…どうぞ!
この世は、恨み恨まれ生きている。 それとは別の意見として「そんな事は無い」とゆうのも出てくるだろうが、それはただの自己暗示ぐらいにしかならない……。 まぁ、何が言いたいかというと『そのぐらいしかない価値観はクソ喰らえ』だ……。
「何やってんの……、お兄ちゃん?」
ソファに項垂れている俺の真上から小町が不思議そうな顔をして覗き込んでいた。
「いやなぁ、少し考え事をしていただけだよ」
「ほんとうかなぁ……、由比ヶ浜さんとか雪ノ下さんの事を考えていたんでしょ」
「いやいや、俺は可愛らしい妹の事を考えていたんだよ」
などと、冗談ギリギリのラインで返答した。
「いやぁ〜ん、ってそんな訳ないでしょ。 考え込むのもいいけどたまには小町にも話してくれてもいいんだよ? あっ! 今の小町的にポイント高い」
っと小町は上機嫌で言い放ち身体を近付けてきた。 …あれっ、小町ってこんなにいい子だったけ??
「お、おう… その時はしっかりと助けてもらうからな」
「任せておいて。 お兄ちゃん!」
と言い小町は少し眠たそうに俺の肩に頭を置いた。 居心地の良さそうな甘い声を漏らし、「おやすみ、お兄ちゃん」って………、おいおい! 寝る時は布団で寝ましょうね、風邪ひいてしまうよ。
「小町、寝るなら自分の部屋で……、もう寝ているかぁ」
小町の寝顔を見ながら(あぁ〜平和だなぁ)としみじみと感じる。 この幸せな雰囲気を崩さないように、なるべく物音と振動を立てないように小町を部屋までお届けしなければ…。
が、持ち方は……、お姫様抱っこでいいか。
ぐっと小町を持ち上げた。 そして、くるっと持ち直してっと……。
何とか起こさずにお姫様抱っこまで出来た。 問題はこれからなんだよなぁ……。 小町を抱えてこの後どうするかだ。
解決の策も無く、途方に暮れている俺の目の前で「すぴー すぴー」と気持ち良さそうな小町の寝顔が目に入ってきた。
その顔を見るたびに攻略の鍵が見つかりそうになる。 うむ、もういっそのこと二人ともソファで一緒にソファインでもしようかな?
…それもいいが、やっぱり夜は冷えるからなぁ。
いくつもの試行錯誤の結果……、最後の判決を決定した。
……………
…………………………
「……お兄ちゃん? これはどうゆう事?」
んっ? ……あぁ、考え抜いた結果、一緒にソファで寝ることにしたんだっけ?
う〜んっ! とおおきく背伸びをして、小町に昨日の出来事を話すことにした。
「ほら、あの時小町寝てしまっただろ。 だから、起こそうと思ったら俺もつられて寝てしまってだなぁ」
…真実だよ、真実。 改竄じゃないよ… 真実だよ。
っと在り来りな言い訳をついたが。
「うん…、普通じゃないね」
普通じゃない……、そもそも普通とはなんだ!?
テンパり過ぎて、思考もおかしくなりだした。 まぁ、元々おかしいのは認めるけども。
「えっとだなぁ。 何もなかったぞ」
「まぁ、何かあっても無くても小町はお兄ちゃんを責めるつもりは無いよ。 途中で寝てしまった小町にも責任はあるかも」
「何か…、ごめんな」
さっきの小町の発言にうるっときてしまった、やっぱり、小町はいい子! 本当にいい子!!
「両方ともってことで、おはよう! お兄ちゃん!」
「あぁ、おはよう小町」
そんなこんなで、昨晩の事件?っは解決した。 俺も小町も無理な体勢で寝ていたせいか、寝違えていて少し痛い目にあった。 …まぁ、なんだ、不可抗力とは言え小町と久しぶりに一緒に寝れたとゆうことは良かったことだな。 ……シスコンじゃ無いよ、…シスコンじゃ。
それから時間が経ち学校終わりの放課後。
もう既に大体の人は帰っており、只今部活に行くか迷っている。
決して行きたくないからとかではない、むしろ行って残り僅かとなった小説を読み切りたいぐらいだ。
…しかし、現在それよりも大事なことがあってだなぁ。
「八幡……、今日二人でどっか食べに行かない?」
そう……、あの天使よりまさる戸塚に上目遣いされながら誘われている。 これは千載一遇のないチャンスと言っても過言ではない。 その流れで告ってもいいよな?
「あれっ!? 部活じゃないのか」
「うん…、今日は休みだったから…」
うーん! このなんとも言えない感じ… とても好きです。 このさりげない会話が未来栄光に続けばいいと本気で思う。
(たまには部活に行かずに別のことをしてもいいかなぁ?)っと思い、机に手をつきスッと立ち上がる。 早めにここを出ないと由比ヶ浜とかに捕まってしまうから、なるべく急ぎ足で……。
急ぐついでに、ちゃっかり手を繋ごうと頑張ってみた……。 さりげない感を出しながら精一杯やっている。
たまに、手の甲と甲が当たった時に戸塚が「あっ…」と甘い声を零す。 あまりやり過ぎると俺の理性が壊れかけそうなので、やり過ぎ注意だ。
「八幡… 少しいいかな?」
「んっ? どうした? 戸塚のお願いならなんでも聞くぞ」
「あのぉ……、由比ヶ浜さんが…」
…えっ? 何? もう戸塚と付き合っている事がバレた?
いやいや、そうではないと自分自身に言い聞かす。 今は由比ヶ浜が納得する言い訳を考えなければ…。
スっと由比ヶ浜の方を向き、少々俯き。
「これはだなぁ…、由比ヶ浜」
「えっ? 何が?」
あれ? あまんり気にしていない?
少し安心して、目線を由比ヶ浜に向けた。
…ちょっと待ってくれ、由比ヶ浜に向けられている目線がとにかく心に突き刺さるんだが。
「そんな目を向けてどうした……?」
「いやね、その右手がねぇ」
由比ヶ浜は妙に手の事を気にしている。 何か問題でもあるかと思い、(ふっと)手の方を見る……。
『あっ……』
そこには、戸塚と一緒に恋人繋ぎをしている自分の手が見えた……。
「八幡…、恥ずかしいよ……」
戸塚は頬を赤くして、由比ヶ浜はえげつない程の目力で俺に訴えかけてくる。 まぁ、これは事故だから… 仕方がないよな。
一瞬意識がぶっ飛びそうになりながらも必死に恋人繋ぎに耐える、ここで、恋人繋ぎを解消して今までの経路話せば由比ヶ浜も許してくれるはずだが、そんな事をしたらこの比企谷… 一生の悔いが残ってしまう。
「行くぞ、戸塚!」
「えっ! 八幡、このまま?」
「あぁ」と言って、由比ヶ浜から逃げるように教室を後にした。 恋人繋ぎの件はそのままで行こうと思う。 …今外すと減速してしまい、追いつかれてしまうかもしれんしな。
別に繋いだままでいたいとかそんな訳……、あるかも。
どうも、初めましてまつ壱です!
前書きでも言ったと思いますが、二次創作を書くのは初めてです。
(必要なので二回言いました…。)
やっぱ、オリジナル作品とは違ってきて、結構新鮮で書いてて楽しかったです。
この続きも書いていきますので、今後ともご愛嬌よろしくお願いします!