気が付いたら女サイヤ人に転生していた件スピンオフ! ~神々に育てられた少女の異世界生活~ 作:銅英雄
このプロローグのみ未来をライ、鈴音をベルとして出します。
私は無事に鈴音……もといベルと再会することができてから数日が経ったある日。ベルと他愛ない会話をしていたのだけれど……。
ベル「そういえばライは大神官様のところで修行とかしてきたんだよね?」
ベルは私がどんな生活をしていたのか興味があるようでその内容について訪ねてきた。
ライ「ええ、色々あったわ」
ベル「どんなことが?」
ライ「本当に色々あったのだけれど、中でも印象に残ったのはこの世界に来てから十数年経ったある日……私はこことは別の異世界へ行ったわ」
ベル「マジで……?何処に行ったの?」
ライ「ルグニカ王国……といったらわかるかしら?」
ベル「……リゼロの世界じゃん!この世界にいるなんちゃってレムラムじゃなくてモノホンのレムラムがいる世界じゃん!!」
ライ「この世界にいるレムとラムはちゃんと本物でしょう……」ハァ
ベル「まぁそうだね……」
むしろ全く同じ名前、同じ容姿の男の娘がこの世界にいることに私は驚いたわ。その双子の姉もやっぱり同じ名前で同じ容姿……違いはその姉が既に亡くなっているってことくらいかしら。しかも鬼が住んでいる宇宙があるって話だからどこまでが偶然なのかわからないものね。
尤も生まれてきた娘に姉の名前をつけたらしいわね。名付け親はベルだとか。しかもサイヤ人と結婚して生まれた子供だから鬼と猿のハーフってことになるのよね。
ベル「なんでリゼロの世界に行くことになったの?」
ライ「大神官様が出した試練よ。私があなたに会うためのね」
ベル「私に?」
ライ「ええ、本来私はあなたに会って元の世界へ戻るために四苦八苦したわ。……でもあなたはこの世界で得たものを棄てることはできなかった」
ベル「それは……申し訳ない」
私の発言に彼女は俯いた。……まぁ私も似たようなことをあの世界で学んだからその気持ちは痛いくらいわかるけれどね。
ライ「別にいいわよ」
ベル「それで……大神官様の試練って話だったけど」
顔をあげた彼女が話を再開させる。
ライ「あの世界へ行くことになったのは結果論よ。私が選んだわけじゃないわ」
それも今の時点からはもう20年以上も前の話になるのよね……。
~回想~
大神官「ライさん、あなたはこの世界にいるという友人に会いにきた……と仰ってましたね?」
ライ「はい……ですが実は心のどこかで諦めがついてしまっています。それに私は自分を拾ってくれた大神官様の忠義を尽くすために頑張ろう……という気持ちを第1にしています」
大神官「それは殊勝なことですが、あなたの本来の目的を諦めてしまってはいけません。よってあなたに試練を出します」
ライ「試練……ですか?」
大神官「はい、その試練をクリアすればあなたの友人に再開できるようにこちらで手筈を整えておきます」
ライ「……わかりました。それでどんなことをすればいいのですか?」
大神官「こことは違う世界に行き修行をしてもらいます」
ライ「い、異世界ですか……?」
大神官「はい、あなたを拾ってからこの十数年の間に鍛えてきたあなたの実力はどんな世界でも頂点に近いところまでいくことができるでしょう」
ライ「あ、ありがとうございます……」
大神官「ですが世の中実力だけではありません。他に大切なことがあるということを学んでもらいます」
ライ「大切なこと……」
大神官「では、このゲートを潜ればあなたの試練がスタートします。頑張ってください」
ライ「わかりました……!」
~現在~
ベル「……それでゲートを潜ったらリゼロの世界だったってこと?」
ライ「まぁそんな感じね。そこで私がどんな生活をしてきたか話しましょうか」
ベル「いいね。気になる!」
私の親友はワクワクしながら私の方を見た。じゃあ話していきましょうか。私があの世界で学んだことを……。
今回はここまでです。
次回からリゼロの話になります!表記もライから未来へと変わります。