから人間達に紛れて入るのだ。幸い奴等は夜の寒さに耐えるためコート等も持ってきていた。厚着して夜を狙えばばれないだろう。
「親分。人間が起きました。」
それじゃあ早速情報収集するか。
人間達の所へ向かう。俺が一人で居たい時用に山の木を何本か切り倒して作ったログハウスに全員詰め込んである。小屋の前に着くと人間達が何かわめいているのか小屋の外にまでガチャガチャと音が漏れている。中に入ると案の定、人間達が何時の間にか縄を解いて部屋の中の物を物色していた。ベッドもぐしゃぐしゃ、食料は床にぶちまけられご丁寧に踏みつけられている。
『今度からはもう少しきつく縛ろう…………』
今更ながら後悔する。
そこで人間達がこちらに気が付き声を上げる。
「おい!!ここは何処だ!!すぐに出せ!!」
『ここは俺の家だ。それにすぐに出せって無理って分かってて言ってるだろ。』
「ふん。妖怪ごときがこんな家を作るような技術があるはずがない。大方誰かが住んでたのを殺して奪ったんだろうよ。」
『酷い言い草。明らかに自分の立場が分かってない。』
この態度はいただけない。流石に直した方が良いだろう。
「やはり殺して喰うつもりか?そんな事をすればすぐに総攻撃にあってお前程度蹴散らされるぞ。今なら銃を返して全員土下座すれば許してやろう。」
先ずは言葉遣いから。
『なあ。』
見えないくらい自然な動きで近づいていってハゲの指をつかむ。
『お前達さ、』
腕もつかんで目一杯伸ばす。
『自分の立場、』
枝を折るかのような気軽さで、
『分かってるか?』
指をへし折る。ぺしりと軽い音がして指があり得ない方向へ曲がる。
ここまでが一息。人間達は誰も反応できていない。たった今ハゲだけが驚愕に目を見開いた直後今度は別の意味でまた目を見開く。
「あ、ぎいぃあああぁぁぁぁあああ!!!!」
これでも一応親分をやっているので妖怪達を守るためにもナメられてそのままと言うわけにもいかないのだ。
「き、貴様何を!」
『二度言わなければならないか?』
一歩近づく。人間達が下がる。しかし誰も訂正しようとはしない。
『残念だ。』
今度は別のやつに近づき指を折るのでは無く力任せに握り潰す。
メキメキョッと音がして手のひらから骨と肉が溢れ出す。
「∧◆〓∩≪∝‰∬ΛΗь┗★☆*%℃〈|〆!!!!!」
本当はこんな事したくない、と言い訳しても事実は消えない。この怪我の分も罪は背負って行かなくてはいけない。毒を食らわば皿まで。こうなったらこいつらの態度が変わるまで少し張り切ってしまおう。
書く時間がないのでこれから少し更新速度が下がります。