ゼノブレイド2の小説的な何か   作:natsuki

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第二十二話 フォンス・マイム劇場④

「ヨシツネ、メツ! あんたたちいったいどうして……!」

「簡単な事よお、こいつが世界樹にむかう術を持ち合わせているからなあ」

「世界樹にむかう術……だと?」

 

 ヴァンダムさんの言葉を聞いて、俺も漸く会話について行ける。

 

「……ホムラ、お前力を敢えて『封印』しているな? だからサーペントを使うことが出来ない。違うか?」

 

 メツの言葉に、ホムラは答えない。

 ホムラはただ俯いているばかりだった。

 

「ホムラっ!!」

 

 俯いているホムラは、俺の言葉を聞いて我を取り戻した。

 

「……俺たちがついているだろ、今はっ!! だから、戦うんだっ!!」

「そうだ、レックス!!」

 

 ヴァンダムさんが攻撃メツに加える。

 しかしメツは全然効いていない様子だ。

 

「……効いてない。効いてないねえっ!!」

 

 メツのブレイドが、ヴァンダムさんに攻撃を加える。避けようとするが、もろにその攻撃を受けてしまった。

 

「ヴァンダムさんっ!!」

「大丈夫だ、レックス! 第二陣を張れえっ」

「そんな簡単にさせてたまるものですかっ!」

 

 ヨシツネが剣を振り放つ。

 すると、劇場を薄い膜が覆う。

 

「なんだ……力が出ないっ……!」

 

 スザクはそう言うと、その場に崩れ落ちる。

 それはスザクだけではなく、ビャッコやホムラも同じだった。

 

「ご主人。エーテルの流れが上手く操れませんですも」

 

 そして、ハナも同じ症状に陥っていた。

 

「これは、いったい……!」

「簡単なことですよ。……ブレイドは、エーテルの流れを使っている。その流れを止めてしまえばいい。そうすれば攻撃をすることなど、出来るはずがない! ブレイドが持っているエーテルは、生存本能のために外部に漏れ出すことはありませんからねえっ!」

 

 ヨシツネはどうも説明口調になるようだ。

 しかし、そんなことを言っている場合ではない。このままでは俺たち全員がやられてしまう――。

 

「さあ、お終いにしましょう!」

 

 と思った、そのとき。

 

「これでチェックメイト……と思ったかもしれへんけれどなあ」

 

 雷の一撃がヨシツネに襲いかかる!

 その一撃はジーク――ひいてはサイカから放たれたものだった。

 

「……何故、何故ブレイドから力を得ることの出来ないただのドライバーが……!」

「そりゃあ、ただのドライバーなら出来へんやろうなあ」

 

 ジークは剣を肩に携え、うんうんと頷く。

 

「けれど、もし、ワイの身体の中にコアクリスタルが埋め込まれているとしたら?」

「!」

 

 ヨシツネはのけぞる。

 

「あなた……ブレイドイーターですか!」

 

 ヨシツネの言葉に、ジークは笑みを浮かべて、やがてゆっくりと頷いた。

 

 

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