開催された太陽武闘会
会場にはゾロゾロと100以上の選手達が巨大なリングの上に立っていた。
ひかり「すごいですよ!こんなに多くの人たちが出場するなんて!」
直江「こんな多人数でどう勝負すんだよ」
観客席で興奮するひかりとすこしふてくされている直江、
そして、実況席からのマイク音が流れる。
『全国のみなさん!ついに・・・・ついにこの日がやってまいりました!!』
『世界超人連邦主催による“太陽武闘会”果たして最強の超人戦士は誰なのかっ!!?』
ゾロゾロゾロゾロ
総弩「うおおお!こんなにいんのか?周りを見るだけでみんな強そうって思えるな」
総弩は周りの出場選手を見ているとそこにポニーテールで纏った少女が上のほうを睨み付けているところを目に止まる。
?「・・・・」
総弩「あの子・・・・」
総弩は彼女が睨み付けている方向をみるとそこにはスキンヘッド悪そうな顔でこちらを見下ろす男性に目を止める。
総弩「なんだ?あいつ?」
『大会のルールを説明します。まず第一回戦は予選試合!“バトル・ロイヤルです!!』
実況の言葉に一同はざわつく。
「バトルロイヤルって、敵味方関係なく戦って生き残るあれか?」
『そのとおりです。ですがこのバトルロイヤルにはある重大なルールがあります。』
『?』
『それは超人能力(シュロム)を使わず己の肉体のみで戦って勝つとのことです!!』
『えええええーー!!!』
バトルロイヤルのルールに驚愕する選手や観客、それはなぜかと反論する。
?「よこせ!」
実況『おーーーっと!なんと、太陽武闘会主催者の”サン・グラース“が自らルールを説明されます。』
その時、主催者がマイクを取って説明する。
「私が太陽武闘会主催者、そしてこの太陽武闘会優勝者、サン・グラースである。何故この1回戦がバトル・ロワイアルを企画したのか・・・それは・・・」
グラース「いつまでも超人の力を頼らず己の肉体の信頼を試すことだ!」
「「「?」」」
グラース「知っての通りシュロムは人間の限界を超えた存在、古来からその力で国と国との戦争を超人達の格闘試合という代理戦争によって被害は最小限となった。そして、時が流れ、それは人々にとって大きな習慣となり娯楽となりどちらか最強を決めるほどになった。だが」
「シュロムが発現する確率が90.0%という数値この大会の参加者の中にシュロムを発現できず
「へっそれじゃ参加しただけ喜んで闘いは負け確定じゃん!」
「「「「はははははははははは!!」」」」
参加者の一人の一言によって周りは大笑いした。
総弩(アイツの言い方なんかムカつくな・・・)
総弩はグラースを睨み付ける。
「だから私はこの大会に一般参加者の中にも強い者がいると信じている・・・」
総弩「?」
信じている・・・その言葉に総弩は疑問をよぎる。
グラースはそれを言い終わり、マイクを実況者に渡した。
実況者『で・・・ではこのバトルロイヤルで100の内12人生き残れば試合終了、そして制限時間は30分!それではみなさん!』
『レディ・・・・』
総弩「・・・・」
選手達は全員構えをとる。
「ごおおおーー!!!」
to be continued
次回予告
100人のバトルロイヤル
これまでの戦いを生かす総弩、そして出会うライバル!
謎の野望を抱く少女
暗躍する謎の男
次回
12人決定!
ぶっちぎるぜっ!!