1
突進してくる巨獣。
伝説に名高き怪物ミノタウロス。
その姿を見据え。
真っ先に挑みかかったのは、暗殺者の少年だった。
迫りくる凶悪な怪物。
対して響は低い姿勢で床を疾走。怯む事無く飛び込むと、腰に差した刀の鯉口を切る。
迫る怪物の巨影。
対して響の鋭い視線が、火花を放つ。
跳躍。
暗殺者の双眸は、怪物の首筋に狙いを定める。
「んッ!!」
抜刀。
同時に奔る横薙ぎの斬撃が、怪物に襲い掛かる。
対抗するように、怪物もまた、両手に握った戦斧を振るい、向かってくる響を迎え撃つ。
疾風の如く、斬りかかる響。
だが、
次の瞬間
「ッ!?」
目の前に迫る巨大な刃。
大気すら打ち砕くほどの衝撃が、小さな少年に襲い掛かる。
響は思わず目を見開く。
速い。
とっさに攻撃をキャンセル。
響は空中で強引に体勢を入れ替えると、ネコ科の小動物のように宙返りして怪物がふるう戦斧を回避。そのまま、相手の背後へと降り立つ。
振り返る響。
怪物はまだ、少年に対して背を向けている。
そのチャンスを、見逃さない。
「ん、貰ったッ」
呟きと共に、再び間合いを詰める。
擦り上げるような刃の一撃。
しかし、
響が繰り出した銀の閃光は、またしても用を成さなかった。
攻撃が届く前に、怪物は上体をのけ反らせるようにして、響の攻撃を回避してしまったのだ。
「何でッ!?」
驚愕する響。
対して、ミノタウロスも反撃に出る。
振り下ろされた戦斧が、床の大理石を容赦なく砕き散らす。
響はとっさに後退しつつ回避。大きく距離を取ろうとする。
だが、
怪物は逃がさない、とばかりに、大きく踏み出そうとする。
次の瞬間、
飛んできた銃弾が、連続して命中。怪物の巨体を大きく後退させる。
「1人で突っ込むんじゃないよ、チビ助!! 死にたくなかったら下がりな!!」
両手に構えた
素早く薬室を開けて次弾を装填。再発射可能になるまで、3秒もかからない。
戦い慣れしたドレイクは、ミノタウロスに連続攻撃を仕掛ける事で、息つく暇を与えない。
命中する弾丸。
だが、
ミノタウロスがひるんだ様子は無い。
「■■■■■■■■■!!」
咆哮を上げ、突き進んでくる。
ドレイクの攻撃は確かに命中しているはずなのだが、怪物に対して殆どダメージが入っていなかった。
唸り声をあげて、戦斧を繰り出すミノタウロス。
そこへ、マシュが盾を構えて飛び込む。
「先輩ッ!!」
「ああ、援護を!!」
マシュの合図とともに、彼女へ魔力を送る立香。
同時に、マシュの盾が光を帯びる。
立香の魔力によって盾を強化したのだ。
激突する、大盾と戦斧。
次の瞬間、
蹈鞴を踏んだのはミノタウロスの方だった。
マシュの鉄壁の防御が、怪物の攻撃力を僅かに上回ったのだ。
のけ反るようにして後退するミノタウロス。
「よしッ!!」
「みんな、今のうちに!!」
凛果と立香が指示を出す中。サーヴァント達も動く。
「それ以上はやらせないッ!!」
体勢を崩したミノタウロスの姿に、チャンスと見た美遊は怪物の前方に回り込んで、剣を正眼に構える。
怪物の方でも、美遊を新たなる敵と判断したのだろう。
両手の戦斧を持ち上げて突進してくる。
対抗するように、美遊も剣に魔力を込めて迎え撃つ。
強烈な光を放つ刀身。
渾身の力と共に、少女は剣を真っ向から振り抜く。
激突する、美遊と怪物。
美遊の剣と怪物の戦斧が激しくぶつかり合い、衝撃が迷宮全体に響き渡った。
次の瞬間、
両者は互いに大きく後退した。
「クッ!?」
美遊はとっさに、地に手を突きながら着地。
上げた眦の先では、ミノタウロスが再び立ち上がろうとしているのが見える。
「・・・・・・・・・・・・何て強さ」
舌打ち交じりに、少女は再び剣を持ち上げる。
しかし、その手のひらには強い痺れを感じる。先ほど、ミノタウロスと激突した時の物である事は言うまでもない事だろう。
突進してくるミノタウロス。
唇を噛み占めながらも、迎え撃つべく剣を構える美遊。
「美遊ッ!!」
そんな美遊を守るべく、剣を振るう響。
しかし、ミノタウロスの突進を止めるには至らない。
迫る怪物。
少女は覚悟を決めて、切っ先を向ける。
次の瞬間、
「まったく。相変わらず危なっかしいわね、あんた達は」
どこか、楽しげにも聞こえる少女の声。
次の瞬間、
怪物を取り囲むように空中に出現した剣が、一斉に掃射される。
次々と突き刺さる剣。
「■■■■■■■■■■■■ッ!?」
怪物は苦悶の咆哮を上げて振り返る。
ここに来て初めて、まともに攻撃が通った感がある。
全身を剣に貫かれながらも、顔を上げるミノタウロス。
仮面の奥に潜む凶眼が向ける先。
その視線の先には、
手を振り下ろした状態の、褐色少女が、不敵な笑みを浮かべて佇んでいた。
仮面の奥で、殺意が膨れ上がるのを感じる。
だが、
少女は怯む事無く笑みを強めると、両手を左右に大きく広げて翳す。
「
次の瞬間、
少女の両手には、黒白の双剣が姿を現した。
「あれはッ あの時のアーチャーの!?」
声を上げるマシュ。
クロが作り出した双剣が、特異点Fで戦ったアーチャーが使っていた剣だと、いち早く気付いたのである。
しかもアーチャーと同じ、投影魔術を用いて剣を出現させている。
「それは、いったい・・・・・・」
「まあ、色々とあるのよ。乙女には、ね」
冗談めかして言いながら、クロは手にした双剣を掲げて斬り込んでいく。
横なぎに振りぬかれた戦斧を跳躍して回避。同時に、自身の間合いまで踏み込むクロ。
「貰ったッ!!」
手にした干将莫邪を振るう。
だが、
その軌跡を見越したように、怪物は後退して回避。クロの攻撃が空を切る。
「随分と、素早いわね!?」
舌打ちするクロ。
更に連続して攻撃を仕掛けるが、怪物はその全てを回避してしまう。
見上げるような巨体でありながら、その動きはまるで小動物のように素早い。
ミノタウロスの大ぶりな攻撃を掻い潜り、着実に剣を繰り出すクロ。
放たれる一閃が、怪物の巨体を捉える。
だが、
「チッ!?」
右手の白剣を横なぎにした状態で、クロは舌打ちを漏らす。
彼女の剣は確実にミノタウロスを捉えたにも拘らず、怪物は一切ダメージを負った様子が無いのだ。
それどころか、咆哮を上げて反撃してくる。
振り下ろされる戦斧が、壁や床を容赦なく打ち砕く。
対して、クロはかわすだけで精いっぱい。反撃の糸口を掴めずにいる。
それでいて、防御力もかなりの物だ。先ほどのクロの攻撃でも、掠り傷程度しかおった様子が無い。
巨体に似合わない怪物の動きに、特殊班のメンバーたちは翻弄されていた。
「チッ あの図体であれだけ素早いとかッ 完全に反則だろ!!」
手にした銃で援護射撃を行いながら、ドレイクが舌打ちする。
彼女の攻撃も、先程から用を成していない。
命中はするのだが、弾丸は全て、鎧のような怪物の体表に弾かれてしまうのだ。
先程のクロの攻撃でも傷が付かなかった怪物である。小さな銃弾では、牽制程度が関の山だった。
《こいつは・・・・・・ちょっと厄介だね》
「ドクター?」
通信機から聞こえてきた声に、反応する立香。
今、カルデアでも戦闘の様子をモニタリングしているはず。
ロマニはそれを見て、通信をよこしたのだ。
《もし、あれが本当にミノタウロスなら、この迷宮は奴のフィールドだ。たぶん、みんなは本来の実力を殆ど発揮できずにいるんだ》
ロマニは、恐らく「デバフ」の類ではないか、と推察していた。
要するに、この迷宮その物が敵にとって有利なフィールドと化している為、特殊班のサーヴァント達は、能力に制限を掛けられているのだ。
これだけの人数で掛かって、尚も押し切る事が出来ないのはその為だった。
「じゃあ、どうするのッ!? このままじゃ、みんなが嬲り殺しだよ!!」
凛果が叫んでいる間にも、ミノタウロスの猛威は続く。
2本の戦斧を振り回し、周囲に破壊と衝撃を撒き散らしている。さながら、小型の台風のようだ。
このままミノタウロスの猛攻が続けば、全滅も有り得る。
《落ち着くんだ凛果ちゃん。方法が無い訳じゃない》
冷静な口調で、ロマニは凛果を窘める。
ミノタウロスの伝説は、同時に1人の英雄の伝説でもある。
ミノス王が行った生贄政策により、多くのギリシャの子供たちがミノタウロスの犠牲になる中、1人の勇者が立ち上がる。
怪物の存在を聞きつけたギリシャ王子テセウスは、3度目の生贄の中に潜り込み、密かにミノスへの潜入を果たしたのだ。
そこで出会ったのが、ミノス王の娘、王女アリアドネであった。
互いに、一目会った時から恋に落ちたテセウスとアリアドネ。
ミノス王の暴虐ぶりに心を痛めていたアリアドネは、自身をミノスから連れ出す事を条件に、恋人であるテセウスに協力する事にしたのだ。
アリアドネが用意した糸玉と、短剣を手に迷宮へと入ったテセウスは、予め糸玉の端を迷宮の入口へと結びつけて、迷宮の奥へと分け入ると、隠し持っていた短剣で見事、ミノタウロスを討ち果たした後、糸を手繰り寄せる事で、迷宮からの脱出に成功したのである。
《つまり、迷宮を脱出する方法は2つ。アリアドネに糸玉を使うか、迷宮の主である、ミノタウロスを倒せばいい事になるね》
その言葉を聞いた瞬間、
「ロマン君の馬鹿ァァァァァァ!!」
《どわぁッ り、凛果ちゃん!?》
「それが出来りゃ、苦労しないわよ!!」
ごもっとも。
現状、糸玉は手元にない。というかそもそも、既に迷宮に入ってしまっている以上、今更糸玉が出てきたところで宝の持ち腐れである。
となると、脱出の手段は目の前のミノタウロスを倒すしかない訳だが。
しかしそもそも苦戦の理由は、ミノタウロスが展開した迷宮によって、響達の身体能力が低下を来している事にある。
その状況を解消するには、ミノタウロスを倒して迷宮を出るしかない。
ある種の、パラドックスに近い状況に陥っているのだ。
と、
「いや・・・・・・・・・・・・いけるかも」
話を聞いていた立香は、何かを思いついたように頷くと顔を上げた。
少なくとも、ここを出る方法はある。それさえ判れば、手段はいくらでもあった。
「響ッ」
前線でミノタウロスと対峙していた少年に声を掛ける立香。
対して、響は振り返って頷きを返す。
「ん・・・・・・・・・・・・」
いったん後退していた響が、再び刀を構えながら呟く。
「やってみる」
鋭く細められる、幼い双眸。
その眼差しが、
自身の勝機をリアルタイムで探る。
「・・・・・・・・・・・・無形の剣技」
低い呟きと共に、
響は床を蹴って疾走した。
視線の先には、美遊やクロと交戦するミノタウロス姿がある。
斬りかかる少女たちの剣を、両手に持った戦斧で振り払う怪物。
だが、
突進してくる響の存在に気付いたのだろう。
すぐさま、体勢を入れ替えて迎え撃つ体制を取る。
「■■■■■■■■■■■■!!」
咆哮と共に、
戦斧を真っ向から振り下ろす。
膂力任せの一撃が、大理石の床を砕き散らす。
少年の体など、一瞬にして粉々にできる程の威力。
しかし、次の瞬間、
響は「壁」を高速で駆け抜け、ミノタウロスのすぐ横をすり抜ける。
「無形の剣技」は、あらゆる状況において対応可能な実戦型スキル。
このスキルを利用し、響は閉所空間における戦闘に自らを対応させたのだ。
着地。
振り返りながら、足裏でブレーキを掛けて勢いを殺す。
靴底のスパイクが派手に火花を散らす中、響は刀の切っ先をミノタウロスに向けて構える。
ミノタウロスが振り返る。
だが、遅い。
いかに迷宮内での戦闘で、状況はミノタウロスに有利とは言え、最大戦速のアサシンに追いつける物ではない。
「餓狼・・・・・・一閃!!」
一歩、
二歩、
三歩、
音速にまで加速した響の刀は、飢えた狼の牙と化して、牛頭の怪物を食いちぎるべく襲い掛かる。
対して、
ミノタウロスは迎え撃とうと、戦斧を振り上げるが。
その前に、響の刃がミノタウロスを捉える。
突き込まれる刃。
強烈な一撃は、ミノタウロスの腹部を捉え、そのまま押し込まれる。
「■■■■■■■■■■■■!?」
苦悶の咆哮と共に、ミノタウロスの巨体が宙を舞った。
そのまま、轟音と共に、床へと叩きつけられる。
手ごたえはあった。
床の上で、身じろぎするミノタウロス。
その姿は、明らかに苦痛に呻いているのが判る。
だが、
「まも・・・・・・る・・・・・・」
牛頭の仮面の奥。
その下から、絞り出すような声が聞こえる。
「ぜったい・・・・・・やくそく・・・・・・したから」
渾身の力で、体を起こす怪物。
まるで、何かに突き動かされるかのように、
ミノタウロスは再び立ち上がって見せた。
両手に持った戦斧を向けるミノタウロス。
特殊班一同もまた、再び構えを取る。
「今よッ 畳みかけるわ!!」
クロが叫び、双剣を構える。
美遊と響もまた、剣を構え直した。
次の瞬間、
「もう良いわ、アステリオス!!」
突如、響き渡る凛とした声。
一同が視線を集める中、
1人の小さな少女が、ミノタウロスを守るように、両手を広げて立っていた。
2
天使、
否、
女神、と言っても良いかもしれない。
それ程までに可憐な少女だった。
華奢な手足をゆったりとした白い衣装で包み、双眸は紫水晶のような輝きを放っている。
床につきそうなほど長い髪はツインテールに纏められている。
その美しさは、形容のしようも無いほどだった。
そんな美しい少女が今、
傷ついたミノタウロスを守るように、特殊班の前に立ちはだかっていた。
「もう良いでしょッ さっさとわたしを連れて行きなさいッ その代わり、この子にはこれ以上手を出さないで頂戴!!」
敢然と言い放つ少女。
と、
「えうりゅあれ・・・・・・だめ・・・・・・」
仮面の奥から、ミノタウロスが苦しげな声を発する。
すると、次の瞬間、
パキッ
鋭い音が、ミノタウロスから響き渡る。
見れば、
怪物がしていた牛顔の仮面に、縦罅が走っている。
恐らく先程、響が放った餓狼一閃の衝撃により破損していたのだろう。
亀裂は一気に広がり、やがて仮面は崩れ落ちる。
その下から現れたミノタウロスの素顔。
それは、
想像していた怪物めいた物ではなかった。
円らな赤い瞳に、穏やかな表情。
どこか幼さの残る無垢な印象をした、少年の顔だった。
伝説に語られるような、怪物の印象は、微塵も感じさせなかった。
「もう良いのよ、アステリオス。あなたは私の為に必死で戦ってくれた。それだけでもう、充分だから」
「えうりゅあれ・・・・・・・・・・・・」
ミノタウロスに優しく微笑みかけると、少女は立香達に向き直った。
「さあ、さっさとわたしを連れて行きなさいよッ その為に、こんな場所まで追ってきたんでしょ!!」
敵意も露わに言い放つ少女。
その可憐な瞳から発せられる殺気は、如何なるものであろうとも屈しないと言う意思が満ち溢れている。
しかし、
その場にいる全員が、既に何となく感じていた。
会話に、ズレがある。
どうにも、目の前の少女たちとの間には、認識に違いがあるように思えるのだ。
考えてみれば自分たちは、相手の事を何も知らずに戦っていた。
ここが迷宮で、その迷宮の主であるミノタウロスが相手なのだから、戦うのは当然だと思っていたのだ。
しかし、
今にして思えば、ミノタウロスも何か、譲れない物の為に戦っていたようにも見えた。
それが、目の前にいる少女を守る為だったとしたら?
「何ぼーっとしているのよ、あんた達ッ 連れて行くならさっさとすれば良いでしょッ」
腰に手を当て、怒ったように言い放つ少女。
だが、
「あの、少し、待っていただけますか? どうも、誤解があるみたいなんですけど・・・・・・」
割って入り、なだめようとするマシュ。
だが、少女はマシュをキッと睨みつける。
「何? ダサい大盾女は引っ込んでいて欲しいんですけど?」
「ダサ・・・・・・・・・・・・」
少女の毒舌口調に、ショックを受けるマシュ。
自身と融合している英霊。その象徴たる盾を、いきなりディスられるとは思っていなかった為、とっさに言葉が出てこなかったのだ。
そんな2人の様子に苦笑しつつ、今度はドレイクが前に出る。
「まあまあ、そうカリカリするんじゃないよ。ちょっと落ち着いて話し合おうじゃないのさ?」
気さくな笑顔で、少女に近づこうとするドレイク。
だが、
「はあ? 何よあんたは? 育ち切った女は、お呼びじゃないんですけど?」
そう言うと、ツンッ とそっぽを向いてしまう。
どうにも、取り付く島も無かった。
「こ、このガキ・・・・・・船首に括りつけて、女神像の代わりにしてやろうか?」
ドレイクが苛立ちを増す中。
「ん~・・・・・・・・・・・・」
響が何やら、少女を見ながら考え込んでいる。
どうにも、少年の頭の中で、何かが引っかかっているような気がしたのだ。
「どうしたの、響?」
「何? 頭でも打ったの?」
相棒と姉が心配そうにのぞき込んでくる中、
「んッ」
ポムッと、手を打つと、少女を指差して言った。
「ステンノ?」
言われて、
立香達は、少女へと目を向ける。
確かに。
華奢な手足も、可憐な双眸も、長く伸ばしツインテールに結った青み掛かった髪も、
ローマで会った女神に似ている。
否、瓜二つと言っても過言ではなかった。
「確かに、ステンノにそっくりだ」
双子、と言うレベルではない。
ステンノと目の前の少女。
両者は「まったくの同一存在」と言っても過言ではないくらい、違いを見分ける事は難しかった。
「あら、あなた達、
そう言うと少女は、それまで浮かべていた殺気を収め、代わって口元に怪しげな笑みを浮かべる。
その笑顔が、一同を射抜く中、
少女はゆっくりと口を開く。
「私の名前はエウリュアレ。ゴルゴン三姉妹の次女にして、女神の一柱。『遠く飛ぶ女』よ」
そう言うと、極上の笑顔を浮かべる。
「よろしくね」
第4話「あー 女神様」
「言いにくいから、取りあえず『エウエウ』で良い?」
「・・・・・・余計に言いにくくなっている気がするのは気のせいかしら?」
みんなの味方。対男性特攻用ジョーカー、エウリュアレちゃん登場。
私も対ガウェイン戦、メガロス戦、レジライ戦 エンピレオ戦などなど、多くの局面で活躍してもらっています。