陸奥と僕のこと改   作:Y.E.H

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〔第一章・第六節〕

 陸奥と二人で海岸から道路沿いに移動して、葉月の到着を待つことにした。

その間取り留めの無いお喋りをしたが、この少し先に陸奥記念館がある事を話すと彼女は真っ赤な顔をして頬に手を当て、

「もう、やだわ……」

と照れたものの、その顔はどことなく嬉しそうだった。

 

彼女は先程仁が葉月に向かって言ったことに興味をそそられている様で、

「ねぇ、どうやって、今日中に横濱まで行くの?」

と聞いて来る。

 

「ひょっとして、今は広島や呉から横濱に直接飛行機が飛んでるの?」

「広島から東京には飛んでるけど、飛行機には乗らないよ?」

「じゃあどうやって行くの?」

「新幹線って言うのに乗って行くんだよ」

「何それ?」

「高速鉄道って言ったら良いのかな?」

「それって弾丸列車って言うやつ⁉ つばめ号とかよりずっと早いやつよね! じゃあ、朝鮮へのトンネルも出来たの?」

「それは出来てないし、多分今後も作らないだろうね……」

 

「そうなの? でも楽しみだわ、その新幹線って何(ノット)くらい出るのかしら?」

「ノットかぁ…………えーっと――160ノット位かな?」

「百六十! そんなのまるで飛行機じゃない! レールの上でそんなに出して大丈夫なの? 脱線しないの?」

「細かい事は分からないけど、新幹線って開業以来50年間一度も死亡事故を起こしてないんだよ」

「へぇぇ凄いのねぇ、早く乗って見たいわ♪」

 

(それにはまず葉月を説得しなきゃね……)

 

そしてかれこれ30~40分も経った頃、結構な勢いで走って来たタクシーが彼らの前で急ブレーキを掛け、若干行き過ぎて停まった。

と、思う間もなく後ろのドアが勢いよく開いて、葉月が弾かれた様に飛び出してくる。

 

「仁! 仁!」

 

まっしぐらに走って来た彼女は、全く躊躇する事無く彼に抱きついて来た。

 

(やると思ったんだよ、はぁ~)

 

何度も言うが、事情を知らない者が見たらその苦い表情が全く解せないだろうことは彼にも良く分かっていた。

それでも仁としてはこう言いたい。

例えどれ程心を痛めてくれていたとしても、人並み以上に勘も良くて気の回る筈の彼女が、タクシーの運転手は置いておくとしても愛しい男(失礼)の横に眩しい位の健康的な肢体を刺激的(挑発的と言うべきか)な衣装に包んだ女性が立っているのを無視して迄、こんな感動的な対面をするものだろうか? と。

 

(まぁ、そんな筈無いよなぁ)

 

もちろん彼の憶測ではあるが、葉月はそれも重々承知の上で、車窓に陸奥の姿を認めた瞬間からどうあっても『この人は売約済だからね⁉』と誇示して見せる必要があると考えたのだろう。

深い溜め息が出そうになるのをグッと我慢して陸奥を少し顧みると、彼女は穏やかな笑みを浮かべて見返して来た。

その顔には彼への無言の信頼がありありと浮かんでおり、ややホッとした仁は気を取り直して葉月の説得に取り掛かる。

 

「有難う葉月、こうして無事にまた会えて本当に嬉しいよ」

 

と、まずはオーバーに成り過ぎない様に細心の注意を払って優しい言葉を掛けた――筈だった。

ところが彼女はその期待をあっさり裏切って、今にも目を瞑ってキス待ち顔になるのではないかと言うくらいパッと上気した表情を見せる。

これですっかり後ろめたくなってしまった上に、更に瞳を輝かせた葉月に

「わたしもよ仁! もう二度と一人にしないでね!」

などと、まるで波瀾万丈の運命に引き裂かれた末に再会した恋人達の様な無茶を言われてしまう。

すっかり怖じ気づいた仁は頭の中が真っ白になってしまい、さっきからずっと練っていた筈の説得プランもどこかへ吹き飛んでしまった。

こうしてノープランになった彼は、仕方なく在り来たりの遣り方から再スタートするより方法が無かった。

 

「葉月、僕を助けてくれたのはこの人だよ」

 

言う迄もない事だが、彼女は戸惑う様子など微塵も見せることなく素早く切り替えて来る。

 

「初めまして、塔原葉月と申します。仁の命を助けて頂いて本当に有難うございました!」

「初めまして、陸奥と言います。お礼などとんでもありません、助ける事が出来たのは本当に偶然ですから」

 

陸奥の応答は落ち着いた弁えのあるもので、今し方迄彼に対してはとてもフランクに接していたのに、こういう場面ではちゃんと使い分けしてくれるのだと思った彼は何だかそれが嬉しいのだが、葉月の表情は曰く言い難い複雑なものになる。

彼女の価値観の物差しでは、この格好で陸奥と名乗る野良コスプレイヤーが真っ当な人物である訳が無いのに、それに反して至って常識的な対応を返されたので内心戸惑っているらしい。

どうもこの分では本題に入る前にまずその辺りの外見上の偏見を何とかしなければならず、幾ら時間があっても足りないのではと仁は思い始める。

 

(ちょっと無理しないとここを離れるのにも苦労しそうだよな……何とか頑張ってみるしかないか)

 

「葉月、警察とかには連絡してるの?」

「うん、船から連絡して貰ってたけど、さっき電話して『無事に見つかりました』って言ったら『それは良かったですね』って済まされちゃったのよ⁉ なんかヒドい話しよねぇ、まだ捜索に取り掛かる以前って感じだったわ」

「そりゃ、助けて貰えなかったら確実に人生終了のお知らせだったな……」

「当たり前じゃない! その――ムツさんにちゃんとお礼言ったんでしょうね⁉」

「いやそのさ、僕を一体幾つだと思ってるんだよ――」

 

そう突っ込んでは見たものの、彼女は仁の返事など聞きたい訳では無さそうだった。

 

「改めて言わせて頂きます、本当に有難うございました。自宅に戻りましたらご連絡差し上げたいので、よろしければ連絡先を教えて頂けませんか?」

 

全くそつが無いというか大したものだとはつくづく思うが、それでも無責任な友人達が言う様に『あんなしっかりした嫁の尻に敷かれてぇ~』等と思った事は一度も無い。

 

「葉月、時間が無いから細かい話は移動しながらにしようよ。さぁ、陸奥さんも乗って?」

「ええ、有難う」

「ちょっ! ちょっと待ちなさいよ仁! 何よ、どう言う事なの⁉」

「陸奥さんも移動するから、移動しながら話した方が時間を無駄にしなくていいだろ?」

「何言ってるのよ! わたしそんな話聞いてないわよ⁉」

「じゃあ、陸奥さんが一緒に移動するのは都合が悪いかな?」

「だ、誰もそんな事言って無いわよ! それでも急すぎるじゃない⁉」

「良く分かるけどさ、時間がもったい無いからとにかく車の中で話しようよ。すいません、柳井港駅まで行って貰えますか?」

 

幸いにもタクシーの運転手は無口で事務的なタイプの様だ。

躊躇していた葉月も意を決した様にさっと乗り込み、無事にタクシーは走り出す。

ちょっと強引過ぎたかと思って緊張したものの、まずはここをクリアしなければ何も始まらないのだと彼は自分に言い聞かせ、高まる動悸を必死に抑え込む。

 

「さぁ、これで良いんでしょ! 仁、どう言う事なの⁉」

 

有無を言わせぬ調子で葉月は詰問して来る。

彼はぐっと下腹に力を入れて、慎重に言葉を選びながら口火を切った。

 

「そ、その前に一つ、これから話す事をまず一通りは聞いて欲しいんだ。例え信じられなくても頭ごなしに否定しないで欲しい――頼むよ」

「じゃあ、否定さえしなかったらちゃんと質問には答えるのね?」

 

「……うん、その積もりだよ?」

 

「……いいわ、話してご覧なさいよ」

 

葉月は怒気を圧し殺した様だが、無論通り一遍の説明位でどうにかなる様な空気では無い。

 

「えっとぉ――先ず、僕は彼女に命を助けられた、だから今度は僕が彼女を助けたいと思ってるんだ」

「一体、何の話?」

「彼女の名前、聞いただろ?」

「う~ん、失礼を承知で言うけど何かの冗談かそれとも――その――」

「ちょっとイタイ人だと思った?」

「仁ったら! 命の恩人に何て事言うの⁉」

「気にしないで下さい、ついさっきも恩人扱いなんてくすぐったいってお話しした処なんです」

 

陸奥がタイミング良く口を挟むが、葉月の顔にはますます困惑が広がるばかりだ。

さすがの彼女でも、今はまだ状況が全く理解出来ないのだろう。

ただ、それだけに状況が理解出来た時の彼女の反応――彼には反論すら難しい、極めて的確で合理的な結論をあっさり導きだしてしまう聡明さ――が仁は恐ろしかった。

 

「何て言ったらいいのか分から無いんだけど、葉月がイメージするイタイ人ってこんな普通な感じじゃないだろ?」

「それはそうだけど、普通だって言うのと助ける助けないって話はどう繋がるのよ? それとも只見た目で先入観持たないでくれって言いたいだけなの⁉ 肝心の事さっさと説明したら⁉ なんで『陸奥』なの⁉」

 

イラついた口調で畳み掛ける葉月の勢いに、少々怖気付きながらも彼は苦労して何とか平静を保つ。

 

「つ、つまりね、彼女は本当に戦艦陸奥なんだよ。ついさっき――僕を助けてくれた時に初めてこの姿で海底から地上に出て来たんだ。だから今の彼女には頼る相手も何も無いんだよ」

 

しかし、残念な事にありったけの度胸を総動員した仁の言葉はどうやら門前払いを食わされそうだ。

 

「ちょっと仁――もしかしてからかってるの? 今このタイミングでそんな事したら絶対に許さないわよ⁉」

 

頭の回転が早い彼女は自分の頭の中に一瞬でシナリオを作り上げてしまい、それに従って感情を迸らせる。

ほとんどの場合それは間違っていないのだが、こと仁に限って言えば正しいからと言って何時も納得出来る訳ではなかった。

 

「疑いたくなるのも良く分かるけど、一体どこからが嘘だって思ってる? 僕が海に落ちた振りをしてこっそり行方を眩まして、予め仕込んでおいた彼女と示しあわせて葉月を担いでるとでも?」

 

珍しくムキになって言い返す彼に、これまた珍しい事に僅かながら彼女も戸惑いを見せる。

 

「そ、そんな事迄言って無いわよ! ただ、幾ら何でもそんな話信じろなんて言われてハイそうですかって納得出来る訳無いじゃない! 自分が滅茶苦茶な事言ってるの分かってる?」

「それでも葉月には理解して欲しいんだ! 例え納得が行かなかったとしても、僕がやると決めた事を遣り遂げさせて欲しい。誓って言うけどこれっぽっちも嘘は吐いて無いよ! 頼むよ! 葉月が信じてくれなけりゃ出来ない事なんだ」

「そんなの――狡いわ仁、そんな言い方して……狡いわよ……」

 

こんな風に彼女が口籠もってしまうのなど、どれだけ久しく無かった事だろうか。

さすがに仁もちょっと強引過ぎたかと後悔する。

普段の葉月ならこの程度はあっさりとあしらってしまう筈だし、無理を言い過ぎると逆に叱られる処だ。

が、たった今は突然幼馴染みが船の上で行方不明になり、最悪の事態を覚悟していたら無事が分かり、慌てて迎えに来たらどこかネジが緩んでいるとしか思えない格好をした得体の知れない女を連れていくと言い出されたところなのだ。

この状況で普通の精神状態でいられる筈が無いのに、つい興奮して全く加減の無い物言いをしてしまったのは少々身勝手過ぎたかも知れない。

とは言うものの、彼女にどんな風に説明すれば良かったのだろう?

 

そんな事をあれこれ思い悩むその間に、やはり誰かが彼よりも一歩早く動き始めてしまう。

 

「仁、やっぱり無理よ……あたし、自分で何とかして見るから。だからもうこれ以上葉月さんを困らせないであげて?」

「そんなの駄目だよ! もしどうにもならなかったら、それこそ君はまた冷たくて薄暗い海底に戻るより他無くなるんだよ⁉ そんな事絶対にさせられないよ!」

「本当に嬉しいわ、でも、信じられない人がいても仕様が無いと思うの。だってあたし自身がまだ信じられない位なのに……それをいきなり押し付けるのはやっぱり気の毒だわ。心配しないで、きっと何とかなるから」

「嫌だよ! 僕は――僕は君に命を助けられたのに、君の居場所を何とかする事すらしてあげられないなんて――」

 

「仁、陸奥さんを横濱まで連れて帰る積もりなの?」

 

唐突に葉月が口を挟んだので、彼は一瞬口籠もってしまう。

 

「……そうだよ」

「そしてどうするの? 仁の家においてあげるつもり?」

 

彼女の声は妙に低く、先程とは様子が違っている。

どうしようかと逡巡したが、身勝手な事に巻き込んでいるのだから素直に話してあげる義務位はありそうだ。

 

「う、うん、その積もりだよ」

「そんな事してどうする積もりなの? 仁は陸奥さんに何がしてあげられるの?」

 

葉月は顔を上げず、そして彼の顔も見ずに低い声で淡々と喋っているが酷く怒っているとか言う訳では無さそうだ。

 

「それが分かったら苦労しないよ。今迄に見た事も聞いた事も無い話の上にさ、本人だって何が起こったのか良く分からないのに――」

 

「それなのに簡単に信じちゃうのね、どうして? 陸奥さんが嘘ついてないってどうして分かるの?」

 

彼女が核心を突いて来たので、思わず仁は歯を食いしばる。

陸奥の不思議な能力を目の当たりにしていなければ、疑うのは至極もっともなことだ。

先程急いだりせずに、彼女にも陸奥のアメンボ能力を見て貰えば話がスムーズだったのかも知れないが、それはそれで多分別の事態を招いていただろうとも思う。

それを見たら、彼女はまず間違いなく陸奥の事は彼の手に負えるような話では無いと強硬に主張して、何がなんでも警察や防衛隊等に連れて行こうとするだろう。

そもそも常日頃の葉月は、仁の希望を叶えるよりも彼をリスクから遠ざける方が遥かに重要だと考えているのだ。

だが、こと今回ばかりはそれに同意する訳には行かない彼としては、決裂を避けたいと思う限りどうあっても彼女を説き伏せるしかない。

 

「それを疑ったら彼女が僕を助けてくれた事も疑わなきゃならないだろ?」

「そうよ、疑い様のない事実か何かあるの? 仁は陸奥さんが助けてくれるところをずっと見てたの?」

「そんな訳無いだろ! 息を吹き返した時に目の前に彼女がいてくれたんだよ。只さ、それから葉月が来てくれる迄の間、胡散臭い人物が新たに出て来たりはしてないし、それに今だって後ろから怪しい車が尾けて来てる訳じゃないだろ⁉」

 

少々興奮している所為か口も頭も何時もより良く回り過ぎてしまい、つい葉月の癇に障りそうな嫌味を言ってしまった彼は一瞬反撃に身構え掛ける。

にも関わらず、意外にも彼女は

「そう……まあいいわ……」

 

とだけ言ったきり黙り込んでしまった。

ハラハラしながらも少し待ってみるが、それ以上何のリアクションも返って来ない。

 

(長考するから話し掛けんなってとこか)

 

ほっと溜め息を吐いた彼は、陸奥を振り返る。

 

「本当にごめんね、まるで詐欺師扱いする見たいな酷い事ばかり言って」

「ううん、いいのよ。さっきも言ったけど信じられなくて当然なんだもの。だから気にしないで」

「有難う、もうちょっとだけ我慢してくれる?」

 

陸奥は黙ってにっこり笑うことで肯なう。

彼女の笑顔には何か不思議な力が宿っているらしく、彼の昂ぶった心をすうっと鎮めてくれる。

 

それから数十秒なのか数十分なのか、とにかく静かで気不味い時間が過ぎて行き、車が海に掛かる橋を渡り終えて鉄道と並走し始めた頃ついに葉月が口を開いた。

 

「あのね仁、一度だけ念を押しとくわよ」

「う、うん」

「単なる思い付きで突っ走って、それで結局痛い目に遭って――って、そんな目に会わせるのどうしても我慢出来ないのよ、分かる?」

「それって随分な言い方だろ? まるで僕が騙されてるって――」

 

食って掛かろうとした仁の言葉を、彼女はきっぱりと遮る。

 

「随分だし、失礼なのも良く分かってるわ⁉ それでも今釘を刺しておくの! いいこと? 絶対に後悔しないわね?」

「うん、何もしないで後悔するよりもずっといいよ」

 

葉月は深い溜め息を吐くと、更にそれでは足りないとでも言うかの様に二、三度深呼吸する。

 

「……分かったわ、仁が思った通りにさせてあげる。その代わり条件があるの」

「条件?」

「そうよ、今日からわたしも一緒に泊まり込むからね」

 

「……えっ……」

 

「何を意外そうな顔してるのよ、いい? わたしが毎日一緒に泊まるのが条件よ、嫌なら諦めなさい。分かったわね⁉」

 

そうピシャリと言い放ったその勢いに気圧されて彼が言葉も無くコクリと頷くのを見届けると、葉月は厳めしい表情を崩して笑みを見せたが、それは完全に何時もの彼女の顔だった。

ここに至って、やっと仁は葉月が黙りこくって何を考えていたのか理解する。

どうやら彼女は、陸奥が彼を騙して詐欺を働こうとしている――という疑いはほぼ無さそうだと判断したらしい。

だからと言っていきなり手放しで信用した訳でもなく、もし仮に陸奥がアブナイ系だった場合仁に危険が及ぶかも知れないし、何より罷り間違って異性として関心を抱いている様な事でもあれば断じて容認出来ないので、とにかく間近で監視するのが肝心だと考えたのだろう。

 

(まぁその……断固反対されるよりかはずっとマシだよな)

 

そう自分に言い聞かせる様に納得したその時、タクシーは無事駅前に到着する。

重大な決断を済ませてスッキリとした表情の葉月は普段の自分を取り戻し、自信に満ち溢れた社交的な笑顔を浮かべてさっさと料金清算を始めた。

 

「ほら、急ぐんじゃなかったの!」

 

精算を手早く済ませてタクシーを降りようとするその様は、既に彼女のペースに仁が引き擦られつつある――言わば何時もの日常に戻った――証とも言えた。

苦笑した彼が陸奥を伴って降り様とすると、それ迄ずっと黙っていた運転手が、

「えかったのぉ兄ちゃん」

と言って人懐っこい笑みを浮かべた。

 

「有難う!」

 

彼の笑顔は苦笑いの延長線上だったかも知れないが、その言葉は心からのものだった。

 


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