ネット版!もっとまるっととある英雄の伝説大戦たん 作:マッスーHERO
ある日の学園都市第七学区、ジャッジメント177支部には落ち着かない様子の佐天、黒子、固法(ケガ治りました)、春上の姿があった。
「…新連載企画ねえ」
「とりあえず企画書には目を通しましたが…呼び出しがあるまで待つことと詳細は現地で説明することくらいしかわかりませんの」
「待つのはひまなの」
「じゃあ、みなさん。退屈しのぎに麻雀でもしませんか?」
佐天はなぜか置いてあった全自動麻雀卓を指差す。特にやることもない四人はとりあえず席に座る。
「なんでこんなのあるのかしら?」
「ご都合主義なの」
「夏にルール覚えて、ネットで結構やってるんですよ。『るいっち』ってユーザーネームで」
「なんか無理矢理ですの」
「皆さんは麻雀できるんですか?」
佐天の問いに三人はほぼ無表情で答える。
「まあ…」
「並べるくらいはできますの」
「なの~」
「ただやるのも面白くないですし、とんだら(点数がマイナスになったら)…罰ゲームで服を一枚脱ぐってゆうのはどうですか?」
「「「!」」」
その時、場の空気が変わったのを佐天は気づくことが出来なかった。
小一時間後、御坂と初春、ミライ(重福)が177支部の近くにやって来た。
「新企画ってなにやるんですかね?」
「さあ?」
「私たちもよくわからないんですよね」
「僕はこういうのってアクションショー以外ではあまりやらないんですよね」
「しょっぱなからメタいわね…」
「作者本気ですね…」
三人が支部の中に入ると、そこには…
「う、う…」
「佐天さんの番なの~」
「早くきってよ」
「すばらですの」
ざわっ、ざわっ
なぜか半泣きで下着姿の佐天が牌を選んでいた。しばらく悩んでいた佐天はやがて1つの牌を河に捨てる。すると固法と春上が自分の牌を倒した。
「ロン、リーチ、一発、三暗刻、三槓刻、中、白、ダブ東、混一、48000」
「ロンなの、三暗刻、ドラ12、32000なの」
「ええ!」
ぐにゃあ~
佐天が卓に突っ伏す。顔が物理的に歪んでいるようにもみえる。
「ぐふふ、さあ脱いでもらおやないか。次はブラやで」
何故か関西弁の固法。
「おもち、おもち、おもち、おもち、おもち…おもちなの」
呪詛を唱える春上。
「すばらですの」
さっきからそれしかいわない黒子。
「ちょっと!なにしてるんですか!」
[しばらくお待ちください。]
ようやく冷静に戻った三人と支部の隅で泣く佐天。
「かならずリベンジしてやる…チェンジグリフォンと仮面ライダーBlackの大いなる力で…」
「あの佐天さん。そのネタはわかる人いませんよ、多分」
「そうよ佐天さん。○鬼だの、清水○太郎だの、桜井テスタロッサだのがわかる人がいるわけないわよ」
御坂と初春が佐天を落ち着けると三人に視線を向ける。
「佐天さんも佐天さんですよ。固法先輩は麻雀超強いんですよ。槓使い固法と呼ばれているですから。春上さんも柵川のドラゴンロードと呼ばれていて、ドラが全部きちゃうんですよ」
「なにその設定…」
「黒子は大丈夫だったの?」
「私は麻雀でとんだことは一度もないんですの」
黒子がやけに自信満々に言う。
「いや、私ね。長野の親戚に麻雀教えてもらって、それ以来麻雀中は関西弁になるの」
「私も長野の親戚に教えてもらって、それ以来麻雀中はすばらしか言えないんですの」
「私は奈良の親戚に教えてもらって、それ以来ドラ麻雀になったの~」
「あ…そう(想像以上にメタい…)」
「(これは本気だ作者…)」
「(麻雀ってなんだろう?今度テッペイさんに教えてもらおう)」
そんなことを言っていると突然TPCメモリディスプレイが鳴り響いた。
数十分後、何故か変身したオーズ=御坂たちが上条の高校のある教室のドアの前に来ていた。
「大丈夫かな?僕、これだと三十分しか持たないんですが…」
「まあ、なんとかなりますよ。多分…」
「開けるわよ、皆」
オーズがドアを開けるとそこには何故か現在まで登場しているヒーローたちが椅子に座っていた。
「(これは…何事?)」
「(異様な雰囲気ですの)」
とりあえずオーズたちが後ろのほうの空いている席に座る。
「(新連載だってのになんでみんな無口なのよ…)」
教壇付近にはファイブピンクとオーイエローの先生コンビが立っており、前の方にはメガレンジャーを中心とした魔術組、その後ろには科学組が静かに座っている。
「たく、なンなンだよォ!こンなところに呼び出してよォ!」
ディケイド=一方通行がいらつき気味に叫ぶ。その時、教室前のドアが開き、テクターメガレッドが入ってきた。
「おいっす!みんな、今日は集まってくれてありがとな」
「健太先生!」
テクターメガレッドは教壇に立つと集まったヒーローたちを見回す。
「先生、今日はなんで僕らを集めたんや?」
「お前らはこれが『とある特撮の伝説大戦』の三次小説だというのはわかってるよな』
「そりゃあ、当然じゃないか。その事で呼ばれたんだろ、俺たち」
フォーゼ=上条がテクターメガレッドに答える。
「この新連載は『とある特撮の伝説大戦』を仮面ライダー、スーパー戦隊のネット版ムービーやとある魔術の禁書目録たん、MMR風にアレンジした小説だ。不定期で様々な企画をやっていく。最初の企画は…」
テクターメガレッドが黒板にチョークで何かを書く。
「『徹底討論 『とある特撮の伝説大戦』の禁書・科学キャラで一番優遇されてるのは誰か』だ!」
「…超なにいってんですか?このひと」
「以上、説明終わり!後は任せた!」
「え?行っちゃうんですか!?」
ゴーカイイエローが立ち去ろうするテクターメガレッドを引き止める。
「…俺をネタにすると、ヤバイことになりそうなんでな。サイバースライダー!」
そう言い残し、テクターメガレッドは去っていった。
「徹底討論と言われてもな…」
フォーゼが困りながら周りを見る。中にはあまり面識のない人もいるので討論するのも難しい。
「そんなの決まってるじゃないですか」
ゴーカイイエローが立ち上がる。
「この小説はとある魔術・科学の二次小説。なら優遇されるのは主人公の上条さんと御坂さんに決まっているじゃないですか」
「確かにそうですの」
「超正論です」
「いきなり答えでたじゃん」
「「それは違う(わ)!」」
ゴーカイイエローたちの発言をフォーゼとオーズが某有名俳優がクマ役のアニメみたいに否定した。
「え?」
「だってそうだろ!多くの二次では圧倒的能力の幻想殺しがまったく役にたってないじゃないか!」
「私のレールガンもね!」
「確かに…二人ともそれらが強化されてもデメリットが多くて使えないですもんね」
ボウケンピンクが二人の意見に賛成する。
「幻想殺しはせっかく遠距離攻撃可能になったのに、ガイアメモリやゾディアーツスイッチに効果なしやもんな」
「レールガンも一部の亜種コンボしか使えない上にタジャドルでは不完全にしか使えないですの」
「ここぞとばかりに変な口調のキャラが喋りまくってるじゃん」
ここで、バースMPR=御坂妹が手を挙げる。
「ならやはり、とある魔術の禁書目録の第2、第3の主人公である一方通行や浜面が優遇されてるいるのでは?とミサカは意見します」
「確かにそうですわね」
「変身ヒーローも人気の高いダブルライダーですし」
「ディケイドはチート化してますし、クウガは覚醒イベントありましたものね」
ホワイトスワン・チェンジマーメイド・ピンクフラッシュの三人が賛成する。
「でも、一方通行は出番があまりないんだよね。まあ私には面白いことだけど」
「大丈夫、最近はバイトしか出番がない浜面を私は応援してる」
「うるせェ!」
「確かにバイトしか出番がないけど…」
バース=番外個体とイエローバスター=滝壺の厳しい指摘にディケイドとクウガは反論できない。
「じゃあ、誰なのよ!」
「イギリス清教や魔術結社は出番がほとんどないから論外だろう」
ターボピンク=吹寄と龍騎=ステイルのいらだった声が教室に響く。その時、今まで黙っていたキバ=姫神がこんなことを言い出した。
「もう消去法で優遇されてない人から決めればいいんじゃない?」
『!』
このキバの空気の読めていない発言が教室の空気を一瞬で変えてしまった。周りをきょろきょろと見回すものや目立たないように教室の隅によるものなどが現れる。
「わ、私や白井さんは結構活躍ありましたもんね、ね!」
「ええ、そうですの佐天さん!」
「ス、ステイル!私たちも登場回数は少ないですが、なかなかインパクトが!」
「ああ、そうだとも、神裂!お前もそう思うだろ、建宮!」
「そうなのよな、そうなのよな!」
全員が慌てるのも無理はない。この小説の作者はただでさえ忘れっぽい性格…過去にも一方通行がそれで出番を失っている(本編『疑心と捕獲とチェンジ不能』参照)しかも、次回の話や次ヶ回の話はおそらく新ヒーロー登場回。こんなところで不優遇の烙印を押されれば、たとえ主役級でも危ない。それはまるで裸で大気圏を越えようとするような行為。フィードアウトされ、二度と帰ってはこれまい…ゆえに全員が何とかしてナンバーワン不優遇を押し付ける相手を探していたのだ。
「(冗談じゃないよ!アニ超電磁砲が終わったらいつ出番がまわってくるかわからないのにフィードアウトなんて!)」
これはゴーカイイエローの心の声。
「(ただでさえイギリス在住できつい身だ。魔術の三期で出番があまりない僕としてはなんとしても地盤を固めないと五和や建宮にすら殺られる)」
これは龍騎の心の声。様々な人間の思いが交差するなかその事件は起こった。
「何ですって!」
「やるならつきあうの!」
ウルトラマンメビウスと電王・ソードフォームの言い争いが始まったのだ。二人は体を乗っ取られているような状態のはずなのに素の人格に戻っている。
「初ウルトラマンと言っても、あなたみたいなマイナーキャラ、みんな忘れてるの!」
「あなたみたいに必要以上にでて、ネットで叩かれたくないだけです!だいたいそのなのって口癖やめてくださいよ!被ってるんですよ、某魔法少女アニメに!」
本編未登場のメビュームブレードとデンガッシャーがぶつかり合う。
「(おい!衿衣、落ち着け!)」
「(やめてください!)」
「ここらでアニメ超電磁砲のナンバーワンオリキャラを決めてやるの!」
「あなたは新訳や原作にもでてるでしょ!」
この二人の喧嘩が火種だった。その火種は各地で燃え上がる。
「あなたは主人公格なのに毎回人気投票低いよね。あなたこそ冷遇されるべきだとミサカは思うよ」
「あ、アニメの登場が少ないだけだ!そんなこと言ったらアニメ派はみんなお前のことなんて知らねえぞ!」
クウガとバースのアニメにあまり登場してない組がにらみあう。
「さ、三期がくれば私はまた出番があるわ!」
「フォークボール投げるだけやないか!」
ピンクターボとメガブルーの地味な出番しかない組の言い合い。
「こ、小萌先生!ガードベントは冷遇だと思うじゃん!」
「そんなこと言ったら、黄泉川先生は登場即ダイヤモンドじゃないですか!」
先生組もヒートアップしていく。この状況…本来なら余裕のある上条や御坂がなんとかすべきなのだが…
[とうま、新刊にはまた女が出るんだってね]
「もう女の新キャラはいりませんよ」
「お、おいインデックス、風斬?」
「それもこれもその右手の幻想殺し<ラッキースケベ>がいけないんです…」
「女教皇…いっそ切り落としてはいかがでしょう」
「五和さん、神裂さん?」
「取り押さえなさい!」
フォーゼをメテオとWが取り押さえ、姫シンケンレッドがフォーゼの右手にシンケンマルをあてがう。
「や、やめてくれ!だいたいそんなことしてもこの手はまた生えて…」
「ならば、右半身をいただきます!」
フォーゼは生命の危機におちいっていた。一方オーズは…
「ちょっと!みんな離して!」
「御坂さん!お願いだから票を少し分けてください!」
「私にもお願いしますの!」
「私には出番を!だいたいなんで私には映画のオファーなかったのよ?」
オーズにすがりつくゴーカイイエロー、デカイエロー、アクセルの三人。票というのは今行われている人気投票の票である。いろいろあってかなりカオスなことになっているため少しでも票がほしいのである。二人がこんな状況で最後の希望はディケイドだが…
「いいか、お前らァ!俺らのアドバンテージは中の〇が特撮経験済みってことだァ!」
「「「「「おお!」」」」」
教壇にたち、ガタック、ゴセイブルー、バースMPR、ボウケンピンク、チェンジマーメイドたちによくわからない演説をしていた。
「このアドバンテージがあればァ、これからの戦い(出番争い)を潜り抜けることができるゥ!走る雷!」
「地〇転換装置!」
「ノ〇ドン!」
「大〇神!とミサカは叫びます!」
「わが名はメ〇イヤ!」
「ホロホロ!ホロボレロ!」
教室内は喧騒と打撃音にあふれており、すでに収拾のつかないところまで来ていた、その時…
「みんないい加減にするぜよ!」
「土御門!」
それまで口をつぐんでいたシンケンブルー=土御門が突如立ち上がり、大声で周りに叫ぶ。その声でみんなが黙り、おとなしくなった。
「俺たちはヒーローだろう?子供たちに夢を与え、未来に希望を作り出すのが俺たちの役目じゃないのかにゃあ?」
「う…」
「超正論です…」
「出番があるだのないだのは関係ないだろ!俺たちがやるべきは平和を守ることぜよ!」
「「「「「おお!」」」」」
シンケンブルーの正論にほかのヒーローたちは感嘆の声をあげる。
「俺はすこし用事があるから、出てけど…お前ら、自分がヒーローだってことをもう一度よく考えろよ、五、六時間くらい!」
そういうとシンケンブルーは教室から出ていった。後に残されたヒーローたちは黙りこみ、中には互いを見つめるものもいる。
「シンケンブルーの言う通りですよね…」
「重福さん…さっきは申し訳なかったの」
メビウスと電王がお互い武器を下ろし、仲直りの握手をする。フォーゼとオーズを押さえつけていたメンバーも彼らを解放し、反省しているという態度をとる。
「そうよね…映画で出番がなくても新約に登場できたし…」
「またスピンオフがあるから私も出れるかもしれませんし!」
「まだ希望はあるわ!」
他のメンバーたちがやる気と希望に満ち溢れていた。彼らにとってシンケンブルー=土御門元春はある意味ヒーローだった。ありがとうシンケンブルー…
「(おかしい)」
「(あいつはあンなキャラじゃねェなァ)」
みなさんすでに気づいていると思うが、シンケンブルー=土御門元春はこんなキャラではない。付き合いがかなりあるフォーゼとディケイドはこの違和感に疑問を抱いていた。その時、教室のドアが開く。
「お、お前は!?」
「ごめん。おそくなった」
フォーゼが驚くのも無理はない。ドアからはいってきたのは仮面ライダーキバ=姫神だったのだから…
「お前!さっきまでここにいたんじゃ?」
「え?私は今ここにきたよ」
「ということは…さっきの空気の読めていない発言の主は…」
「あれ?デジタンクが走っていくで」
窓の外を見ていた、メガブルーが走り去るデジタンクを見つけた。
「やはりか…みんな!土御門を追うんだ!」
「どういうことや上やん?」
「あの時の姫神の声は奴のモノマネだったんだ!」
『な~んだってえ~(MMR1の感じで)』
フォーゼの説明は長いので、簡略していうと…土御門は初期のころから変身できたキャラであるうえ、魔術のからんでいるの有無にかかわらず、ほぼ魔術編ですべてに出演しているうえに予告でもフラグがある、フォーゼのパートナー化しているなどの理由からおそらく自分が先ほどのフォーゼかそれ以上にやばい状況に巻き込まれることを予期し、先ほどの言葉で内乱を起こして自分だけ逃げようとしたのだ。
「最低ね…」
「野郎!×××もぎ取ってやる!」
「叩き潰して魚のえさにしてやりましょうとミサカは提案します」
「映画にもゲームにもでたキャラは…」
「我々が細切れにしてやるの」
「全員で超追いましょう!」
教室からオーイエローとファイブピンクだけを残して全員が出ていった。
「…止めなくていいんですかね?」
「いいんじゃないかじゃん?」
このあと土御門がどうなったかについては新約7巻のラストを見ていただきたい。(そんな感じで殺られました)
本編をお読みの方はこんにちは、初めての方は初めまして仮面ライダーMです。
今回本編の番外編としてこんな駄作の上に駄×50くらいの作品で申し訳ありません。
一話からこのノリでいろんな意味で大丈夫かと自分も心配してます…
今回は誰が優遇されているのかについてをキャラたちが言い合うという話にしてみました。
私自身、全員をできる限り優遇したいのですが…キャラ一人一人がとても濃くて、なかなかすべてのキャラをガンガン出すことができないため、その悔しさをぶつけてみました。
今後の予定では感想欄で質問の多いヒ-ローの選択基準をテーマにした『ヒーローズ・ストライキ(仮題)』や御坂妹たちが特撮などのゲームを熱く語る『シスターズ・ゲーム(仮題)』、キン肉マン風にヒーローたちがしのぎを削りあう『ヒーローファイト・○○争奪編(仮題)』などを予定しています。
本編ほど早くは投稿できませんが、本編で予告したいと思います。
今後も私の小説をよろしくお願いいたします。