ようやく、入学編完結に向け道筋が見えてきました。期待してもらえたら幸いです。
こんにちは。みんな大好き黒子テツヤです。・・・冗談です。僕は今、監視対象である司波達也くんのトラブルメーカーっぷりに呆れを通り越して感激しているところです。達也くんはどうやら深雪さんと仲良くしたい一科生たちと対立し、放課後、校門にてその一科生たちに絡まれ、その果てにはあと少しで警察のお世話になるところだったという。何をやらかしたんだか。そして何故か達也くんは七草生徒会長と渡辺風紀委員長に気に入られてしまい、二科生として初めて風紀委員に抜擢されて委員活動中に14人の剣術部員と乱闘して無傷で勝利して見せたという。・・・・生まれる世界を間違っていませんか?まぁ、とにかく達也くんの不幸な運命を物理的に打ち破っていく様子に憧れを持つのと同じくらい絶対に巻き込まれたくないと再確認しました。それにしてもこのメロンソーダは美味しいですね。ソーダの甘さがアイスクリームと混ざり合って、濃いのにあっさりしているという矛盾状態にもかかわらず見事な調和を作り出している。ここは僕の行きつけになりそうです。
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達也はカフェにいつものメンバーでやってきていた。彼らの話題は達也が使ったアンティナイトを使わない魔法妨害方法だった。
「アンティナイトは産出量が少ないから、現実的な脅威にならずに済んでいる面がある。対抗手段を見つけるまで、あのキャスト・ジャミングもどきを公表する気になれないな。」
「すごいですね。・・・・そんなことまで考えているなんて。」
「俺なら、目先の名声にとびついちまうだろうなぁ。」
「確かにすごいですね。ですが個人なら大いに参考にする余地がありそうな技術ですね。」
ん?
今?
最後?
誰が?
しゃべった?
の?
みんな同じ疑問が瞬時に巻き起こった。
「・・・僕です。驚かせてしまって申し訳ない。」
テツヤは申し訳なさそうに姿を現す。
「・・・・・・・きゃあ!?って、いつからいたの?っていうか影薄すぎない。」
「今、初対面の人に暴言吐かれました。僕、傷つきました。」
「ごめん。全然そんなつもりはなくて。」
「いいんです。よく言われますから。つまり、エリカさんは僕がいなくなっても誰も気がつかないとおっしゃりたいのでしょう。」
「・・・エリカ、お前。」
「・・・エリカちゃん。」
「何、私そんなひどいこと言った?言ってないよね!?」
急に身に覚えのない罪をきせられそうになったエリカは憤慨した。テツヤは話を変えようと試みる。
「とまぁ、冗談はこれくらいにして。初めまして黒子テツヤといいます。」
「ご丁寧にどうも。」
テツヤの丁寧な自己紹介にレオは面食らい思わず返答してしまった。
「あの〜いつからいましたか?」
美月は当初からの疑問をテツヤに投げかけた。
「・・最初からいましたよ。」
「最初から!?嘘でしょ・・。」
剣士であるエリカは納得いかないようだ。エリカは自己の技量に自信を持ち、そんな自分が気づけないなんてありえない。
「そもそも、僕がもともと座っていたところに後から皆さんがやってきたんですよ。その証拠に通路側と反対側の窓側に僕は座って、出口を皆さんが塞いでいますし。」
「確かに。」
これにはレオも納得した様子だ。
「そういえば、達也くんまた会いましたね。」
「なになに、達也くんと知り合いなの。」
エリカは少し興味があるようで食いついてきた。
「えぇ、入学式の日にベンチで知り合いまして。いろいろと話をさせて貰いました。なんでも自慢の妹がいてとても可愛いとか。あの時は誰かわかりませんでしたが、あれは深雪さんのことだったんですね。」
「そんな、お兄様が深雪のことをそんな風に思って貰えてるなんて感激です!!」
深雪はほほを染めて喜びを体いっぱい使い表現している。テツヤは内心兄妹だよなと再確認しながらも話の続きに思いを巡らす。
「・・・黒子さんはある意味すごいですね。的確に入り込めています。」
美月はテツヤ主導の会話に気が付いたようだ。
「なぁ達也、どうなんだ?」
「・・・あぁ、そうだ。黒子とは仲良くさせてもらっている。」
達也は少しためらいながらも肯定した。
「テツヤでいいですよ。皆さんも僕のことはテツヤと呼んでください。あと皆さんのことを知りたいので自己紹介をお願いできますか。」
その後、テツヤは達也の友人たちと友誼を結ぶ。様々な話題で盛り上がり、連絡先を交換するまでの仲になっていた。そして、しばらくして今日はお開きとなった。だが、帰り道の道中テツヤは達也を呼び止めた。
「すいません。今日の深夜十二時、達也くんの家に訪ねてもいいですか?重要な話があるので。」
真剣な顔でそう切り出す様子に達也は事の重大さを感じ取った。
テツヤといつものメンバーの初絡みです。実はこのシーンは投稿前から書きたいと思っていたものなのです。うまく書けたと思うのですが、どうでしたか?