グレイトジェネレーション ゼロフォウルの野望   作:匠 良心

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次はドラえもん・・・第2の悪の存在と・・・あの科学者が登場です。


青い猫型ロボットの序章

 

 

197X年

 

 

ここは東京・・・そしてこの町にある一つの家に勉強も運動も駄目な小学生を助けるために未来からやって来た猫型ロボットが住んでいる。

 

 

そして、今、その少年が遅刻して学校へ行ってる最中、その青い猫型ロボットは・・・

 

 

 

 

 

「ワハハハハハハハハ!!」

 

 

 

漫画を読んでいた。

 

 

 

彼の名はドラえもん、彼は22世紀のロボット工場で開発された。子守り用ロボットとして生み出された・・・が突然の不運かドラえもんの方だけ雷が落ちたせいでほかの猫型ロボットとの性能が遅れていたのだった。

 

ロボット学校卒業後、ドラえもんはセワシと呼ばれる少年の子守り用ロボットとして楽しい日常を過ごすのであった。

 

だが、また不運とドラえもんが昼寝している時、小さなネズミ型ロボットによって両耳をチーズと勘違いして噛られたのだった。そのせいでドラえもんはネズミを見ると拒否反応を起こすのであった。

 

 

ロボット病院で頭を直した結果、耳は無くしてツルツルの何もない頭、ガールフレンドには笑われ、ドラえもんは大泣きで黄色い部分は剥がれ落ち、声も枯れてしまったのだった。

 

 

そこでセワシは自分の先祖である野比のび太を助けてほしいと言うことでドラえもんに頼んだ。

 

ドラえもん曰くそうなったら歴史を変えたことで航時法によって捕まるんじゃないかと不安していたが、セワシはその件はあまり歴史に影響を及ばないから心配ないとのことである。

 

そしてドラえもんは先祖であるのび太を助けるために胸のポケットの秘密道具でいろいろなことで助けるのだ。

 

 

 

 

「あ・・・どら焼がもうないや・・・」

 

 

 

ドラえもんが頬張っていたどら焼は一瞬でなくなり、ドラえもんは下に行って洗い場に行こうとした時

 

 

 

 

ジリリリリリリン! ジリリリリリリン!

 

 

 

突然、黒電話からベルが鳴り、ドラえもんは急いで、皿を洗い場に置いて黒電話の方に向かった。

 

 

ガチャ

 

 

「はい、もしもし、野比ですけど・・・」

 

 

『あっドラえもん・・・』

 

 

「え?のび太くん?」

 

 

何故か電話にのび太が出ていた。・・・のび太は今、学校に行っているはずなのに・・・

 

『実は今、宿題のノートをランドセルに忘れてしまったから取りに来てよ・・・場所は空き地で落ち合おうよ』

 

 

 

「え?のび太くん!?なんで今学校に・・・「ブッ」あ」

 

 

ブーブーブー

 

 

切れた。

 

 

 

「しょうがないな・・・」

 

 

ドラえもんは渋々、宿題のノートを手に取り、タケコプターで空き地まで飛び立った。

 

 

 

「まったく!のび太くんは本当に馬鹿の一つ覚えがないんだから・・・・・・でも」

 

 

 

ドラえもんは疑問に思った。それは

 

 

(なんでのび太くんはあの時、電話に出てきたんだろ?普通なら電話に出たことすらないのに)

 

 

 

そう疑問に思い、ドラえもんは目的の空き地にたどり着き、その目の前に突っ立っていた少年がいた。

 

 

「のび太くん!」

 

 

のび太であった土管の方を向いているので、後ろを向いていた。

 

 

 

「ねえ、のび太くん、約束の宿題のノートを持って来たよ・・・まったく、本当に君はいつまでたっても駄目なんだから、そんなんじゃ立派な大人になれないぞ!」

 

 

ドラえもんは愚痴をこぼしながら近づいて来たが後ろを向いてるのび太は何故か無反応だった。

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

「のび太くん!どうしたの早く宿題のノートを持って学校に行くんだよ!聞いてるの!のび太く・・・!?」

 

 

ドラえもんがのび太を前に向かせようとしたその時、

 

 

 

「え!?」

 

 

「・・・・・・」

 

 

ドラえもんが見たのはのび太だと思っていたロボット人形だった。そしてその人形の目から・・・

 

 

 

ビーーーーーーー

 

 

 

バリバリバリバリバリバリ

 

 

 

「あわわわわわわ!!??!!」ボテッ

 

 

 

電気のビームを発射してドラえもんの機能をマヒした。

 

 

 

「ようやく、くたばったか」

 

 

そこへ土管の後ろから現れた少女が現れ、マヒして倒れたドラえもんを蹴って確かめた。

 

 

 

「よし、これで・・・」ピッピッピッピッ

 

 

そしてその少女はポケットからスマートフォンを取り出し、電話をした。それにこの時代にスマートフォンと呼ばれる物を持っている者などこの時代にはいない・・・

 

 

 

 

「もしもし、Dr・・・今例のロボットを捕らえたところだよ」

 

 

 

『そうか!ご苦労!そのロボットを持ってもとの世界に帰ってこい』

 

 

 

「わかった・・・」

 

 

 

少女は空間から穴を出現させ、ドラえもんを担いで穴の方へ入った。

 

 

 

ここは中は広々しているが薄暗い研究所

 

 

「くくく・・・あの猫型にはいろいろな秘密道具を持っていると知ったとき・・・あれがあれば・・・奴らを、プリキュア共を殲滅出来る!」

 

 

 

「おめでとうございます。マスター・・・」

 

 

 

そこに現れたのは、かつてプリキュアを憎む者と闘った人造プリキュア・・・ラスト・・・そしてその生みの親である。

 

 

「ワシの才能を受け入れてくれた・・・ゼロフォウルに感謝だな・・・ワハハハハハハハハ!!」

 

 

 

盤怒宗介がそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの時、ドラえもんのいる世界でのび太、しずか、スネ夫、ジャイアン以外の人間はドラえもんに関する記憶はなくなっていた。

 

 

そして次の日にしずかの家で部屋がガランとしていた。しずかの両親は“自分には娘なんかいない”と証言していた。

 

 

そして次の日にのび太がいなくなり、両親はのび太という息子なんて知らないと存じた。それを聞いたジャイアンは納得できなかった。

 

 

何故、ドラえもんが消えて、次にしずかが消えて、最後にのび太・・・が消えたのか?そして何故、みんなは彼らのことを忘れてしまったのか?彼らを知っているのは・・・・・・ジャイアンとスネ夫である。

 

 

 

この二人が後に異世界からやって来た者たちと最大の戦いに挑むのは・・・まだ先の話・・・

 

 

 


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