うぉーかー   作:weedfront

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デジモン編始めます


第5話 状況開始!part1

 

「しかし、こんな日に風邪引くなんて・・・残念だなぁ」

「まぁ風邪じゃしょうがないですよ、太一さん。あとヒカリさんよ、そろそろ首が折れそうなので離して下さい。死んでしまいます。」

 

明日は楽しい楽しいキャンプの日。まぁ八神ブラザーズとは別の班なんだけど、大変だったよ。俺が別の班って判ってからヒカリが先生に直談判しに行って。そしてそれが無理だと突っぱねられてたらいきなり

「……生爪(ボソッ」

とか言い始めた。俺も焦ったが、先生も真っ青だった。

 

まぁそれはそれとして、よりによって前日に八神ブラザーズから病欠が出てしまったのだ!太一さんも「俺も休む!」とか言い始めた。当日は八神夫妻も田舎に行くらしいから、家に誰もいないのだ。どーせ太一さん家事何もできないでしょうが!

 

しかし、夏風邪を引くのは何とやら。全く・・・、気が抜けてるからそうなるんだよ。健全な肉体には健全な魂が宿るって事を知らないのかね?八神ブラザーズよ。そんなんだから、俺が喧嘩してる時に我を忘れたり、毎晩俺を殺しに来るようになるんだよ」

 

「よく判らないけど、宏だけには言われたくないな」

「宏君も人の事言えないじゃない・・・」

「何故わかったし」

「「声に出てたから」」

まぁ、俺も夏風邪引いたんですけどねー。

 

 

 

第5話   状況開始!

 

 

 

 

はい、というわけで絶賛高熱中で今にも意識が飛びそうな宏君です。まぁ風邪の原因としては、

①久々に体でも鍛えるかぁ

②動けねえw雨降ってきたw

③朝帰り

です。はい、1年前から全く学習してないね。いけると思ったんだけどなぁ。んで、俺からヒカリに風邪が移ってヒカリも休むことになったわけだ。だからあれほど風邪が移るから近づくなって言ったのに・・・。むしろいつもより

余計に密着してきたのはなんでだ?あと何故か判らないけど、今俺は八神家で寝てる。風邪の時くらいゆっくり寝させて欲しいんだけど、そこは俺殺しに

定評のあるヒカリさん。全く離してくれない。

「あの・・・ヒカリさん?そろそろ本当に首と背骨が折れそうなので離しt」

「いやッ」

何度も交渉しているのだが、即答である。

というか最後まで言わせてよ。

 

「おぉ、もう昼か」

「お腹すいたの?」

「うんにゃ、相も変わらず食欲でねーっす。でも水のんでくるわ」

起き上がろうとする。が、体が思うように動かない。高熱出すと、体に力が入らない時あるじゃん?多分あんな感じ。気合出さないと立てないんだよね。

 

え?元々お前力ねーだろって?残念でした!最近筋力がうなぎ上りなんだよ!とうとうイスを持っても腕がプルプルしなくなってきたからね!でも机は無理。1台動かしただけで、その日は動けなくなっちゃうから。

・・・なんか、20代になっても子供すら持ち上げられないんじゃないかと思って不安になってきたよ。

あ、蹴りとかの威力はウナギ登りしたよ!とりあえず木を蹴ったらに足跡できる様になったんだ。めちゃめちゃ足痛くなるけどね。このままだと、蹴りの威力でこっちの骨が持たないっぽいからどーしようかって考えてんだけど、ふと古道具屋に行ったら『ステラグリーブ』なる靴が売っていた。お値段なんと1万円である。

見た瞬間これだ!って思ってお小遣い叩いて買ったんだけど、すごいよこれ。なんというか力が湧いてくるような気がするんだよ。

 

実際に木を蹴り倒せたし(まぁばれたらやばいのでバックれたけど)。

・・・しかしこれ、買った時ぶかぶかだったのに、今はフィットしてるんだけどなんでだろう?心なしか小さくなっているような・・・?まぁ履けるんだし、いいか。そういえば八神ブラザーズに言われたなぁ、何と戦っているんだ?って。

強いて言うならあんたr・・・スイマセンゴメンナサイ。

 

 

 

 

ガチャ!

―――――――――――「ただい・・・ごめんくださーい・・・」

「え?太一さんだよな?この声」

「何かあったのかな?とりあえず行こうよ」

「待って、立ち上がるまで少し待って」

「まだ立ってないの?ほら、早く」

 

 

 

「うぉぉぉおおお!燃え上がれ俺の|小宇宙『コスモ』!!!!」

たっぷり5分間、掛け声を出しながら立ち上がった。すっげえ弱ってんなぁ、俺の体。なんとかリビングに行くと、そこには冷蔵庫の前で立ち尽くしてる太一さんと、ぬいぐるみっぽいのが居た。

 

「太一・・・太一!」

「え?どうしたコロモン・・・」

なんか・・・あのぬいぐるみ喋ったよね。つかコロモンって・・・いつかヒカリが行ってたテロの兵器じゃないか。

そっか・・・。

 

「ヒカリ、宏・・・」

「太一、この子達だぁれ?」

「バカ!喋んなって!こ、これはだな!」

「コロモンも一緒に来たn「太一さん・・・またそのナマモノでテロ起こす気ですか?」宏君!?」

「何の話だ!?っていうか、なんで驚かないんだ!?」

「なんでって・・・ヒカリがそのナマモノでテロ起こしたって言ってたし」

「だからそれは誤解だって言ったじゃない!?」

「ちょっと待て!少し待って!」

「あんまりテロとかして他の人に迷惑掛けちゃだめですよ~。あ~だるい・・・」

「「良いからテロから離れろ(て)!」」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

太一さんとヒカリが落ち着きを取り戻すまで、コロモンなるナマモノで遊んでいた。こやつ・・・中々フニフニしてる上に、あったかい。

これ枕にしたら気持ちいだろうなぁ。

 

「二人ともずっと家に居たよな?俺たちみたいにあっちの世界に行ってないよな?」

「風邪引いてましたし、ここで強制的に寝てましたよ。それより太一さん、あっちの世界って・・・その歳でもう厨二病なんですか?」

「そ、そうか、いやなんでもない。あと 厨二病じゃない。 ・・・ところでもう熱は下がったのか?」

オデコ手の平法による熱チェックをされる。ぶっちゃけこれ、あんま熱の有無判らんよね。ふむ・・・。

 

「そういえば太一さん、このナマモノどこで捕獲してきたんです?」

「え!?」

「なんで驚くんすか・・・。つか、あっちの世界ってなんですか?まさか最近テレビでよく出てる悪霊共の世界ですか(笑)」

「・・・・・・・そうだ、あいつらももう帰って来てるかもしれない・・・」

まさかのスルーだよ。

 

 

 

 

何件か電話した後、太一さんは手の平の機械を見つめてボソボソ言ってた。なんか危ない人に見えるね!

「お兄ちゃんこれ食べる?私と宏君の分しかないけど・・・」

「うぁあ!ごはんだぁ!」

「ギャアアアアアア!!!耳元で叫ぶなァァァァァァ!!!!」

「サンキュー。・・・あ、チョット待ってな」

 

 

カンカンガチャガチャジュージュー ジョウズニヤケマシター

「太一さんが・・・オムライスだと!?まさかそんな・・・肉すらまともに焼けないのに・・ッ!そうかわかったぞ。貴様!太一さんの偽物だな!」

「ほっとけ!良いから食うぞ。「いっただっきまーす」」

ハグハグハグハグガチャガチャガチャ

ものすごい勢いで食い始めた。つか、コロモンはなんで手足無いのにこぼさずに食えるんだ?

・・・・あぁ、あの触覚みたいなので抑えてるんだ・・・器用だなぁ。

「太一さんってオムライスできましたっけ?昨日は俺のおかゆ消し炭にしたのに」

「向こうでヤマトに教えてもらったんだよ。それと昨日のはたまたま!失敗しただけだからな!」

試しに食ってみる。・・・・・普通に旨いんだが。今朝キャンプに行って数時間で帰ってきたから・・・

そのほんの少しの時間で教えられるヤマトさんって何者?新手のスタンド使いか?

「よかったら俺の分も食います?体調悪いんで、こんなにいっぱいは食えないんですよ」

「私の分もどうぞ」

「えぇ!?いいのぉ!?」

「おうおう、一杯くえよ~」

「わぁ!ありがとう!」

 

しかしこの二人すごい食いっぷりだなぁ。なんか見てて気持ちがいい。

そうそう、テレビテレビっと。・・・まーた悪霊共がビルの上とかで黄昏てるよ。やっぱりあいつら厨二だよなぁ。

「メ、メラモン!?」

「うぉ!?いきなりなんすか!?」

「メラモン、シードラモンにユキダルモン・・・。異常気象なんかじゃない。これはデジモンたちの仕業なんだ・・・」

「なにがです?あの悪霊たち名前なんてあったんですか?」

「え!?お、おまえ!デジモン達が見えるのか!?」

「まぁ、ずっと前からですけど。なぁヒカリ?」

「ずっと前からよ。宏君以外見えるって言っても誰も信じてくれなかったもn」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー―ぶつんッ!-------------------

突然全ての電化製品が落ちた。おいおいまじかよ、こんなクソ熱い中エアコン無しとか、宏さん死んじゃうよ?

 

―――――――――ザザザザ――――――

今度はなんだよ?ありゃ?PCの画面がバグってる。とりあえずモニター電源落としt・・・なんか人が映ってんだけど・・・。

おまけに太一さん太一さん連呼してんだけど・・・。

「太一さ~ん。モニターがお呼びですよ~」

「え?・・・・こ、光子郎!?」

 

 

 

内容は殆ど判らなかったけど、空気を壊さない様におとなしくするべきって事は判った。だって太一さん、シリアスムードに突入しちゃったんだもん。

どうせ理由聞いても判らないんだし、おとなしくしてよう。

あ、そういやスイカあったな。切って食べよう。

「ねぇねぇ、何してるの?」

「ん~?スイカを切ろうとしてんだよ」

「スイカってな~に?おいしいの?」

「おー甘くて旨いぞ。お前も食うか?」

「食べる食べる!」

うっし、とりあえず全部きっちまうかー。コロモンも大飯ぐらいっぽいしね。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

今度は地震である。さっきから何なの?電化製品落ちたり超常現象起きたり地震発生したり。つーか、

「冷蔵庫めちゃめちゃ熱いんだけど!?何だこれ、新手の電子レンジか!?こんなでっけー電子レンジいらねーよ!」

冷蔵庫の中身がめちゃめちゃ熱くなっていた。肉が白くなってるし・・・。つーか、あぶねーよこれ!絶対火事になるって!

急いでブレーカーを落として、一先ず安全を確保。ミッションコンプリー『バタン!!!!』・・・え?玄関が閉まった音がしたんだけど。

確認してみる、誰も居ない。そして太一さんもコロモンも居ない。だけどベランダからは恐竜が見えた。

「今年のお台場冒険王は気合入ってんなぁ。まさか海から恐竜とは」

「宏君!あれはデジモンよ!」

「デジモンってなんぞ?つかあれ妙にでかくね?ビル6階分くらいあんだけどってなんか火噴いたあああああああ!!!」

恐竜が噴いた炎はそのまま飛んでいき、橋に直撃。・・・大丈夫かあれ?結構な勢いで爆発四散してるんだけど。

「また地震?つか恐竜消えてるんだけど!?」

何が起こってんの?つか、どうなってんの?

 

・・・あぁそっか、これ夢なんだ。そうじゃなきゃ林間学校行った太一さんがナマモノ連れて帰って来てるわけないし、冷蔵庫が電子レンジになるわけないし、ましてや恐竜がテロるわけもない。

これで目を覚ませば、いつもの様にヒカリに締め落とされた眠りから、目が覚めるはずだし・・・。あれ?なんか起きたくなくなってきたんだけど。

「・・・ッ!お兄ちゃん!」

「お?あんなとこに太一さんいるじゃん。なにやってんだろ『バタン』アレ?」

今度はヒカリも居なくなった。ボッチじゃん俺。

・・・・・・・しょうがない、俺もいくか。




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