東方鉄男録   作:角張った円

9 / 10
滑り込みーー!!アウトに決まってんだろ!!


毎回タイトル長え……。

『今日はー。この度妖怪代表として話しをさせていただきにきました。』

 

「………………は?」

 

この時確かに、時は止まったと思った。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

30分後……

 

 

なんとか相手も復活し、悲鳴の前に挨拶もそこそこに家に上がらせてもらいソファーで事情を説明させて貰った。

 

 

 

「……で?簡潔に纏めてみると、攻撃してきた敵方の状況を見るためにあんたはこんなとこまでノコノコやって来た、と。」

 

『まあ、端的に言えばそういうことだ。』

 

「アンタバカァ!?!?」

 

どっかで聞いたこと有るな。

 

『えー。別にそこまで怒ることでもないだろ。そもそも敵同士なんだし。』

 

「あーもう!!普通敵の町の中枢まで乗り込んでくる!?って事が言いたいのよ!!でも敵同士とか言ってる事が合ってるから下手に叱ることも出来ないし!!イライラするわね!!」

 

『落ち着け。言ってる事が訳が分からなくなってきてるぞ。』

 

「訳のわからなさでアンタに突っ込まれたくないーーーー!!!」

 

『格好で言えばアンタも俺とどっこいどっこいだけどなwww』

 

「ぐああああああああああ!!!!!!!!!言うなああああああああああ!!!!!!」

 

『そんなのどういう神経してたら着れるんだ?』

 

「ぶっ殺す!!!お前だけは殺す!!!」

 

『おい、お前それ本気で言ってんのか。』

 

「本気で言ってたらここに居る筈無いじゃない。」

 

「『へへへへへへへへへへ。』」

 

「って何でコントやってんのよ!!!」

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

『…流石にからかいすぎたのでそろそろ本題に入りたいと思う。』

 

「急に真面目になったわね…………」

 

『気にすんな。それよりも人間の現在の大雑把な状況が欲しい。』

 

「それこそ私が教えると思っているの?」

 

『いいや。だがアンタは教えなきゃならない。』

 

「? 何を……」

 

リアクターの出力を1%ほど解放する。まあ、解放と言ってもただ漏れさせる様なものではなくエネルギーに変換する妖力を増やしただけなので周りに被害が出ることはない。しかしエネルギー量が変わったのが生物には本能で分かるらしく視認さえしてくれれば威圧感はかかるのだ。無駄もないし気に入っている。

 

「な、なによ、それ。」

 

『まだ全力じゃあない。ここをぶっ飛ばすことも出来る。国毎消すことだって出来る。でもこんな事させないでくれ。』

 

「わ、分かったわよ。言えばいいんでしょ。」

 

『ありがとう。』

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

まず、この国は四つの大きな権力があり、それぞれが牽制しあっていると言う。

おお、意外と日本と似てるな、感心していたが中身は結構違った。

『行政部』 『軍事部』『科学部』『民事自警部』の四つらしいのだ。

そして彼女、八意永林は『科学部』のトップらしい。

 

「わかった?私は偉いのよ。」

 

『いや、どうでもいいが。』

 

「どうでもいいって何よ!!どうでもいいって!!!」

 

『どうでもいいじゃないか。俺達にとって人間の序列なんて。』

 

「何かアンタと話してると妖怪と人間の違いがわからなくなるわ……」

 

『あ、そう言えば最初から気になってたんだがどうしてこんなに発展してるんだ?』

 

「それわね、『民事自警部』のトップが能力持ちでね、『発展させる程度の能力』っていう能力で、それで元々の村を急速に発展させたのよ。」

 

『ああ、それで服装が安定してなかったりするのか。』

 

「そればっかりは個人の感性の問題だからね。」

 

『それで、最後に聞いときたいんだが、山を襲い、資源を手に入れ、

 

 

何をするつもりだ?』

 

「な、何をって。た、ただ単に資源が足りないだけよ。」

 

『何かとは何だ?こんな都市を造れるだけの資源があって、それでも足りないものとは何だ?答えろ。』

 

「………誤魔化せないみたいね……」

 

『一体どんな計画が有る?これは妖怪の生活がかかっている。答えろ。何が起ころうとして居る?』

 

「移住するの。月に移住する為のロケットを作っているの。」

 

『成る程な。』

 

「…で、どうするの?」

 

『どうする、とは?』

 

「いや、怒ってるでしょ?こう……何かしたりとか、しないの?」

 

『して良いのか?』

 

「良い訳ないでしょ。」

 

『じゃあ良いだろ。むしろとっとと行って貰いたいね。ていうか早く行かないとみんなを押さえきれない。』

 

「みんなって、妖怪?」

 

『他になんかあるか?』

 

「…とりあえず貴方とは仲良くしといた方が良いみたいね。」

 

『ああ。此方からも宜しくしたい。』

 

「ええ。月に移住するまでだけど、宜しく。」

 

 

 

 

 

そういうわけで、俺達は、友達になった。




大分遅れました。
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